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01.文章を書く

少し久しぶりに文章を書いてみようと思う。

最近、もっぱら文章を書くのは、日記の上のみになっている。日記というのも毎日書くようなそんな立派なものではなく、気の向いた時に書く雑記帳のようなもの。「書きたい」と思った時に取り出してきて、毎回、ペン先の乾いた万年筆を湿らせるところから始める。書き初めは決まって「3ヶ月ぶりにペンを取った。」

そんな日記帳も書き始めて7年が経ち、ようやく1冊が完成した。大学を卒業し、社会人1年目から書き始めている。日記帳を振り返ると、その時の自分の未熟さがわかったり、ハッとする一言に出会ったりする。その時聞いたラジオの中身を書き記したり、他人との関係性を書いたり、いろいろな内容が書いてあり、全くまとまりがない。ただ日記を書く時は決まって、何か整理したいことがあるときだった。そういった節目に書いてきた日記は、自分にとってのターニングポイントが記されていると言える。

さて今回久しぶりに文章を書こうと、noteのアカウントを作成した。あるエッセイをAudibleで聞き、改めて文章を書いてみようと思い立ったからだ。日記ではなく、ちょっとした公の場で。文章を読み書きすることは、私にとっては天敵みたいなもので、小学生の時からずーっと嫌っていた。しかし、オーストラリア・メルボルンに住んでいるとき(日本から出て、自分のやってみたいことはなんなのかを考えていたとき)、ある職場の同僚から「随筆をやってみたらいいんじゃないか」と助言を受けた。そのときの私には全く新鮮なアイディアだったので、「あー」というカラスのような相槌しか打つことができなかったが、その助言が6年ぶりに思い出される。

これが続くかどうかは飽き性な私のことなので、わからない。この1回で終わるかもしれないし、ひょっとすると続くかもしれない。あまり期待せずに次の「書きたい」タイミングを待つことにする。

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