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象の研究

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象の研究 九

象の研究 九



我が家の時計は全て狂っている。

いや、詩的な意味ではなく実際狂っている。居間にある時計は直しても直しても1週間で5分は早くなるし、両親の部屋の時計(僕が幼稚園の頃に使っていた目覚まし時計)は1週間で15分は遅れる。ここまでは長針短針のあるアナログな時計の話だが、風呂場の給湯器に表示されているデジタルの時計も3分早いのだ。我が家の時空が歪んでいるのだろうか。スマホやパソコンではインターネットを

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象の研究 八

象の研究 八



象の研究である。

さてさて最近は何していたかと言うとお金のことを考えたりしていた。お金のことを考えるって何だか罪悪感があるのだけど幼稚だろうか。別にそんな教育を受けた覚えもないのだが。罪悪感とまではいかなくても何かかっこ悪いとは思ってしまう。誰かがお金を得ると言うことは誰かがお金を失うみたいに感じてしまったり。もちろんお金を失った分、別のものを得たりもするわけだけれど。幼稚と言われるかもしれ

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象の研究 七



先日延期を発表したイベント、そう「象の研究」の日程が決まった。詳しくは会場のFJ`sさんのHPで確認していただくとして、10/31である。新型コロナも落ち着いているといいのだけれど、難しければまた延期になるかもしれない。FJ`sは故深町純さんのお店だ。尊敬する先輩のお店でイベントをできるのは光栄の至りです。いつか必ずやります。その頃にはこの象の研究のnoteは何回までいっているだろう?

とい

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象の研究 六



さて、象の研究である。

そもそもこの象の研究のnoteを始めた理由は、五月に開催する予定だった弾き語りソロ用のイベント「象の研究」に向けて何か準備できないものだろうか?ということで、しかし、こちらのイベントは延期になってしまった。延期の日程に関しては追って沙汰があると思うのでよろしくお願いしますってところだ。

最近の私はと言えば、七十二候というピアノ曲シリーズを始めたところである。こちら月

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象の研究 五

象の研究 五

お分かりいただけただろうか。絵が致命的に下手なのが。絵心があるかどうかは角度を変えた絵を描けるかというところにあるのではないかと思っているのだが、象を正面から見た絵を描こうとしたこの絵。カブトムシにしか見えない。いや、カブトムシにさえ見えない。生涯忘れることはないでしょう。生涯忘れることはないでしょう。

というわけで最早なぜ書き始めたかさえも忘れてしまいそうな象の研究である。前回象が人間の可聴範

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象の研究 四



少し時間が空いた。時間ができたのではなく前回書いてから時間が経ってしまったという意味だ。

さて結局この前回書いてから今日まで象について考えたことは一瞬も無かった。ここ最近映画などを見ることも多かったのだが象は一度も出てこなかった。漫画や小説にしてもそうである。こんなに象に触れ合わずに生活できるなんて意外だ。いや意外ではない。だって象だもの。

と書いてる間にみなさまが知らないであろう象の知識

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象の研究 一

象について考えたことなどない。
象が好きだと思ったこともない。
象にまつわる記憶もない。
しかしだからこそ今、象の研究である。

きっかけは部屋の整理をしている時に見つけたメジャー。いつどこで手に入れたのか、もしかしたら貰い物だったかもしれないから記憶に無いのかもしれない。象を模ったメジャーが見つかったこと。そもそもメジャーを使う機会さえ思いつかないのになぜこれをとっておいたのだろうか。それは愚問

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象の研究 二

SNSだけ見てわかった気になったり報道だけ見てわかった気になったり、もしかして自分で体験したことや感じたこともあるのかもしれないが、中途半端な自分の真実を人に押し付けるのはどういうことなのだろうか、しかし、私の象の知識といったら全く曖昧で、今その曖昧さを証明する。

曖昧を証明するというのは一見意味の無い行為だが、自分自身を把握するには良いことなのでは無いか。つまりこれである。

私の現在の象への

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象の研究 三



象のキャラクターを可愛いと思ったことがない。そもそも今や市民権を得たゆるキャラもどうも納得がいかない。ゆるくないキャラを見たいという思いを秘めていつかノーベル賞でも貰えるつもりで頑張っている。

そんなわけでしかし、興味が無く可愛いとも思わない象のキャラクターに思いを巡らせる。象のキャラクターで一番有名なのは前回も書いたダンボだ。ダンボは耳が大きくてその耳を羽ばたかせて空も飛べるという強力な生

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