いまとあるプロジェクトでPMO的なポジションを依頼され、私を含めてチームメンバーをアサインしたのですが、メンバーから「PMOってなんですか？」「PMとの違いはなんですか？」という質問があったので、今日はこの辺りをまとめてみたいと思います。

そもそもPMとPMOって何の略？って人もいると思いますので、まずはそこから。
PM：Project Manager
PMO：Project Management Office

そして、PMとPMOのそれぞれの基本的な定義を見ていきましょう。

PMとは、プロジェクトマネージャーのことで、具体的なプロジェクトの遂行と成功に直接責任を持つ人物を指します。彼らはプロジェクトの目標を設定し、リソースを管理し、チームメンバーを指導し、リスクを評価し、スケジュールとコストを監視します。

一方、PMOは組織の一部であり、複数のプロジェクトを通じて品質、一貫性、効率性を向上させるための役割を果たします。PMOはプロジェクトマネジメントのベストプラクティスを標準化し、プロジェクト間の調整を行い、各プロジェクトのパフォーマンスを監視します。

それぞれの役割を簡単に説明すると、PMは一つの船（プロジェクト）の船長であり、その船が目的地に到達することを確認する役割を持つ一方、PMOは全ての船（複数のプロジェクト）が同じ方向を向き、安全に航行できるように支援する役割を果たす港の管理者、と言えます。

PMとPMOは密接な関連性を持ちつつ、異なる視点と役割を持っています。PMはよりタクティカルな役割で、具体的なプロジェクトの遂行を担当します。一方、PMOはより戦略的な役割を持ち、組織全体のプロジェクトマネジメントの品質と一貫性を保つ役割を果たします。

これらの理解を深めることで、各プロジェクトの成功だけでなく、組織全体の効率性と生産性の向上に貢献できます。そしてそれは、個々のビジネスマンにとって、スキルを上げ、キャリアを前進させる絶好の機会となるでしょう。

PMとPMO、どちらもビジネス遂行にとって欠かせない存在です。それぞれの役割を理解し、互いに助け合うことで、より大きな成功を手に入れることができます。これからのビジネスの道程で、PMとPMOの知識が皆さんの成功につながることを願っています。