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ポジティブな気持ちで60代以降を迎えられるために/『今からでも間に合う! 会社人生「55歳の壁」突破策』

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成功する経営者は皆、多読家。「TERRACEの本棚」では、成功している経営者が注目している、読んでいる書籍をご紹介してまいります。

今回は、『今からでも間に合う!会社人生「55歳の壁」突破策』。本書の編集を手掛けられた、かや書房の白石泰稔氏に見どころを伺いました。

『今からでも間に合う!会社人生「55歳の壁」突破策』

まずは私、本書の編集担当・白石泰稔の体験談から。私は1990年に株式会社PHP研究所に入社し、月刊誌の編集者を務めた後、政治・経済・ビジネス系の書籍編集を行い、2008年には編集長に就任。売れる本も多数つくっていたおかげで、会社からの評価は高まり、著者を含めた社外人脈も広まりました。「50代半ばまで最前線で突っ走り、60歳でハッピー・リタイヤかな♪」と妄想していましたが、世の中そんなに甘くありません。

会社の方針で、リーダー層の若年化が図られ、既に50代に突入していた私は閑職に。やや腐れ気味だった私に「一緒に働かないか」と声をかけてくださったのは、大手出版社を定年退職後に自身で出版社を立ち上げた社外の先輩でした。その先輩に「よろしくお願い申し上げます」とメール送信。ところが喜びも束の間、コロナ禍で会社は事実上の倒産……。

当時、本書の書名ではありませんが、私は「55歳の壁」にぶち当たりました。「この年で拾ってくれる出版社なんて、ないよな……」と思ったものです。ところが、捨てる神あれば拾う神あり。たまたま連絡を取り合っていた精神科医の和田秀樹先生が、現在の職場の社長に「こういう編集者がいるんだけど……」と紹介してくださり、私は救われました。

会社勤めの方は誰しもが「55歳の壁」に直面する

今にして思えば、当時の体験が本書を企画するトリガーだったのかもしれません。なお、私のように転職を繰り返した人間でなくとも、会社勤めの方は誰しもが「55歳の壁」に直面します。会社人生も「終わり」が近づき、事実上の「戦力外通告」である役職定年がモチベーション・クライシスの深刻な原因にもなっている55歳……。
「65歳までの雇用が維持されているといっても、実質は60歳で定年、その後は再雇用という現実で、年収は新入社員並み……。かと言って、今さら転職にも踏み切れないし、ましてや起業など……」といったモヤモヤが、「55歳の壁」の正体です。

本書の著者である大塚寿氏は、〈この壁を突破できるか否かは、その方法を知っているかどうかが大事なのですが、知っている人だけが得をする裏技が意外に多い現実をご存じでしょうか?「ズルい」とは思いませんか?知っている人だけが得をするなんて……。〉と説いていますが、これはハッタリやデタラメではありません。

大塚氏は、株式会社リクルート勤務時代に数えきれないほどの法人営業を行い、その際に培った人脈とノウハウを武器に独立起業後は事業を拡大させ、またライフワークとして各界キーパーソンへの「1万人インタビュー」を継続しています。本書を含む大塚氏の著作に満載されている情報やノウハウは、その「1万人インタビュー」に裏打ちされた「ファクト」なのです。本書では、「55歳の壁」の突破策、どちらにするか迷った時の処し方、その正攻法、裏...

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