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ミアキス: ユース コミュニティ ハブ

Miacis(ミアキス)とは?


Miacisは、NPO法人河原部社が韮崎市の協力を得て運営している、山梨県韮崎市にあるユース・コミュニティ・ハブです。Miacisは2016年に資金提供を受け、韮崎市内外のそれらの若者たちのために、レクリエーションとスキルアップの両方のプログラムやイベントを開催してきました。すべての若者のより良い未来を願い、数え切れないほどの若者 (ユース) を迎え入れ、地域の一員としてサポートしてきました。

私たちはこれらのことを信じています;

  • ユースの独自性とオーセンティシティ。

  • ユースのスパーク(技術、情熱、興味)を発見し、育てること。

  • 関係性を構築し、ユースの生活や地域社会の一部となること。

  • ユースのニーズや課題を理解し、思いやりのある大人でいること。

  • 物理的にも心理的にも安全な空間を作ること。

ミアキスの仕組み

キャリア教育プログラム

Miacisは、年間200人以上の生徒が参加し、地元の中学生がキャリア意識を高めるためのワークショップや、生徒の職場体験を受け入れてくれる企業の開拓と関係性の維持を行っています。Miacisは、地元企業や学校との協力を通じて、韮崎のユースを大切にし、理解するコミュニティづくりをめざしています。

ハブ


韮崎市には年間約3000人の中高生がおり、およそ1500〜2000人がMiacisを利用するための会員になっています。Miacisは、ユースたちが他の仲間や大人と交流するための場所です。また、学校も地域も違う仲間と出会える場所です。

この場所をどう活用するかは、ユースたち自身が決めることができます。友達と遊んだり、学校の課題に取り組んだりする人もいれば、楽器を演奏したり、駐在のスタッフと会話したりする人もいます。

イベント


Miacisでは、レクリエーションやスキルアップの領域など、様々なイベントを開催しています。レクリエーション系では、クリスマスパーティー、ゲーム大会、ボードゲーム大会など。スキルアップ系では、ビデオ編集、グラフィックデザイン、メイクアップ教室、スポーツ、ディベート大会など。

コラボレーション・イベント


Miacisは、地域の団体や自治体と協力し、ユースにとって魅力的で力を発揮できるようなイベントに参加する機会を設けています。そのようなイベントには、子ども・子育て支援センターでのボランティア活動、政策決定プロセスに若者の声を取り入れること、他県の若者との交流などがあります。


未来への見通し


ユースのための施策の提案


Miacisは、韮崎のユースが学校、地域、公共インフラ、公共交通機関などに関する意見を述べるイベントを開催しました。その結果、ユースたちは、自分たちの生活における具体的な悩みや課題をすぐに把握することができました。Miacisは、このようなユースの内発的なモチベーションを大切にし、より包括的な政策決定プロセスにユースの声を反映させ、政策草案を作成し提出することで、ユースのエンパワーメントを図ることを計画しています。

より効果的なプログラムづくり


Miacisはこれまで、ユースのための魅力的なイベントやプログラムを提供してきました。しかし、改善の余地もあります。Miacisは、Positive Youth Development(ポジティブ・ユース・ディベロップメント)のアプローチを取り入れ、より効果的なプログラムの計画、実施、評価を持続的に行えるようにすることを計画しています。ユースの資質、主体性、環境、貢献の機会に焦点を当て、将来のプログラムは、ユースがより健康で生産的になることを目指します。

メッセージ & 想い


日本の学生は、日本社会の文化的・学問的な期待に応えるプレッシャーがありますが、それらの壁やプレッシャーを乗り越えるためには、彼らを思いやり、支える環境が必要です。

中学受験、高校受験、大学受験の準備や、勉強の合間に取り組む放課後の部活動など、これらが日本の思春期にいるユースが経験することです。 山梨では中学受験はあまり目立ちませんが、高校受験や大学受験は若者にとって大きな試練とストレスを与えるイベントであることに変わりありません。もちろん、友人や家族との人間関係も非常に複雑な中で、これらの分野で良い結果を出すことが周りや社会から期待されています。

ユースがこのような大きな期待に応えるためには、思いやりと理解のある大人や、しっかりとした人間関係を提供する組織に囲まれていることが重要です。日本の教育や社会では、ここ数年、若者の精神的健康が全体的に悪化しているように見えることから、「レジリエンス」という言葉が広まってきています。レジリエンスとは、単に障害や困難を克服するスキル教育であるという考え方もあります。つまり簡単に言うと、「打たれ強くなりなさい」と教えることです。しかし、これだけではレジリエンスに対する理解が不足しているように思われます。 実際には、レジリエンスとは単にスキルだけではありません。レジリエンスとは、ユースが困難に直面したときに頼りになる大人との関係から生まれるものでもあります。ユースたちが本当にレジリエンスを高めるためには、深く愛情を捧げられ、心配され、理解されていると感じられるような帰属意識/人間関係が必要なのです。

Miacisでは、スタッフがユースと会話をしたり、スタッフや他の人との新しいつながりを生み出すようなイベントに参加するよう勧めることで、ユースとの関係を築こうとします。そうすることで、非常に深い人間関係を築くユースが少なからずいます。学生時代に通っていたユースが社会人になって戻ってきて、Miacisがいかに自分を支えてくれたかをスタッフに伝えてくれるケースも多々あります。Miacisは、ユースが人生という冒険に旅立つために必要な、思いやりと理解のある人間関係を築く機会を提供しているのです。

ユースと一緒に働く喜びを言葉で表すのは難しいです。彼らは、大きな尊敬と思いやりのある大人の存在に値する、最も信頼でき、勤勉な集団のひとつです。

Miacisは、ユースに対して同じような価値観を持つ人々との新しいアイデアやパートナーシップに対してオープンな姿勢を持っています。

問い合わせ
名前: 篠原 健志
メール: kenji.shinohara@kawarabe.com

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