keiichi_w

日本人、ライダー。

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最近の記事

BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA

ちょっと昔の話になってしまうのだが、当時は外回りの営業の仕事をしていて、ラジオを聴きながらノルマに追われながら残業100時間こなしながらお客さんを回っていた。なんせコンプライアンス何それおいしいの?(いやはやこの表現自体がもうすでに古いわ)という時代だったので、ノルマと残業にはなんの抵抗もできずにいたんだけど、これはちょっと酷い酷すぎるあんまりだ訴えてやるという事態になってきたので、マジでそういう方向への行動を準備した方がいいかなあと思ってたところに、別の営業所の連中が集団で

    • レイ・ブラッドベリ 華氏451度

      ニーヴン&パーネル「悪魔のハンマー」クラーク「渇きの海」ヴォネガットjr「プレイヤーピアノ」ホイル&エリオット「アンドロメダのA」フィニィ「盗まれた街」バロウズ「地底世界ペルシダー」デッシュ「人類皆殺し」グイン「所有せざる人々」メルル「マレヴィル」ヴィンジ「雪の女王」ゼラズニイ「アンバーの九王子」ローマー「時の罠」スミス「宇宙のスカイラーク」アシモフ「宇宙気流」まだまだあげればきりがないのですが、これらすべて愛読したSFが、すでに書店から姿を消しています。文化としての書物は淘

      • 666-APHRODITE'S CHILD

        『音楽』と言う言葉がその通りに『音を楽しむ』ことなら、例えば、今、こうしてパソコンに向かってキーボードを打つ音、或はマウスのクリック音、はたまた、走る車のエンジン音、テレビの声、時計の電子音まですべてがその素材になり、耳に心地よい旋律にのせた素敵な詩だけがそうではないと言えます。ただ、それが無意味な音の羅列ではただの騒音ですから、如何にその音で心象を表現できるかが大切になってきます。 『666』はギリシアのバンドAPHRODITE'S CHILDが72年に発表した2枚組トータ

        • 周回遅れで韓ドラにハマった結果

          なんとかクラス→イソかわいい 不時着→セリかわいい ウヨンウ→ウヨンウかわいい サイコ→サイコかわいい 恋慕→あ、やっぱウヨンウがかわいい(ウヨンウじゃないけどな) その年→ごめん、やっぱイソがかわいい(イソじゃないけどな) ビンセンチョ→ホン弁護士めっちゃかわいい トッポギ→ごめん、今までの全部忘れて、キムゴウンがいちばんかわいい  かんだま→ちがう、一番かわいいのはムドク、間違いない グリッチ→でもホン弁護士もかわいいよなあ(ホン弁護士じゃないけどな) かんだま2→一番か

        BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA

          龍臥邸事件

          名探偵とその助手が事件を解決するパターンと言えば、やはりコナンドイルが生み出したホームズとワトソンのコンビが思い出されます。このスタイルは多くのミステリ愛好家に親しまれており、後の推理小説でもこれを踏襲した作品がたくさんありますね。ところで、もしこの助手が単独で難事件に遭遇してしまったらどうなるのでしょう。見事解決できるのか、それとも結局、一人で解決できずに誰かの手を借りる事になるのか、とても興味があります。もちろん、プロの作家たるもの、おもしろそうだけで作品にはしませんね。

          龍臥邸事件

          アトポス

          何事にしても第一印象は大切なもので、例えば小説など最初に読んだ作品で評価が決まってしまう事も多いのです。最初に読んだ作品がそれなりですとそれなりの作家になってしまいますが、逆に目が覚めるような作品ですと、その後のその作家の評価がかなり偏ってしまいます。客観的な評価が出来なくなってきますね。 『アトポス』は御手洗潔が活躍する人気シリーズの長編推理小説です。ホラー小説の最新作を完成させたベストセラー作家が殺されます。それは切断した首を銀の皿の乗せる残酷な手口でした。時を同じくして

          アトポス

          バンクシー展 天才か反逆者か

          名古屋で開催されている『バンクシー展 天才か反逆者か』に行ってきた。 元名古屋ボストン美術館で開催されたんだけど、料金もなかなか立派なんで、どんなもんか期待半分不安半分だった。結果的には2フロアに渡って所狭しと多数の作品があり、映像や、ディスプレイも凝っていて満足できる内容だった。 バンクシーは社会批判的な内容のゲリラアートで有名だが、例えば資本主義のもたらす過剰な消費行動、国家間の不毛な争いによる破壊活動、そして芸術と商業主義の相反する矛盾などを、街の落書きという形で問題

          バンクシー展 天才か反逆者か

          百億の昼と千億の夜

          ここでは『百億の昼と千億の夜』について語りたいと思います。 (本編の重要な内容に触れていますので未読の方はご注意ください。) 『百億の昼と千億の夜』は、日本のSF作家、光瀬龍が1967年に発表したSF小説です。非常に希有な作品で、20世紀の日本SF文学を語る際に、避けては通れないと言っても過言ではないでしょう。もっとも、かなりカルトでマニアックな作品でもありますので、一般の読者にはほとんど知られていないかもしれません。そして、作品に対する評価も、傑作、名作と言われる一方で

          百億の昼と千億の夜

          chasing hope - BONNIE PINK

          前作”BackRoom”はセルフリメイクアルバムでした。セルフリメイクアルバムと言えば聞こえはいいですが、過去のヒット曲を引っ張りだしてきてアレンジを直して、1曲だけ新曲を入れたアルバムの事です。これは大物アーチストが曲を書けなくなって売れなくなって、仕方なく過去の遺産で食ってく為の手法で、現役のアーチストがやる事ではないと思っていました。それを愛すべきボニーちゃんがやってしまったのは、かなりショックでした。でもアルバムは良かったんですけどね。往年の名曲が、当時はとんがってま

          chasing hope - BONNIE PINK

          PINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

          ネタのない時に不定期で連載するこのシリーズも9回目になりました。これまで数々のプログレバンドを取り上げてきましたが、いよいよ登場してもらいましょう。Pink Floydです。プログレ界の皇帝、あるいは仙人的存在、あるいは孤高のプログレバンドなどと揶揄されるこの音楽集団は、1967年にイギリスで結成されました。以後、数々の名曲、歴史に残るアルバムを発表し続けて、今なお、世界の音楽シーンに大きな影響力をもっています。私がこのバンドと出会ったのは、Yes、King Crimsonと

          PINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

          人生に物語の名言を

          「タフでなければ生きていけない、やさしくなくては生きている資格がない。」 フィリップ・マーロウ/プレイバック 「一流のパイロットだからできることとできないことがわかるんだ。未熟なパイロットが死ぬのはなんでだと思ってるんだ?」 ビル・ケアリ/もっとも危険なゲーム 「この距離でその銃をぶっ放したら、弾はおれの体を貫通してあんたの体も撃ち抜くぜ。」 朝倉哲也/蘇る金狼 「いつだったか、裸足でサボテンの上に飛び降りたやつに同じ質問をしたことがある‥‥その時はそれが正しいと思ったそうだ

          人生に物語の名言を

          バーバレラ(68年アメリカ映画)

          以下のテキストは2009年に書いたものです。 いやー、すげー映画です。何もかもぶっ飛んでます。うわさ以上に軌道を外れてました。もはや人類の存在意義さえもナンセンスです。このような作品が完成して日を見る事ができたのは、まさしく奇蹟と言えるでしょう。 映画『バーバレラ』はジェーンフォンダ主演のSF映画です。宇宙飛行士のジェーン演じるバーバレラは、行方不明になった科学者デュランデュランの捜索を依頼され、捜索に向かいますが‥…。 以下ネタバレでいきます。 冒頭から伝説的に語り継が

          バーバレラ(68年アメリカ映画)

          エヴァンゲリオンに至るSFアニメ絶対正義の没落

          以下のテキストは、2009年7月に書いたものです。青臭いことを書いていますが、黒歴史としてここに残しておこうと思います。 以下本文。 SFアニメの源流ともいえる作品は、ともに72年放送の「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」でしょう。おそらく同世代でしたら、その名を知らない人はいないと思います。どちらも興行的には大成功で、後の世代への文化的影響度も大きく、評価も高い作品です。 この2作品で描かれる世界は実に単純です。正義の味方であるところのマジンガーZ、あるいはガッチ

          エヴァンゲリオンに至るSFアニメ絶対正義の没落

          宇宙戦艦ヤマト2199とジェームス・キャメロン、あるいはAKB48、Perfume

          以下のテキストは、2012年5月に書いたものです。青臭いことを書いていますが、黒歴史としてここに残しておこうと思います。 以下本文。 AKB48が大人気です。私もテレビドラマで大島優子さんを知ってから、彼女のファンになったんで、彼女たちの動向には注目しているのです。テレビなんぞ見なくても、今はインターナットの動画サイトという便利なものがありますので、彼女たちの動画だけをピックアップで見る事が出来るのです。いいですね、プロモーションビデオなど、実に良くできています。見ていて

          宇宙戦艦ヤマト2199とジェームス・キャメロン、あるいはAKB48、Perfume