読書日記vol.7(噛み合わない会話と、ある過去について)

 過去の記憶について、自分と相手との間でズレが生じることってあると思う。一方は忘れてしまうようなこと、でもう一方は記憶に刻まれている。罪の意識を相手が持ってなかったり、罪自体忘れてしまっていたら、許せないだろう。自分もそんなことをしてしまっているのではないかと不安にもなってくる。ぞわぞわする作品、現代の薄暗いところを短い話の中で物語ってくる。

私は学生時代、すごく"先生"というものが嫌いだった。分かりやすく明るく自分に懐く人を優遇する、そんな人が多かった。そんな中でも明らかに私に害をなす生徒の一人を気に入っている先生が嫌いだった、質問をしても素っ気なく返す、その生徒とは雑談をする。先生も人間だ人を選り好みするのは仕方ないと思ったが、成人式でスピーチするのは許せなかった。私の祝いの席でもあるのだ。先生にありがたみを感じている人間のばかりではないのだ、町長などいっそ縁もゆかりもない人間を連れてこいと思った。

いけない!いけない!暗いぞっ!私!
今日はここまで!

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