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JAMPの試行錯誤⑤:パブリックリレーションズについて

JAMPの試行錯誤⓪:はじめに」で書かせて頂いた通り、全6回の「JAMPの試行錯誤」では、ステークホルダーの皆さまとオープンな「試行錯誤」を行なわせて頂くため、JAMPプラットフォームのあり方や目指す方向について、私が現在考えていることを様々な切り口で共有させて頂きます。

今回の「JAMPの試行錯誤⑤」では、私たちJAMPが、お客様や所属プロフェッショナル(含む候補)、パートナー企業、社会といったステークホルダーとどのような関係を構築・維持したいと考えているかについて、お話させて頂きます。

JAMPが描くステークホルターとの理想の関係

何回かお話させて頂いていますが、私は、JAMPプラットフォームが将来的には何らかの形で公共性を持つエンティティになることを目指したいという考えを持っています。

そのときのJAMPがどういう形であるべきなのか、どういうスケジュール感で、どういうやり方でそこに至るべきなのか、考えなければならないことは多々あります。それを私ひとりだけでなく、ステークホルダーの皆さまと一緒に「試行錯誤」させて頂きたいと思っています。

JAMPプラットフォームは、金融事業者にとっての「金融事業支援プラットフォーム」、金融専門人材にとっての「就業プラットフォーム」、様々な強みを持つ企業にとっての「付加価値提供プラットフォーム」というように、様々な側面を持つことを目指しています。

このようなJAMPプラットフォームをのカタチを創るのは、実際にこのプラットフォームを利用し、恩恵を受けるステークホルダーであるべきであり、それを可能とするためには、一方的な情報発信に偏るのではなく、双方向のコミュニケーションに基づく関係性を構築する必要があると考えています。

いわゆるPR(Public Relations)戦略に対する違和感

私は、このようなステークホルダーの皆さんとの関係構築と維持に関する考え方や方針こそ、当社が求めるべき「Public Relations」であると整理・理解をしています。

ただ、いわゆるPR(Public Relations)に詳しい人に色々とお話を伺うと、「人々の認識・行動を変える施策」「第三者に当社のことを語ってもらう」「付加価値を正確に認識してもらう」とか、何だか良くわかったような良くわからないような説明ばかりを聞くことになってしまいます。

もちろん、当社の存在やサービスを正確に認知してもらい、JAMPプラットフォームを活用して頂くことは重要ですし、そうありたいとは思うのですが、それだけだと何だか違和感があります。

私たちが目指したい関係性というのは、当方の考えやビジョンを対象の人々に働きかけ、それに賛同してもらったりするというイチ方向性のものではなく、逆に力点としては、ステークホルダーの皆さまから当方にフィードバックを頂くという方向、もしくはステークホルダーの皆さまの中にある何かを探るというカタチのコミュニケーションを重視する関係性なのです。

もしかすると私は教科書的な「PRとは何ぞや」を理解していない素人なのかもしれません。でも、少なくとも、当社やJAMPプラットフォームが理想とするステークホルダーとの関係性については、現時点では誰よりも良く理解していると思います。だとすると、それが教科書的なPR(Public Relations)かどうかは正直どちらでも良いのではないかと考えています。

コミュニケーションにおけるトライ&エラー

こうした半分開き直りのような考えのもと、過去数か月にわたって幅広いステークホルダーの皆さまと、様々な手法で手を変え品を変え、JAMPプラットフォームの目指す付加価値やカタチなどについて、コミュニケーションをさせて頂いております。

単に正確な情報やデータを発信するのみならず、その背後にあるビジョンやミッション、それらに対する想いやその変動までも伝えることで、より双方向性が高まるのではないかと考え、そうしたコミュニケーションに最適なサポートを提供して下さっているPR Table様のサービスやPR Times、noteといったツールも活用しています。

ただ、現時点では、ステークホルダーから当社に対するフィードバックの方向性のコミュニケーションが難しく、対面での個別ミーティングなどでの意見交換という形態が中心になってしまいます。他に良い手段やツールも思い浮かばないので仕方ないとは思いますが、より双方向のコミュニケーションが活発化し、充実するような仕組みや手段が無いかを引き続き模索していきたいと思っています。

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