undertaleのはなし~【フリスク死体説】~

咳が止まらんくて寝られん~!!こんばんは、蛍石です。年末年始の足音が着実に近づいてますが、こちらは絶賛風邪引き中です。鼻は洪水みたいだしずっと咳き込むし、早く治さんとあかんぞ……

さて。趣味における今年一番の収穫は「undertaleのクリア」じゃないかと思います。数年前にリリースされてから、称賛しか耳に入ってこなかった魔のゲームでした。プレイ動画は何があっても見るな、プレイするまで待っていろという諸先輩方の教えもあり、ほぼ何も知らない状態でプレイすることができました。以下、感想交えた考察もどきなので、未プレイだったり見たくない方はバックしてくださいだよ!!!





……【だらだらと感想と考察っぽいことを書く決意に満たされた】……

んで、クリアまで一直線に突き進んだわけですが、初見のアズゴア戦はたまった涙で視界を揺らしながらの戦いだった。BGM神かよ…   次のフラウィ戦はフリスクと共に不屈の精神で挑み、Pルートはおっかなかったけどハッピーエンドのために何とか乗り切った。

RPGの醍醐味は、主人公とプレイヤーのリンクだと思っています。「負けるな」「一緒に頑張ろう」「やってやろうぜ」という意気込みをいかに主人公に注げるか。そういう意味で、undertaleはとても琴線に触れることになった、大切にしたいゲームです。

そいで、プレイした人が誰でも囚われるであろう「フリスクって結局なんなの?」問題について、私もずーーーっと考えてしまってる。

蛍石は【フリスク=キャラの死体+プレイヤーのタマシイ説】を今のところ推してます。

フリスクの肉体が死体なんじゃないの?って考えた理由は大きく3つあって、

①目覚めた時「包帯」を持っている(キャラの棺にあった「ミイラの包帯」と同じものでは?)

②顔色が黄色(「ジュジャイジャコのミイラ」というのがあって、検索してもらうとわかるのだけどかなり黄変してるんだよね。肌が。色味がフリスクのそれとすんごく似てると思う。目元の感じも含めて)

③落ちてきた人間だとは明示されてない(花畑の下=埋葬された場所から甦った可能性が捨てきれない)

諸先輩方も指摘してるから何番煎じかわからんけど、以上の点を踏まえて自分のスタンスは【死体説】かなあと。

ゲームオーバーのときのアズゴアの呼び掛けは、あくまでキャラの肉体が記憶を保持してたものなんじゃないかな…と思ったり。「undertaleというゲームをプレイしよう」として突如キャラの死体を苗床に新タマシイとして宿ったプレイヤー、それゆえ全く新しい人格として目覚めたフリスク肉体の記憶として微かに存在するタマシイ無しのキャラ(=ナレーター)、の三人で進行する物語としたら、なんとなく個人的には腑に落ちる気がする。たぶん。

細かいところの整合性はね!考えるとこんがらがっちゃうから置いとくとして、ね!!とりあえず「真実はtoby氏の中」ってことで!!

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気になる台詞がある。パピルスが「別の時間軸の兄ちゃんにイタズラされるの、勘弁だよね」みたいな事を言ったんだけど、これは彼が「兄がワープすること」と、「ワープが時間軸の移動であること」を理解しているという考察でおk???

undertaleで一番好きなのがパピルス(プレイする前は全然気にしてなかったキャラクターなのに、お茶目さと男らしさにやられた。リアルスターだよ…)。愛すべきバカ(誉めてる)なのかなと思ったけど、フラウィと接触していて、かつフラウィに好かれていることを考えると「バカ」ではなかなか済まされないだろうな、という。現にアンダインの家の窓をぶち破ってフィールド外(マッピングされてない真っ黒なところ)に出る、対戦後「友達ができた!」と浮かれて家に戻る時のモーションがマップを無視して縦横無尽に動く、というメタ的な細かい離れ業をやってるし、なによりフォントネーム持ちだから第四の壁を越えてくる製作者サイドのキャラクターなのかもだ。ガスターやサンズ、フラウィのように露骨に越えては来ないけど。


あとサンズ=ネス説にはびっくりというか。一度説を見ちゃうとそうとしか思えないです、色々条件が揃ってて。

メタな話をすると、undertaleはtoby氏が作成したmother2リスペクトのゲームの非公式続編的な立ち位置だとか(うろ覚え)。であればエッセンスとしてmother2との関連性を混ぜこんでても何らおかしくはないなあと。ストーリーの根幹にはほぼ関わってない部分(ですよね?)だと思うから、分かる人だけ分かればどっきりするかもよって感じだと捉えてますがどうなんでしょ?

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ところで、undertaleの魅力は「見かけと本質、魅力は違う」「真実は隠されていて、必ずしも暴かれるのを良しとしない」「時に善人より尊いのは、自分の言動に責任を持つ者だ」という複雑なメッセージを感じるところだと思う。

このメッセージたちはプレイヤーの矜持やプライドをずたずたにしてくる。これほどまでに自分の好奇心を呪ったことはないわ…。現に怖くて(正しくは、知りたいけど世界観を不穏にする決意を持てないので)Gはプレイできてないし。

表面が幸せならそれでいいじゃないか。なにも秘匿されてる嫌な部分まで見なくてもいいじゃないか。ハッピーエンドで良くはないか?知ることはそんなに良いことか?見て何になる?知らないことが幸福なのに』

こういう問いかけを肌に感じると共に、「なぜフリスクの目が閉じていて、対するキャラが開眼しているのか」に馳せるとぞっとするものがある。

しかしこの作り込みようと、プレイヤーに考え方を一任するスタンスは塩梅が難しかったろうなと本当に舌を巻きます。undertaleのキャラクターたちは「生きている」。一辺倒なやりとりだけでなく、ウィットに富んだ生身のコミュニケーションがある。これまでのRPGに対するアンチテーゼであり、逆手に取った挑戦なんだわとすぐわかる。toby氏の深い(深すぎる)ゲーム愛たるや、とゲーム好きは恐れ、また感涙するのでした。まる。

新規の考察でもなく、ただの垂れ流しですみません。所感の備忘録として記録してますので、よしなにです汗

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あーーー。ドットの使い方も最高だし、言わずもがなBGMは良曲揃いだし(マフェットのテーマと設定画面のテーマとアズゴア戦のテーマが好きすぎるんじゃ~)、ユニークさもピカイチだし欠点を探せってのが無理じゃない?っていうゲームだった。

デルタルーン(DELTARUNE)も待ち遠しいですよね!!いくら長くかかろうとリリースを待っていますとも。



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読まなくてもいい蛇足。

自分は雰囲気ゲーと言われるゲーム群がとても好きです。あとミステリーホラーやRPG。同じ趣味の人がいたらいいなあってんで、以下愛して止まないゲームをメモ。やったことある!ってソフトが7割くらい被ってたらいい飲み会ができるはずです。

ICO、ワンダと巨像、人喰いの大鷲トリコ、大神、風ノ旅ビトはこの上なく好き。葛葉ライドウシリーズ、逆転裁判シリーズ(ゴーストトリックみたいな巧舟作品含め)も愛してる。

クラッシュバンディクー(リメイクありがとう!!!パチパチ!!!!)、サルゲッチュ、パラッパあたりにはps黎明期お世話になったし、携帯機だとポケモン、どう森はやりこんだ。どれもスルメ味があって思い出すとやりたくなるよねえ。

ゴシック、ホラー関連だとRule of Roseが一番好き。デメント、クロックタワー2、FolksSoul、SAINTS 聖なる魔物 、Rusty lake(アプリ)もとても良い。Bendy and the Ink Machineもよきです。カートゥーン味といったらホラーじゃないけどcupheadも挙げねばだ。

RPGはテイルコンチェルト(サイコネの続編ソラトロボも良かった。KOKIAさんの歌声…)、ボクと魔王が好き。前者はpsで初めてやったゲームなので、蛍石の性癖を大きく歪めた犯人でもある。

ps、ps2の奇ゲー、バカゲーも好きなので、なんとか手に入れられないかと画策してるとこでもあります。


やりたいゲームが多過ぎる。老後が楽しみじゃわい。

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