故郷は遠きに有りて
思うもの
と言っても
縁が少なくなくなると
故郷の感じがしなくなってくる
・・・けれど

わが故郷は茨城県。
茨城県の山と言えば筑波山。
（西の方はわかりにくくてすみません）
でも３歳前までしか住んでいなかったので
記憶は少ない。
それ以来もそう訪れたわけでもないし
親が転勤ばかりでそれどころではなかったし
強い郷愁の想いは持っていない・・・
と自分でも思っていた６０年弱。
それが約５年前、２週間ほどの入院があって
病棟は７階。
検査入院に近いものだったので、暇で暇で。
朝は陽が登るところを眺める事から始めていた。
そこで再会したのが故郷の山。
遠くに小さくボケてしか見えないけれど
何でどう調べても、確実にその山。
「うなぎ美味しかの山」と間違って歌っていた山。
朝の太陽が登る頃に目を細めて見ていたら
迂闊にも涙。
絵を描き始めていつかは描いてやろうと思っていて
やっと実現。
でも涙でぼやけてしまっています。

山は良いです。
それぞれに特徴があって
故郷や想い出の地として郷愁を感じたり
その山容を目に焼き付けている方もいるでしょう。
山頂から見た景色を懐かしむ方もいらっしゃるでしょう。
登るばかりでなく、下から見上げた姿に
遠くから見る姿に
故郷を感じる方も多いと思います。
そしてそれは幸せな事なのかもしれません。

そろそろ、山は冬支度のようです。