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選択される学校(8)〜不登校と学校〜

中学校になると、なぜ不登校が増えるのか?


今日は中学生の話が中心です。

私の中では、いくつかの壁を迎える年齢があります。
15歳、18歳、20歳、25歳、30歳
これらの年齢の時が大きな節目の年齢だと思っています。

今日からは、この中の15歳までのお話です。
15歳は中学3年生、高校受験を迎える年齢です。

中学生になると、義務教育終了が見えてきます。
中学卒業後の進路について、どうするかを考えないといけない3年間なのです。この3年間は本当に子ども達にとっては、ものすごく変わる3年間といってもいいと思います。

前回、お伝えしましたが、ようやく村のコミュニケーションで話せるようになった小学校から、全く知らない人たちが一気に増える中学校になり、当然、街のコミュニケーションになってしまうのですが、そんなことはできないことから、戸惑う中学1年生が多いのです。

ちょうどその頃、子ども達が中学生になる前後くらいから、子ども達は思春期に突入していきます。

自分とは一体、何者なのか?
人と比べて自分はどうなのか?

などと精神面でも揺れ動いていくのです。その上、第2次性徴を迎え、目に見えて体つきが変わっていく自分や周りの人達の様子に、戸惑い、落ち着かなくなります。

今までは家族、特に親に頼っていたのが、だんだん友達中心になっていきます。外に目が向いていくのです。そこで、どうしても村のコミュニケーションで話をしようとするために、小グループができて、そのグループを中心に学校生活が送られていくようになります。

村のコミュニケーションが通用しなくなること、精神的、肉体的に落ち着きを失っていくこと、自立に向けて外に目を向け始めること。小グループに分かれて行くこと。

これが中学生になって一気に始まるのです。

そして、3年後の入試があり、そのために評価される、人と比べられる、ということまで起こってくるのです。

学習も急に難しく感じるようになります。一部の小学校でも行われているようですが、教科担任制となり、先生によって教え方も違えば、教科の特性もはっきりしてきます。

小学校との制度の違いによっても、戸惑うことが多いのも、中学校の特徴です。

今まであげた中で、どれか一つだけでもうまくいかないことが出てきたら、一気に不安感が強くなることは容易に想像できると思います。

ですから、なんとなく、みんなが不安感を感じていると、そんな雰囲気になるのです。

そうすると、これまで書いてきた通り「不安」「恐怖」が体に出てきたり、学校に行こうとしても行けなくなったりするのです。

中学1年生に不登校が多い理由は、ここにあると思っています。

ここに上げたことは、中学校の一面です。他にもいろんなところがあるのは、ご存知の通りです。

それでも、どうしても子ども達は元々不安定なところに、この「不安」を煽るものして、「学習」と「評価」、そして「高校入試」あることは避けることができないものだと思います。

この続きは、また、後日、お話ししたいと思います。

不登校の子どもを持つ保護者への支援




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