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【暴論】ヤクザドラマーが教えてやる。「バンドマンの間違わない楽器選び」

ATMに預入れするかの如くパチスロには万札バンバン行くくせに、機材に出す数千円は出し惜しむそこのバンドマン。
耳が痛い話だろうが、そんな「正気」なお前達に俺が間違えない楽器選びを教えてやるよ

正気って言葉に違和感を覚えたか?
正気も正気よ。
「俺はなんてダメな人間なんだ」「やりたいことに金を使えない俺はクソだ」「あの金があればあの機材を買えたのに」
金のないバンドマンはみんなそんなことを考えてるさ。ギャンブルを例に挙げたが、金のない理由はなんだったとしてもな。
それを正気と言わずになんと言うんだよ
アーティストやミュージシャンがこぞって求める「狂気」はな、そんな生温い感覚で養われちゃいないのさ。

遊戯王見たことあるか。
まあなんでもいいや、好きな漫画やアニメの一つくらいはあるだろ。
遊戯王で例えると、あの漫画の登場人物は高々カードゲームのために命を賭けたり魂を賭けたりそりゃ大変なんだ。
イカれてるだろ。カードゲームだぜ?ガキがみんな遊んでるあれだぜ?
それを「狂気」って言うんだよ。
お前らの好きな漫画やアニメでも一つくらいは同じ例えが出来るはずだ。
お前らが持ち合わせた誰しもが抱える当たり前の悩みや劣等感なんて、あいつらには必要ないんだよ。
そんなことに構ってらんない。
イカれてるから。

俺たちミュージシャンはどんなに地の底這いつくばろうが泥水啜ろうが、
「常に音楽を愛し続けること」
と、
「音楽をしてる時の自分を愛し続けること」
が1番大事と言うかミュージシャンたる必須条件だろ。

大当たりの確定音で脳みそやられてるお前らでもわかるように言うと、
「どんなに苦しくても音楽だけは1番に考える」
これが狂気への第一歩だよ。
カードゲームに命賭けるくらいにはな。

安心しろよ、俺もまだまだ「正気」だから、お前らの気持ちもわかるよ。
昨日競艇で家賃までスっちまったお前の為に、俺が「後悔しない楽器の選び方」を教えてやる。

楽器買った後に「家賃払えないけどこの楽器買ってよかったー!くぅー!」って片腕挙げながら酒でも飲もうぜ。
最悪家なんてなくても外フラフラしてりゃなんとかなるよ。
俺たちには音楽があるぜ!兄弟!!

•楽器選びのコツその1
「本能に従え!!」

タイトルそのまんまなんだが、もちろん欲しい楽器あるよな。
買うだけだよ。何を迷ってんだよ
「この楽器買っちゃったら生活が..」
アホ抜かせ。お前の生活は音楽なんだよ。
「金なくても買ってよかった!やったー!」と思える楽器を買わないから後悔するんだろうが。
無駄金使った気分になってな。
ようやく貯めたお小遣い全部使って買ったお菓子やゲームの感動まで忘れたのかよ。
別にいいけど音楽に対して偉そうに講釈だけは垂れるなよ。
お前は楽器やったことないやつより楽器を触れるだけの、正気を保った一般人なんだから。
妥協した楽器では妥協した音しか出ないだろ。気分然り音然り、プレイする際如実に現れるはずだぜ。
それをわかっててなぜ迷う?
買うんだよ。それしか無いだろ。

•楽器選びのコツその2
「レビューなんかクソ喰らえ!」

俺の親父はジャズバンドのバンマスやっててさ。
俺がドラムやろうって決めた時に、なけなしの小遣い使ってPearlの7Aサイズのスティックを初めて買ったんだよ。1000円くらいだったけどさ。大金だった。
そしたら親父には、
「そんなwwwwwサイズのwwwwwほっせぇスティックwwwwwwwwwwwww吹奏楽入りたての女子高生でござるwwwwwwwwwコポォwww」
って煽られたわけ。
ムカついて7Aのスティックだけは使わなくなったよ。
俺の中で「7Aのスティックは初心者のガキが使うもんだ」って印象が付いちまった為だな。 

でも今俺は7A使ってるぜ。なんでだと思う?

単純だよ。

俺が1番使いやすいサイズで、尚且つ出したい音が出せるサイズが7Aだってだけだよ

この事から何が言えるかわかるか?
答えは、「人の意見や常識が自分のプレイに良い影響を及ぼすとは限らない」って事だな。
俺が7Aを使うのには理由もきちんとあるよ。

•そもそも手癖でアタックが強くなりがちな俺が出音を抑える為
•軽い分アタックの調節がし易く、脱力しやすい為
•「こんな図体なのに7A使ってる」って話ができた上に、尚且つ俺の出すマックスのアタックは普通の7Aの音ではない為(音がでかい)

最後の話は余計な話にも聞こえるだろうが、そんな事はない。
その人間の意外な一面、いわゆるギャップや2面性と言った点は人としての面白さを出すことができるし、面白い人が出す音ってのは音楽の聞き心地をよくするからだよ
ナルシストとか自意識過剰とか勝手に言ってろよ。お前が俺をどう思ってるか知らねえけど、俺はこう思ってるってそれだけの話だから。
お前は人にどんな指摘をされても絶対に曲げないような確固たる意志はあんの?
それが無い奴に煽られても、なんの話してるかあんまりわかんないわ。人をいびる前に考える事あんじゃねえの。
もちろんこれは人の話を聞くなって言ってるわけじゃ無いよ。聞いて試して、その中で正解を見つけ続けるミュージシャンの業の渦に飛び込んでけって話だよ

•楽器選びのコツその3
「かっこよけりゃ良いだろがい!」

究極見た目だよ。見た目に惚れた奴選べば良いんだよ。
自分がその楽器のことを「めっちゃ良い!!!」って思えないとテンションあがんねえだろ。
テンションあがれば音楽良くなるなんてのは、どんなに売れてないバンドマンでも共通のことだよ。それはなんとなくわかるよな?
最初の話に戻るけどさ、「音楽をしてる時の自分を愛し続けること」って常に自分のことをかっけえ!って思い続けれないと叶わないわけね。
肉体的な見た目以外でも響くものがあるってことも、楽器やってるお前ならならもちろんわかるだろ。
「カッケェから買った!」って理由は決して不純なんかじゃ無いぜ。
そんなのを貶してくる奴がいるバンドは社会人の集まりだから抜けちまえ。人間のカス共がよ。
安定な収入得て、結婚して、子供作って、旅行行って、幸せに人生を全うしろ。羨ましいぜ..おっと、また正気になりかけちまった。危ねえ

そして結果だ。

お前は自分がどんな奴になりたいとか、目標っていうかビジョンはあんの?
別にメモリーツリーみたいに紙に書き起こせとか言わないけどさ、少なからず憧れてるアーティストがいたりとかモテたかったりとか、楽器やろうとしたきっかけがあるわけじゃん。
それをいつまでも忘れずに、初期の衝動をいつまでも心に宿しておけよ。
案外単純なんだよ。自分が音楽をやる理由なんてのは。
自分の衝動、ビジョンのために必要な機材を買え。迷うな。失敗したら売り捌いて次の楽器を買う金の足しにしろ。
それだけできてりゃ、少なくとも満足はするぜ。
約束するよ。
一緒に頑張ろうな!

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