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学生が自走するきっかけを紹介する授業

講師のスタンス

先日、専門学校の入学前授業を行いました。

インテリアデザインを軸にして、
デザインの役割とやりがいについてかく語りき。
インテリアのみならず、グラフィックにも雑貨などにも
積極的に刺激を受けてほしい旨を伝えました。

それぞれの分野の専門性を武器にして、
デザインで目的達成する。
デザインにおいてはスペシャリストかつゼネラリストであってほしいです。

その後にワークショップでは、
人を意識した空間模型にチャレンジしてもらいました。
1/50スケールの人間をおいて、
そのサイズを意識してホワイトモデルを作っていきます。
建築は特に実物大での検討が難しいので、
以下にイメージすることができるかが勝負です。
イメージする力を養ってほしいとも伝えました。

はじめての模型づくりで奮闘する学生さんたち

みなそれぞれ真剣に取り組んでくれてひと安心。
入学する目的なんかを聞きながら、
希望に満ち溢れてるなぁとこちらもうれしくなりました。

時間内にテーマと造形を合わせてなんとか完成。
時間内に仕上げる大切さを説きつつ、
自信をつけてもらえれば今回の目標達成かな。

同じ課題でも十人十色

学生さんに対する授業では、
いつもこんな感じのことを伝えています。

講師の中には自分の経験から教え込もうとする人がいます。
そういう講師に限って上から目線で、
普遍的な内容ではなく自分ができただけのことが多い。
(講師の能力が高いとは限りません)
学生によって能力差があるのは無視です。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」です。
そのところを読めないダメな講師の例です。

そうならないように自戒して、
教えるというよりも、
自分で研究する手がかりを紹介する感じです。
そうすれば、自走できる
解答集を覚えて答えるのではなく、
自分の意見を持つことが大切です。
それは自分のユニークなオリジナルのアイデアになる。

もとい、数ヶ月後の来年度が楽しみです。

※専門学校や大学での講師はもちろん、
 空間を体感するワークショップも行っています。
 ご関心のある方はお問い合わせください。

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