DMEC/慶應義塾大学KGRI環デザイン&デジタルマニュファクチャリング創造センター

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鎌倉市・松尾市長に聞く、市民と共につくる循環型社会とは?

古都・鎌倉の文化と多くの神社仏閣などの歴史的遺産を有し、三方を山、一方を海と豊かな自然環境に恵まれた日本有数の観光都市である、鎌倉市。 日本国内のナショナル・トラスト運動発祥の地でもあり、市民の環境共生意識の高さでも知られている本市は、できる限りゴミをゼロに近づける「ゼロウェイスト・かまくら」の実現を掲げており、リサイクル率は、人口10万人以上の自治体のなかで1位(52.6%・2021年)を誇ります。2018年6月には内閣府の「SDGs未来都市」に選定され、同年10月には「

    • Good Sharing Kamakura・みなみなおこさんが描く、循環の先にある“今よりちょっといい”地域の未来

      鎌倉を拠点に、環境課題を持つ「地域」と技術を持つ「企業」の連携でサーキュラーエコノミーを実践している「Good Sharing Kamakura」。プラスチックごみ削減を目指す取り組みとして、スチールカップのリユース利用の普及に取り組んでいます。中心となってプロジェクトを推進するみなみなおこさんに、これまでのプロセスや今後の展望についてお話を伺いました。 Q. みなみさんのご活動内容と、「循環」とのかかわりについて教えてください。 私が経営している株式会社naluでは、社

      • 慶應義塾大学教授・田中浩也先生が考える、循環型まちづくりにおける「中都市」の可能性とは?

        日本を代表する古都、鎌倉。東京都心から電車で1時間ほどの距離でありながら、山に囲まれたこの街ではふとした瞬間に鳥のさえずりが聞こえ、南に歩けば相模湾と出会います。また、かつて幕府が置かれた地として市内には多くの寺社や歴史的建築物が残り、この地に長く続く人間の営みも感じられます。 この鎌倉の地で現在起こっている「循環」をテーマにしたまちづくりのムーブメントが、慶應義塾大学環境情報学部教授の田中浩也先生が主導する、JST共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)での産官学民

        • COI-NEXT本格型1年目の活動について

          プロジェクトリーダーの田中浩也です。 2022年の夏に、10名の高校生リサーチャーらと一緒に考えた未来ビジョン「循環者になるまち~社会でまわす、地球にかえす、未来へのこす~」を起点とし、2030年までに達成する具体的なターゲットや、必要な5つの研究開発課題、拠点の自走化・持続化の戦略など全体構想をまとめて「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創社会」と提案した我々のプロジェクトは、2032年までの10年間続く「本格型」プロジェクトとして採択されました。 そこへ

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