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トレーニングの質と量どちらが大切か。

 今回のテーマは、「トレーニングの質と量どちらが大切か」です。このテーマで記事を書こうと思ったきっかけは、僕がスペインとアルゼンチンでプレーしていた時の経験から、強く思うことがあったからです。はっきり言って、日本と海外では全く違った考えがありました。

 日本では、圧倒的に「トレーニングの量」の方が大切だと考える選手や指導者が多いです。「たくさんボールに触らせる時間を作る。」「反復練習する。」これらは、「トレーニングの量」を重視したトレーニングです。

 皆さんは、「1万時間の法則」をご存じでしょうか。これは、「1万時間努力を続ければ、夢は叶う」という法則です。「努力すれば必ず夢はかなう。夢がかなわないのは努力が足りないからだ。」という考えは、「トレーニングの量」を重視した考えです。努力の量によって夢がかなうという間あげです。
 ですが、間違ったトレーニングや、効果のない(効果の低い)トレーニングというのは存在します。試合で使えないことのトレーニングほど、必要のないトレーニングはありません。 
 例えば、「トレーニングの流れ」として、「①理解する ②できるように調整する ③できるようになる ④覚える ⑤すぐ使えるようにする」という流れがあります。この流れを大切にしたトレーニングを海外ではよくやります。海外では、全く疲れないトレーニング量で終わるときが多々あります。日本から海外に行った僕にとっては、海外のトレーニング量が物足りなかったのを覚えています。当時の僕は、「疲れること=トレーニング」「疲れること=成果」だと思っていました。あの頃の僕に、それは間違っていると言いたいです。
 トレーニングで大切なのは、「質」です。これは、間違いありません。トレーニングは、成長のために行います。レベルアップのためです。トレーニングの質が良ければ、成長していきます。課題を、1つ1つ解決していくことが大切です。トレーニングの質にこだわることで、「時間短縮」することができます。正確に課題解決していくことができます。
 そのうえで、「量」を意識したトレーニングは必要です。「スタミナ」向上といった「フィジカル的なトレーニング」に「量」は必要です。90分間のうち、1回だけ成功するスタミナでは試合で活躍できません。90分走った後に、プレーを成功させるためには、スタミナやフィジカル的な強さが必要不可欠なのです。ただし、間違えてはいけないことは、「量」だけで成長することはないということです。

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VORAZ FUTBOL CLUB(ボラスフットボールクラブ)は、スペイン産ポゼッションフットボールを体現する、滋賀県大津市のサッカークラブです。現在は、日本サッカー協会にチーム登録し、滋賀県・社会人サッカー連盟に加盟しています。活動の場は、主に日本サッカー協会主催の関西社会人サッカー・滋賀県社会人サッカーリーグ戦です。

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