「浜松から通ってるの？！！！！！」
とよく驚かれる。

勤め先は東京・六本木。
ドアツードアで片道2時間ほどかかる。
それでも浜松に住む理由。

家族で一緒に暮らしたい

から。

夫はプロサッカー選手。
ジュビロ磐田に所属している。
結婚した時は横浜F・マリノスに所属していたのでなんの迷いもなく一緒に暮らすことが出来た。

マリノスでの3年間を経て
夫はジュビロ磐田へ移籍する事を決めた。

夫には「私の事は考えなくて良いから自分のやりたい事をやって」と伝えている。
なんて寛大！と思われるかもしれないが、
恐らく夫が違う職業に就いていたら
そんな事は言えなかったと思う。
・プロサッカー選手は何十年とできる仕事ではないこと。
・私自身やべっちF.C.を担当してきたのもあってサッカー選手へのリスペクトがあり夫のことをリスペクトしているから。
・今合わせられるのは私の方。
ということでそんな風に言えたのだ。
もしも夫も局のアナウンサーだったらお互い譲り合って考えようとなっていたはずだ。

ジュビロ磐田への移籍の時期と私の産休育休の時期が偶然重なった。
とりあえず迷いなく家族で一緒に住めることになった。

しかし産休育休期間の終わりが近づいてきた。
どうしようか。
家族3人で暮らしたい。
元々夫は子ども好きで、
もちろん息子のことが大好きである。
息子も夫が大好きだ。
そして息子はとんでもなく可愛い。
現在2才半。
子育ての先輩たちによると
この時期はとんでもなく可愛いらしい。
特別な時期なのだ。
みるみる成長していくこの可愛らしい時期を
夫が近くで見られないのは私も嫌だなと思った。
仕事を辞めるのか。
仕事を続けるのか。
仕事は続けたい。
別居するか。
うーん。
ちなみに夫は私がしたいようにしてねと言ってくれた。

そこで私は働き方を工夫することに決めた。
浜松に住みながらテレビ朝日に勤めることにした。
ここには色んな葛藤があった。
会社にはとても感謝している。
それは追々書けたらと思う。

仕事復帰をしてから長年サブを担当していたくりぃむクイズミラクル9に出演した。
くりぃむしちゅーの上田晋也さんに
こんな感じの働き方で復帰しましたと
報告させていただいた。
上田さんも2児のパパである。
「その働き方を会社がオッケーしてくれるならそれが一番いいよ。」と言っていただいた。

別の現場で一緒になったパパスタッフさんにも
家族で一緒にいたくてこの働き方をしていると話したら
「その方がいい。その時期はほんと可愛い。中学生になったら親に近寄らなくなっちゃうから。」
なんて教えてもらった。

色んな家族のかたちがある。
正解はない。
今これでよかったと思っている。
息子が成長したらまた考え方も変わるかもしれない。
私が今一番優先したいのは

家族で一緒にいること。

だから私は浜松に住んでいる。