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チェコ最大手オーガニックスーパー発の最新情報

ドブリーデン!プラハの坂巻有貴です。

今日は、チェコの最大手のオーガニックスーパーCountry Lifeのフリーペーパー最新号を紹介します。

Country Life とは
プラハで25年以上もの間、オーガニックフード、ヘルスフードを扱ってきたお店です。過去の記事でも少し取り上げました。
今では、食料品のお店だけではなく、オーガニック農園、レストラン、ベーカリー、卸売、エコセンターと呼んでいる本社機能を備えた農園やベーカリー付きの拠点をも持っています。(チェコで初めてのパッシブハウス(省エネルギー建築)の新館があるそう)

情報提供/教育的視点で、独自のフリーペーパーを刊行し、チェコ国内で6万部配布されています。

フリーペーパー dobroty 最新号がこちら。

今回は、ヴィーガン特集
・レシピ
・おすすめ商品の特徴や栄養素
・動物性食品を減らすべき理由とその方法について、NPOチェコヴィーガン協会からの寄稿(栄養素やビタミンについて)
・新商品
・オーガニック食品、コスメの広告
などが掲載されています。

日頃からビオスーパーに行くとよく感じるのですが、特筆すべきが、

私たち日本人に非常に身近なものが、ヴィーガンの文脈だと必ず出てくる

ということ。

さて、どんなものだと思いますか?


答えは、

お醤油・豆腐・そして、梅酢。

日本から直行便もない、欧州の真ん中の国で、オーガニックの醤油が手に入るとは思いもよりませんでした。
梅酢が売っているなんて、イメージできますか?
(我が家の5歳児はきゅうりの梅酢和えが大好きなので、本当に有難い限り!)

今回誌面には登場していませんが、オーガニックの緑茶/焙じ茶などは日本より商品にアクセスしやすいのではないかと思うほど、ビオショップには必ずあります。(残留農薬量の問題もありますが、それはまた別の機会にご紹介しますね)甘酒も必ず置いてあります。

私が日本でお世話になっていた農家さんや調味料、食材の作り手さんは、みんなサスティナブルな物作りをしていて、未来の世代のためにも、ずっと続いて欲しいところばかり。
欧州との繋がりがもっとできればなぁ。日本人が気づかないうちに、そのベースは出来つつあるのかもしれません。

ちなみにチェコ人の友人に聞いたところ、チェコはここ10年ほどで、お店の種類も増え、人々が手にできる商品の幅が大きく広がったそうです。そして最近ではオーガニックを日常的に選ぶ人も増えてきている印象とのこと。

実際のFiBL統計データを見ても、EUではオーガニック商品の年間消費量は、この10年程で36.1ユーロ(2010年)から76.1ユーロ(2018年)と倍以上に増えています。ちなみに、日本は11ユーロ程(2018年)。日本はまだまだオーガニック後進国なんですね。

(画像出典: CountryLifeフリーペーパーDobroty27号 JARO-LETO2020)
(データ出典:FiBL統計2020 , ドイツ有限会社オーガニックビジネス研究所−IOB オーガニック専門家資格講座)

またの機会に、掲載されていたレシピや日本食材以外のヴィーガン食材、代替ミルクなどを紹介しますね。

ではまた近々。アホーイ!

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