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40年後の音楽レクリエーションを想像してみました。

40年後、高齢者入所型福祉施設での音楽レクリエーションについて想像してみました。それは、自分が利用者になった視点もふくみます。

そして、今、自分が企画している感覚で・・・想像しています。

どんな曲をえらぶのか

40年後、私が福祉施設を利用した時
集団での音楽レクリエーション、アクティビティを実施した時の「選曲」を思い付くままにあげてみます。

少し考えてみましたが、意外と難しいです。それは、音楽が多種多様化しており、「自分と聴いている音楽やアーティストがおなじだぁ 」という人と身近な人でほとんど会ったことがない現実があるからです。ライブ会場やフェス,ネット等の情報でやっと「こんなにいるんだぁ」と共感できる感じです・・・

ポイントは集団レクリエーションというところか・・・
参加者のほとんどの方がその曲を知っているということ、あと職員が知っていなければ選曲されないでしょう。
このあたりが選曲のポイントになるかと思います。

① 童謡、唱歌は定番である?

・故郷、季節の歌、春の小川、春、ふじの山、夏の思い出、我は海の子、里の秋、この道、夕焼け小焼け、赤トンボ、などなど・・・
しかし、私が「ご存じの曲」と思っている童謡、唱歌が今の小中高校生位の年代の方が知らないことも多くありましたので・・・少し不安あり

②流行した曲

・およげたい焼きくん ~ 幼少時代を思い出すか?
・団子三兄弟 ~ 意外性があり懐かしい、タンゴのリズムでのりのりになるか?
・ガンダムのオープニング ~ 幼少時代を思い出すか?男性に人気間違いない、ガンプラなんて用意されれば、懐かしくて目頭があつくなるか?
・ガンダムのエンディング ~ よく知っているね・・・という気分になるか・・・
・ドリフの大爆笑のテーマ ~ ドッドドリフの大爆笑!・・・現在の音楽レクリエーションでは「隣組」が主流であるが、その替え歌であるドリフのテーマが主流になっているかもしれない
・ピンクレディ、たのきんとりお 、松田聖子、いわゆるアイドルソング 「ぎんぎらぎんにさりげなく」など
・いわゆるCMソング ~ カッパッパ・・・のーめるのーめるのーめるのーめる・・・、正露丸、この木なんの木気になる木・・・などなど
・キヨシのずんどこ節 ~ 知ってるよ、「きよし!」って言える、分かる・・でもなんか違う・・・
・レコード大賞の受賞曲も挙げられてくるかも・・・

上記について、職員が知っているかどうか・・・微妙です。

③学校時代

・ラジオ体操の歌 ~ 夏休み  新しい朝がきた!希望の朝だ!
・卒業式の歌 ~ 「仲よく、遊んでくださった6年生の・・・」「ありがとう君たちあり~がとう!」
・ソーラン節、運動会 を思い出すか?、踊ってみるか・・

考えていたら、楽しくなってきました・・・

多様性から考えると・・今のカラオケ文化の雰囲気作りをするのがよいのか・・・

「カラオケ」のスタイルがそのまま企画できそうです。
しかし、昔のように曲を入力できない、自分で何を歌いたいかなどの発信することが難しくなった時にどうしたらよいか・・・

職員が「昔の曲」を知っているかどうかが重要になりそうです。

現在、私は昔の曲を知ることを意識しています。10数年前にはできなかったことが今できています。ネットから昔の曲を簡単に知ることができるのです。

40年後の音楽レクリエーションを考えてみる

現在、集団での音楽レクリエーションを実施する時、選曲について、考慮はしますがあまり困ることはないように感じています。それは、利用者の方の多くが知っていて、さらに私も知っている曲が多いということです。わらべ歌や童謡、唱歌をはじめたくさんあります。

しかし、40年後に、今のような集団レクリエーション、アクティビティを企画したときに、職員も知っていて私達の世代の多くの人が知っている曲はどのくらいあるのでしょうか・・・

身近な人と聴く音楽やアーティストが共通することが、ほとんどありません・・

音楽が多種多様になっており共通の知っている曲を見つけるのは難しいと思われます。童謡や唱歌が中心になってしまうのでしょうか?ジャズ、クラシック、ロック、邦楽、洋楽、ヒップホップ・・・限りなく幅広くなっています。今のようなレクリエーションであるのかわかりません。


・自分がそのレクリエーションに参加したいかどうか・・・
・年老いた時にどんな気持ちなのか・・・
・昔の曲をたくさん知ろう!!
そんなことを考えさせられました。

音楽レクリエーションを考えたとき、幼少時代の記憶を歌を通じて想いだし、表現することで生活の快を得ること、今現在に至るまでの生活を肯定的に表現できることもそのひとつとして挙げられると思っています。

しかし、単純に「音楽」は素晴らしい!!

こころが安らぎ、元気をもらえることを大事にしたいと思っています。



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