それぞれの立場、それぞれの正義 相手側の視点から世界を見ることが出来ていますか?
世の中が煮詰まってきている。
既に色々とカオスだが、このままさらなるカオスが進む雰囲気がある。
多くの人の常識や想定の外とされることが、あまりにも当たり前のように現実に起きている。
色々な局面を経てきたが、まさに正念場といったところ。
戦争をはじめとした、国同士の争い。
国を超えた権力同士の争い。
自由と制限の間における、国民同士の争い。
考え方や思想の違いによる戦い。
資源・富・軍隊・経済・情報・サイバーなどの戦い。
宗教の違いによる、片方が生きる限り片方が生きられないという戦い。
メディアによる発信と個人の発信の戦い。
何事もなかったかのように無関心を貫く戦い。
それぞれが最も効果性を示すことが出来るような手法を主張で、日々を生きている。
だれもがそれぞれの立場において、それぞれの正義を貫くために必死に頑張っている。
それぞれの立場でゆずれないものがある。
それぞれの正義がぶつかり合っている。
その正義を貫くためには、時にはどこまでも自分に嘘をつき続けることもあるかもしれない。
その正義を行使するためには、多くの犠牲を伴うこともあるかもしれない。
相容れない正義に対しては、あらゆる手段を尽くして容赦なく相手側のエネルギーを下げて消滅させようとする。
そしてもし最善手が自分自身の犠牲ならば、容赦なくそれを受け入れて立場を全うする。
それだけ覚悟がある人同士が争っているのがひしひしと感じられる。
少しの油断や妥協も許せないし許されない状態。
極限状態で切羽詰まりながらも未来に向けて前進し続ける人もいる。
どのように世界を見るか。
どのように今を感じるか。
それぞれの人が何を望む未来として今を選ぶのか。
自分のコントロール可能な範囲ではどうにもならないこともあるかもしれない。
むしろコントロール範囲外のことの方が多いのかもしれない。
それであったとしても、必死に時代の流れに流されながら生き延びる。
そして自分だけの人生をどこまでも進み続ける。
パンデミック条約に反対する人。
それを無視する政府。
無視に対して批判をする人。
大臣や総理大臣を非難する人。
国を非難する人。
沈黙を続ける官僚。
フォーカスさせたいこと、コントロールしたい方向のみに情報を流すメディア。
言論を縛ろうとする人。
余計な情報は絶対に隠す人。
常に中立であろうとする人。
多くの人が掲げている、それぞれの立場におけるそれぞれの正義。
その正義が何を目指しているのかを、しっかりと読み解くこと。
そして、相手の正義の合理性について、自分自身のみの視点では知ることが出来ないのは当たり前。
自分の視点では何が見えていないのか、本当に意図している相手の正義や思惑は何なのか。
見えている一部だけに対してただ憤っているに過ぎない可能性というものはないのか。
実は肝心なものを見ることが出来ておらず、視野狭窄に陥っている可能性は大いにある。
全てを知ることは出来ない。
だからこそ、何があったとしてもより謙虚でいられるかどうかこそが大切となってくる気がする。
ありがとうございました。
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