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【中庸 議事録】



読み終わるまでにとてもとても時間がかかりました。
難しい言葉を大変分かりやすく解説してあるのですが内容が内容なだけに読んでは閉じて読んでは閉じてを繰り返しました。

もちろん最後のページに至ったからと言って内容がすべて頭の中に入ったわけではありません。一読して内容が血肉になるわけではありません。
部分に分けるなどしながらずっと読んでいく本になると思います。

第一講から
「正」とは「一」と「止」から成る
「この線で止まれ」ということを表している
本来、人間の常識として持っているべきこと
そしてそれを教養とよぶ
つまり「正しい判断ができるのが教養」である

「性」については3つの説明がある
人間性:人間の骨格と言ってもいい根本
理性:精神、意識、霊魂
生命性(天性):天が一人一人に与えたもの

人の本性は「仁義礼智」
性に従うことを「道」という

「中」とは
喜怒哀楽がまだ出てこない状態
心が安定している状態
自反(自らを省みる)と内省(心の中を省みる)は「中」を味わうということ
「節に中る(あたる)」は節度にあたっているということで「和(か)」という
「和」とは「中」からきている
感情の浮き沈みがなく「中」を保とうとすると節度というものがわかってくる
中と和をいたすこと「中和」という

第三講から
組織を運営するときには9つの原理原則がある
「曰、身を修るなり」
身を治れば則ち道立つ
「賢を尊ぶなり」
賢を尊べば則ち惑わず
「親を親しむなり」
親を親しめば則ち諸父、昆弟怨みず
「大臣を敬するなり」
大臣を敬すれ則ち眩せず
「羣臣をたいするなり」
羣臣をたいすれば則ち士の報礼重し
「庶民をいつくしむなり」
庶民をいつくしめば則ち百姓つとむ
「百工を労うなり」
百工労えば則ち財用足る
「遠人を柔くるなり」
遠人を柔くれば則ち四方これに帰す
「諸侯を懐んずるなり」
諸侯を懐んずれば則ち天下これを畏る

『中庸』は「偏らないこと」や「普通・凡庸であること」以外に「その場における最善の選択」という意味も持っているそうです。
言葉を読むとその通り、と思うことばかりですがそれが難しい。
やっと一読できた程度の学びですが一歩ずつ少しずつ。。

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