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物理本になった「無数の銃弾」はあなたの本棚によく似合う

 逆噴射小説大賞をきっかけに集まったパルプスリンガーたちが、電子パルプマガジン「無数の銃弾」を発行したのは2020年6月のことです。あれから実績を積み重ねて今ではVOL.5をリリースしています。

 そうやって世にパルプの銃弾を撃ち込んでいるうちに、Amazonが日本でペーパーバック版のサービスをスタートしました。これは偶然ではないでしょう。無数の銃弾を物理本化しろとの天啓に違いありません。

 すでに原稿は入稿してあるのだから、出版は簡単。赤子の手をひねるようなものです。ただ、赤子の手をひねるってかなり精神力と残酷さが求められるので、むしろそれよりも簡単。なんて良いサービスを開始してくれたのか、Kindleよ。

 それなりに紆余曲折(画像サイズが合わないとか、表紙と裏表紙が一枚の紙だと知らなかったとか、ページ数を変えると背表紙の幅が変わるのでレイアウトからやり直しになるなんて初耳とか、印刷するなら表紙絵の高解像度版を準備しないといけないとか、なんかわかんないけど印字が薄くて文字が読みづらいのを修正しなきゃとか、そもそもの文字サイズが小さすぎるから読者が全員老眼鏡を持っているかどうか確認しなきゃいけないし持っていないなら文字を大きくする必要があるとか、でも文字サイズを変えるってことはページ数が変わるってことでつまりあの背表紙が)を経て、ついに物理本が完成したのです!

それがこれだ!

 価格は801円となりました。これは印刷代とかKindleに支払う費用だけで、我々ユダン・ナラナイ・パブリッシャは1円も受け取っていないのです。やはり電子書籍を現実の世界に召喚するわけですから、コストがかかるのは真っ当なこと。
 でもちょっと高いな……と感じた方もご安心ください。

「無数の銃弾 創刊号」電子版無料キャンペーン

 ペーパーバック版の販売を記念して、電子版が無料になるキャンペーンを実施します! 9/1から9/4 17:00までの期間、Kindleで無料ダウンロードできるようになります。そう、電子の本棚に納めるのはゼロ円なのです。すごすぎる。

 ちなみに創刊号の表紙絵は、note創作大賞2022優秀作品賞を受賞した岩村月子さんに描いていただいたものです。今回、物理本を出版するにあたり、手直しとアドバイスをしてくださいました。本当にありがたや。

 ただいま無数の銃弾VOL.6を準備中です。来年1月に出版できるよう頑張っていますので、そちらのほうもどうぞ応援ください!

電子書籍の表紙制作費などに充てさせていただきます(・∀・)