リモートワーク導入からもうすぐ4年…生き方がまるっと変わった話
以前、ずっとリモートワークがいい!という記事を書いたが、なぜ良いのか、生活がどう変わったのかについては、そういえば掘り下げてなかったな…と思い至り。
今回はリモートワークによってどう生活が変わったのか?生き方に対する考えまで変わったてしまった話を書いてみたい。
リモートワークのスタイル
コロナウイルスの感染が広がりつつあった2020年2月頃から、リモートワーク導入の企業が増えていき、私の所属する会社でも「感染者が本格的に出て事業に支障が出る前に導入しよう」ということで、2020年3月からリモートワークが導入された。
先頭を切ってリモートワーク導入を整備したメンバーの1人でもあったので、どうやったら快適にリモートワークができるのか、業務に支障がない制度を作れるか、かなり試行錯誤したのを覚えている。
ここでは、コロナ禍が少し落ち着いた2023年1月に異動をした後とそれまでとで、リモートワークのスタイルが異なるので、分けて振り返ってみようと思う。
2020年〜2022年
ちょうどこの時期は、2019年から就任した事業部門のマネージャーで、リモートワーク導入に際して「チームごとにリモートワークの体制を整えて良い」と言われていたので、まず最初の2週間はいきなり「毎日リモートワーク」を取り入れてみた。
そこで見えたのは、半日以上チャットの返信が来なかったり、Zoom会議に遅刻してきたり、対面である程度コミュニケーションを取らないとサボったり手を抜いたりする人が一定数いるということだ。
そこで、対応策として、少なくとも週2日は出社して対面でのコミュニケーションを挟むことにした。
2020年4月7日に緊急事態宣言が出されたことで、約2ヶ月は再び完全リモートワークへ戻ってしまったが、2020年5月末以降は、週2日の出社・週3日のリモートワークに体制を戻した。
いわゆるハイブリッド型リモートワークにあたる働き方で、対面でのコミュニケーションを最低限担保しつつリモートワークもできるという”いいとこ取り”のスタイルである。
2023年〜
2023年1月付で部署異動となり、マーケティング部門を担当することになった。
実質部門は1人で、直属の上司が1人・部署には他に4人の同僚(デザイナー)がいるという構成だったので、PCさえあればどこでも仕事ができる状態となり、かつマネジメントする部下もいないので、完全にリモートワークになった。
出社するのは、取引先との対面での打ち合わせがある時や、どうしても出社して受け取らなければならない資料や書類がある時だけ、月に1回〜2回出社するというスタイルになった。
また、所属会社では、事前に勤務する場所を申請して承認されればどこで仕事をしても良いというルールができていたので、実家に1週間滞在して仕事したり、コワーキングスペースで業務を行ったりもした。
変化したこと
お酒を飲まなくなった
コロナ禍前は、会社で働いてそのまま飲みにいってから自宅に帰るという毎日だったので、毎日のように外でお酒を飲んでいた。
それが、リモートワークになりそもそも会社に行く頻度が減り、わざわざ都心に飲みに出かけるのも億劫なので外で飲み歩かなくなって。
そこで初めて気づいたのだ。
家だとお酒を1ミリも飲まないことに。
確かに缶酎ハイを買って帰ることもなかったし、お酒は外で飲むものという概念が自分の中に染み付いていた。
お酒自体が好きというよりは「誰かと楽しくお酒を飲む」ことが好きだったのかな。
なので、リモートワークをするようになってから、特に2023年以降完全リモートワークになってからはめっきりお酒を飲まなくなってしまった。
そして、今までは自我を失うほど浴びるように飲んでいたお酒を、わざわざ飲まなくても、居酒屋で友人と楽しく談笑できていることに気がついて、外でもお酒を飲まなくなった。
自分を大事にする時間ができた
リモートワークをするようになって、とにかく時間が浮いた。
通勤の往復(1時間30分)
朝のメイク(1時間)
少なくとも2時間30分が1日に新たに生まれた時間だとして、1週間で12.5時間、20日働いたら50時間も、新たな時間が生まれたことになる。
そりゃ生活変わるわけだ…
その時間で、今まで後回しにしてきた資格の勉強や筋トレ、自炊をするようになった。
そうして自分を大切にし始めてようやく「今までどれだけ自分を大切にしてこれてなかったか」に気づいたのである。
週7日で飲み歩き、短い睡眠で朝は顔が常に浮腫んでて、疲れが取れないまままた会社に行って、夜になったらまたお酒を飲んで夜遅くに帰宅して。平日にはもう何もできない。洗濯と掃除は1週間分をまとめて土日にするのがデフォだったし、自分が今何を考えていて何をしたいかなんてちゃんと考えてなかったな…
そんな反省を経て、自分を大事にする時間を意識的に作るようになった。
観葉植物を育ててみよう、水やりをしよう
平日だけどリフレッシュで映画を見に行こう
日帰り温泉施設に行って岩盤浴をしよう
とっておきのご馳走を作ろう
部屋の掃除を丁寧にやろう
そんな感じで、自分がやりたいと思ったことを少しずつ意識してできるようになった。
お金の使い方が変わった
これは前項の「自分を大事にする時間ができた」ことに付随して、自分を大事にするためのアクションにお金を使うようになった。
それまでは週7日飲みに行く生活だったから、1回3000円だとしても週に21000円、月に10万近くにもなる計算だ。(完全に飲み過ぎ…)
そんなに飲み代にお金使ってたの…と衝撃を受けるとともに、浮いたお金で「自分を大切にしよう」と心に誓ったのである。
加湿器付きヒーターを買う
観葉植物を育て始める
都内のハイクラスホテルに泊まって女子会をする
習い事をする
こんな感じで、今までできなかったことにチャレンジするとともに、それらにお金を使うようになった。
家計簿は、まるで別人のものかと思うような変わりっぷりだった。
同じお金でも、使い道によって全然心持ちが違うものなんだな〜と、上機嫌でここ数年過ごしている。
ここまで書いてみて、「いやいや生き方変わっちゃったじゃん!」と自分でツッコミを入れてしまったほど。
全然違う生活、生き方になってしまった。
もしリモートワークにならなかったら、出社で勤務していたら、コロナ禍といえどおそらく飲みには出かけていたと思う。
会社の同僚と会ったら飲みにいきたくなってしまうから。
コロナ禍になったから、というよりは「リモートワークで働くようになったから」ここまで生活が、生き方が変わったのだなと実感する。
来月からは、ワーケーションにもチャレンジしようと画策中だ。
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