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僕の100のリスト

みなさん、こんにちは。肺がんステージ4、余命1年から3年。アディショナルタイムを軽やかにムーンウォークしているkenkenです。

最近、【人生の100のリスト】をツイッターやブログでよく目にする。前に流行ったものらしいが、僕はまったく知らなかった。ミーハーな僕は即座に心奪われたので、さっそく本を読んで、【100のリスト】の実践することにした。

ドキドキしながら書き始めたら、娘(10歳)がこそっと覗き込んできて、ランドセルを放り投げながら、「死ぬまでにやりたいやつじゃん!」
っておいおい・・。
あっけらかんとデビルな娘。
末恐ろしい・・・。

さあ、気を取り直して、いざ実食!
じゃなかった。実践!!

の前に・・・。

【人生の100のリスト】。これはロバート・ハリスの著書だ。サングラスが良く似合う、男前。彼はやりたいことを100個、文章として書き連ね、明確化し、実践していく。それは人生のシナリオであり、自己形成の地図となる。南の島で放浪者たちの集うバーを開く。バックギャモンの世界チャンピオンになる。娼婦と恋をする、etc・・・。

なーんて、なものじゃない。
ここ、とっても重要だと思う。

あまり書くとネタバレになってしまうので難しいのだが、読むとわかる。身も蓋もないことを言って、申し訳ないと思う。でも、100個やりたいことを書き連ね、それを実践していくのがこの本の本質じゃない。少なくとも僕はそう感じるし、実際にロバート・ハリスがそう述べている。なのに、どうしてそうなったのか、本の売り文句までそんな風に匂わせている。本の表紙には「将来に迷った時、あなたの進むべき道がこのリストで見えてくる!」と、ご丁寧にエクスクラメーションマークまで飾っている。行動学的な見地から見た場合、そう見えるのだろうか?


じゃあ、一体【人生の100のリスト】は何なのか?これは「本を読んでみて下さい」としか、やはり言いようがない。本当に、読めば納得する。別にいじわるで言ってるんじゃない。

それでもあえて言うなれば、彩(いろどり)だろう。

僕は「人生に彩りを添えるため」、これから【人生の100のリスト】を書こうと思う。僕もロバート・ハリスと同じ、恰好つけたがり屋なのだ。ぶっちゃければ、たぶん、そんなのが【答え】なはずだ。

【kenkenの100のリスト】

1、沖縄でイルカとランデブーする
2、美ら海水族館でジンベエザメとダンスを踊る
3、東京で本場のソーキソバをキアヌリーブスに奢る
4、北海道でラベンダーに埋もれながら、
      妻に白いバラの花束を贈る
5、その勢いで2度目のプロポーズをする
6、そしてとびっきりのハグと
      今までで最高のキスをする
7、知らないふりをして50歳の誕生日を家で迎える
8、60歳は盛大にアイススケート場を貸し切って
   真夏の夜に友人たちとパーティーをする
9、70歳は妻と二人屋根裏のパイプオルガンで
   ハッピーバースデーを一緒に演奏する
10、新しい家のプールで
       サイモン&ガーファンクルを聴きながら
  25mの潜水に挑戦する
11、詩集を出版しサイン会をハワイで行う
12、エアーズロックの上で
       地球の鼓動を全身で感じる
13、マチュピチュで両手を広げて深呼吸をする
14、娘の中学校の入学式に参加し、
  胸に刺したガラスの万年筆を
      入学祝にプレゼントする
15、豪華クルーズで妻と世界1周の旅に出る
16、帰って来たら、空に近いしっかりした丘の上に
       大きな家を建てる
17、冬には暖かい暖炉を
       我が家の愛犬チワワにプレゼントする
18、夏には息が切れて走りきれない
       ドッグランのようなお庭を
  我が家の愛犬チワワにプレゼントする
19、僕のギターで演奏したCDを
  タワーレコードでライブ付きでリリースする
20、二重スパイ役の俳優になる
21、しかも邦画
22、結構ベタな少年漫画の原作者になる
23、SF小説を3冊立て続けに出版する
24、調子に乗ってホラー小説もシリーズ化
        2冊書き上げる
25、恋愛小説家にはなれないので
  ハローベイビーシリーズの詩集を
       5冊も出版してしまう
26、ロバート・ハリスに会って
  2人でそれ風なことを話し、笑い合い
       炭酸水でグラスを交わす
27、コバルトブルーのコンバーチブルに乗って
   真冬に風を感じる
28、イタリアで妻に7つ、好きな宝石をプレゼントする
29、パリに1ヵ月滞在して
        妻をモデルに油彩に精を出す
30、1週間ルーブル美術館に通って
        お気に入りのジュースを決める
31、娘を主人公にして
       色のない世界に彩りを与える物語を作る
32、北海道で一番おいしい味噌ラーメンを
        キアヌリーブスに奢る
33、ハワイでカラフルかわいい
        アイスクリームを発見する
34、グアムで少し長めのお昼寝をして過ごす
35、フィンランドでオーロラを
        とても大きな写真に収める
36、ドイツの古城で写真を撮り
        日本にいる娘に絵葉書を送る
37、ディズニーランドの
        アンバサダーホテルに1週間滞在し
  ランドもシーも、もう飽きたねと
       家族全員で溜息をつく
38、地中海へロブスターを食べる旅に出る
39、和室の窓を雪見窓にし
        こたつに入りながら雪を眺める
40、そして雪見大福を頬張る
41、今住むお家のお庭をリフォームし
        透明な屋根付きの小屋を増やす
42、USJで娘に好きなだけ呪文を唱えさせてあげる
43、真夜中のディズニーランドを
        妻と手を繋いで散歩する
44、ホテルからディズニーの花火を眺め
        ミッキーの鼻にタッチする
45、スウェーデンに住むいとこに会いに行き
        一緒にクリスマスを過ごす
46、娘と一緒に本場のサンタクロースに
        ソリで会いに行く
47、ドレッドヘアで
        サバンナの真ん中で松田聖子を聴く
48、サイパンの浜辺でミモザのアルコールなしを
   アルコールが入ってる風に口にする
49、宝くじが当たったような通帳を
        さりげなく妻に覗かせ、驚かせる
50、新しいお家のシアタールームで
        「死霊のはらわた」を鑑賞する
51、観終わったら「グレムリン」を娘と鑑賞する
52、月の模様が見える性能の良い望遠鏡を手に入れて
  月に1回は月を覗いてみる
53、お庭で大きめの家庭菜園を始め
        美味しいラディッシュを栽培する
54、歌舞伎を鑑賞し「市川屋っ!」と
        誰よりも大きな声で
  それらしく聞こえるように叫ぶ
55、ランボルギーニカウンタックを運転し
        森美術館へ行く
56、香川県の直島までハマーでドライブし
        10日間、妻と散策して楽しむ
57、新しいお家に縁側を作り
        妻と並んで緑茶をすする
58、お家のあちこちにスピーカーを設置し
        真夏に波の音をさりげなく流す
59、娘の高校の卒業祝いに
        大きな部屋をプレゼントし
        一緒に楽器を演奏する
60、ハウステンボスのチューリップに囲まれて
  両親たちと一緒に記念写真を撮る
61、オランダでとっても似合っている
       キュートな眼鏡を妻にプレゼントする
62、オーストラリアで初めての波乗り
63、ナイアガラの滝をセスナから見下ろす
64、全国ツアーに出て、どこもソールドアウト
65、ロンドンで美味しい
        フィッシュ&チップスに遭遇してしまう
66、小さなサーカスでピエロを演じる
67、虹の境目で右の頬だけ七色に染める
68、娘の大学で偉そうに教壇に立つ
69、両親と一緒に日本一の秘湯に浸かる
70、息切れせずに富士山の頂上に誇りを持って
        堂々と立つ
71、小さくて賑やかな南国のバーで
       シェイカーを振る
72、妻と娘にお揃いのドレスを
       午後の昼下がりにさりげなくプレゼントする
73、トムヨークと弟と3人でお寿司をつまむ
74、友人たちと浜辺で
        ペットサウンズを聴きながらバーベキューをする
75、タヒチで無敵な昼を過ごす
76、アラビアンファッションでラクダを軽快に操る
77、渡辺篤史さんが我が家のソファーに
        座ってくつろぐ
78、その後で、僕の作った魚介のパスタで笑い合う
79、トムクルーズと京都をトムの運転でドライブする
80、ハワイで3度目の結婚式を娘と3人であげる
81、イースター島の石の上でシエスタ
82、部屋の中に、誰もが寝てしまう
        最高のハンモックを備え付ける
83、静かな海の見える別荘で
        美味しい和食を舌鼓し
  1ケ月ゆっくりと滞在する
84、妻と秘湯めぐりの秘密の旅に出る
85、京都で思いがけない花火を見上げる
86、ブログを誰もが見る
         100万pvのサイトに育て上げ表彰される
87、地中海に船を浮かべて
        次の人生の100のリストに着手する
88、キアヌリーブスのおごりでラーメンをすする
89、新たなスタンド使いになる
90、タイのホテルで決め台詞を決める
91、地元の花火大会で
       1番大きな花火を妻と娘にプレゼントする
92、ロケットの発射を
        ロッキンチェアーに揺られながら見届ける
93、日本酒にクールな名前を命名する
94、カッコかわいいブランドを立ち上げる
95、海の見える別荘でサリンジャーの
  「バナナフィッシュにうってつけの日」を
      そこそこの声で朗読する
96、昭和な自伝的小説を書く
97、その映画の脚本、監督を手掛ける
98、東京ドームで力の限り歌をうたう
99、綺麗な毛づやの猫を新しい家族に迎い入れる
100、この100のリストの本を書く

案外、サクサクと書けた。そしてワクワクした。
僕の【100のリスト】を見ておや?と思う方もいるかも知れない。何故なら、僕の【100のリスト】には病気が治る項目がない。治りたいが、基本、治らないのだし、安直に奇跡を望むことはこの【100のリスト】では違うと感じたのだ。

"Living well is the best revenge"
「優雅に生きることが1番の復讐である」
彼はそう言っていた。

「人生楽しんだ者勝ち」
これがこのリストの真実だからだ。


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