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【経済の健康診断🌟】今週の為替レート、長期金利、株価向の考察📊:日経新聞解説📰 2023/09/13


日本経済新聞の記事で
注目したい内容がありましたので
記事にしたいと思います💖

長いですが、目次をご活用いただきまして
どうぞ最後までご覧ください!

円、対ドルで上昇(為替)

 円の対ドル相場は上昇した。日銀の植田和男総裁がマイナス金利の解除について年内にも判断できる材料が出そろう可能性があると示唆した。
金融政策の早期修正が意識されて円買い・ドル売りが入った。

2023/09/11 日本経済新聞 夕刊 5ページ

10年債、利回り上昇(金利)

 長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りは上昇(価格は下落)した。前週末比0.055%高い0.705%と2014年1月以来の高水準で取引を終えた。

一部報道で、日銀の植田和男総裁が物価上昇に確信を持てればマイナス金利政策を解除する選択肢もあるとの考えを示したと伝わったのを材料に、早期の金融政策修正を意識した売りが出た。

2023/09/12 日本経済新聞 朝刊 21ページ


3日続落、半導体に売り(株式)

 日経平均株価は3日続落。日銀の政策修正への思惑から国内長期金利が上昇し、値がさの半導体関連などに売りが出た。
外国為替市場で円高・ドル安が進んだことも相場全体の重荷となった。

 11日の国内債券市場では長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが0.7%台と、2014年1月以来の高水準を付けた。
日銀の植田和男総裁がマイナス金利解除のタイミングなどに言及したとの一部報道を受け、日銀が金融緩和策の修正に向けて動き始めるとの思惑が広がった。

2023/09/12 日本経済新聞 朝刊 21ページ

反発、上海株が堅調(アジア株)

 日経アジア300指数は反発。8日の米国株が堅調だったため投資家心理の悪化は限定的で、下値は堅かった。
中国・上海株は上げたほか、韓国やインド株も堅調だった。

 一方、米金利の上昇傾向などを背景にリスク回避の動きが広がった。
一部の値がさのグロース(成長)株への売りが指数を押し下げた。中国の景気懸念も意識され、香港株が売られた。

2023/09/12 日本経済新聞 朝刊 21ページ

景気・物価・為替と金利の関係🌟

金利は、主に貸付資金市場における需要と供給のバランスをもとに決まっています

もし供給されるお金の量(M)が一定であれば、資金を借りたい人、すなわち資金需要者が多いときには、金利(i)は上がり、その反対のケースであれば、金利は下がります

また貸付資金市場における資金需要/供給が変化する要因には主として景気・物価・為替相場があげられます📝

金利と密接な3つの要因

私たちがお金を預けたり、お金を借りたりする際の金利は、各銀行が自由に決めています

その決定のもとになる「需給バランス」が変化する要因が3つ挙げられますので、解説していきたいと思います

①「景気動向」による金利変化

景気がよくなるとき(好況時)は、消費者の購買意欲が増します👍
景気とともに個人消費(C)が増大すれば、企業はよりものを多く生産し設備に投資(I)する意欲が増加することが見込まれます👏

これらによって、一般的に投資のための資金調達として資金需要が高まることが見込まれますね
したがって、貸付資金市場において資金需要が資金供給を上回るため、金利が上がると考えられます🆙

反対のケースとして、不景気とともに個人消費が減退すれば、企業はものの生産を控え、このため資金需要が低下します
この結果、貸付資金市場において需要が供給を下回りますので、金利は下がると考えられます

②「物価」による金利変化

一般的に物価の上昇によって、金利の上昇が見込まれると経済学の理論では考えられます
すなわち、物価の上昇が起こるとき(=インフレーション)は、お金の価値が下がっている状態であると言えます📝

このようなインフレ期において、消費者はお金を持つよりも物を持つほうが価値を見いだせるため、購買意欲が高まると考えられます

このような経済学的行動から貸付資金市場において資金需要が高まる一方で、貯蓄など資金の供給は減少してしまいます
この結果、金利が上がると考えられるのです👍

金融政策も一般に物価上昇時には、引き締め(=金利上昇)に動きます

反対のケースを想定すれば、景気後退期になり、消費者が購買行動を控え、物価がデフレ状態になると、金利は下がると考えられますね

③「為替相場」による金利変化

為替相場の変動により金利にも影響がでるという波及経路があります

例えば、将来的に円安ドル高が予想される場合、ドルで預金したり資産運用をしたりする人が増加します💵

その一方で、円建ての預金の解約や金融商品の売却が増加すれば、円の資金供給は減少するので、円金利は上昇すると考えられるのです👍

本日の解説はここまでといたします

経済学部を卒業する以上、周囲よりも
金利や為替レートといった
経済のファンダメンタルズについて正しく
理解しておかなくては、経済学部での
知識習得は意味がありません🥲

経済の仕組みや重要な変数の動向を
正しく理解することができれば
きっとビジネスでも活用できる
チャンスが増えると思います

何より金融リテラシーが求められる
時代ですから、このような取り組みは
将来に繋がると信じています

本日の解説は、以上とします📝
このような経済のファンダメンタルズの動きを理解できれば、もっと世の中への知見を深めることができるのでしょう

ぜひ、これらの知見をベースとして
実際の世の中の経済動向に当てはめて考えていくという応用を効かせ経済の仕組みを基礎的モデルからご理解されることを推奨いたします💗

一緒に毎日インプットする習慣を身につけて、アウトプットの機会をたくさん創出できるように取り組んでいきましょう

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付録:私の卒論研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように努めてまいりますので、宜しくお願いします🥺

マガジンのご紹介🔔

こちらに24卒としての私の就職活動体験記をまとめたマガジンをご紹介させていただきます👍
様々な観点から就職活動について考察していますので、ご一読いただけますと幸いです

改めて、就職活動は
本当に「ご縁」だと感じました
🍀

だからこそ、ご縁を大切
そして、選んだ道を正解にできるよう
これからも努力していきたいなと思います🔥
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

こちらのマガジンにて
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございます!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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