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全ての源は人間関係に : 2023年度の抱負

人間関係>教えること


あなたがどれだけ親身になってくれるかを知るまでは、あなたにどれだけ知識があろうと誰も気にかけないものだ。-セオドアルーズベルト

https://meigen.club/theodore-roosevelt/2/

第26代のアメリカ合衆国大統領、セオドアルーズベルトの名言です。しかし、私がこの言葉を知ったのはアメリカの青少年発達研究団体のSearch Institute (https://searchinstitute.org) が開くオンラインセミナーに出た時です。

オンラインセミナーは「ユース (若者) の成長を発達させる関係性」をテーマに全米から集まる高校教師、カウンセラー、ユースワーカー、両親など計30人程度集まりました。ワークショップを行うにあたり、グループに分かれ「関係性がどのようにユースに影響を与えるのか」をディスカッションしなければいけなく、職業や立場の役割を超えて私を含めた参加者全員が話し合いをしました。

みんながディスカッションに盛り上がる中、一人のアフリカンアメリカンの女性がビデオ上で手を挙げてゆっくり喋りました。

「私は30年間高校教師として働いているけど、いつもたどり着く結論としてはこう思うの。生徒が私たち大人や教師に気にかけられている・心配されていると感じなかったら、私たち教師が持っている知識、教科書、アドバイスなんて無意味なのよ。だって生徒は親身にされているって感じて初めて我々の言うことを気にし始めるもの」

「全くその通りだ」と言わんばりに強く頷く人や拍手をし始める人もおり、30人いたほとんど全員がこの言葉に強く心を打たれていました。それは日本から唯一参加した私も含めて。

つまり若者と大人の間に深い関係性がなければ、イベントも、授業も、プログラムも、講義も、仕事も成り立たないってことです。

2022→2023

2022年はアメリカで行われるような青少年育成プログラムなどを日本・韮崎市で導入することを試みましたが、難しい点もたくさんありました。

難しい点の一つとして、「若者に感じ取ってもらいたい知識やノウハウがプログラムを通して伝えることができなかった」ということです。つまり結果を出すことや、学術に沿って物事を進めることに集中したため、全ての基盤になる若者との関係性の構築が蔑ろになってしまいました。


これらのことを踏まえて2023年は小さな接点や関係性を構築することに集中します。

  • ミアキスのキッチンを利用して交流しながら調理&食事

  • ワークスペースTumを利用して行うBBQ

  • スタッフと利用者の接点を増やすための施設のフック (きっかけ作り)

  • スタッフの意図的な交流の回数を増やすための仕組み導入・研修実施

まとめ

学術、専門知識、数字を追うのもとても大切ですが、最終的には若者やスタッフ同士で「どうやって」、「どのような」人間関係を構築するかが一番大事なことだと、深く心に感じる一年でした。2023年も頑張っていきます!

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