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【歴史から学べ📚】『日本の為替介入の分析』:卒論執筆への軌跡 No.5

Introduction:卒業論文にはこだわりたい🔥

私もいよいよ卒業論文の執筆に
取りかかる時期がやって参りました🥹

何事もアウトプット前提のインプットが
大事であると、noteで毎日発信してきました

これは、どのような内容で
あっても当てはまります👍

論文を一概に読んでも
記憶に残っていなかったり
大切な観点を忘れてしまっていたりしたら
卒業論文の進捗は滞ってしまうと思います😅

だからこそ、この「note」をフル活用して
卒業論文を1%でも、完成に向けて進めていきたいと思います

私の卒論執筆への軌跡を
どうぞご愛読ください📖

今回の参考文献📚

今回、読み進めていく論文は
こちらのURLになります👍

『日本の為替介入の分析』 伊藤隆敏・著
経済研究 Vol.54 No.2 Apr. 2003

前回の内容📖

過去の為替介入の概観:Part①

「温故知新」という言葉があるように
歴史や過去のデータから
現在の知見に活かしていくことは
何事においても大切であると思います🧡

開示データ期間と円・ドルレートの時系列推移

上記の写真から分かることを
一緒に確認していきましょう
図1からこの10年間の円ドルレートの変動は、ある一定の範囲の中で、大きな波動を描いていたことがわかりますね📝

円高になる局面もあれば
円安トレンドへと転換していく局面もありますから、かなり変動が大きいということを
認識しておくことが大切ですね🙄

円の最安値は、東京市場の終値ベースで
1998年8月11日、147円41銭

最高値は、1995年4月19日の
80円25銭でした💸

大きな波動で見ますと
1991年から1995年までは
円高傾向があると言えますね😊

為替レートの時系列推移が
右肩下がりであることより
トレンドを把握できるのです✍️

ここで反転した後は1998年まで
円安基調で為替レートが推移してますね

反転したのち、2001年まで円高となり
100円に近づくものの、100円を割ることなく反転していますね
そこから、2001年3月の120円台まで円安が進行したと図から読み取れます✍️

大きな変動のうち、円高が進んだ局面では
「ドル買・円売り」の介入が

円安が進んだ局面では「ドル売り・円買い」の介入が進められていたと言えるのです👌

また、この図1より10年間の
円ドルレートの動向で円高局面&円安局面
それぞれの介入に特徴がある
と考えられます
それは、いくつかの局面で、介入が集中的に行われていたことも推測できそうですよね

これだけ大きな為替レートの変動が
あるのですから☺️

シンプルに考えると、反転レートに近いところで少ない回数介入していたこと場合には
効率的かつ効果的な介入が実施された
と想定できますね🤩

しかし、それぞれの局面では
経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)の

動きと整合的な動きであったのかどうか
政治的な動きとどのように対応しているのか

など円ドルレートとの動きや
財務省による為替介入判断のもととなった要因を考慮しないと「介入の効率性や効果」
についての判断はできません😢

以下では、過去の時系列を整理し
介入があったときの特徴などをまとめていくことで理解を進めていこうと思います

1991年:円安阻止介入

1991年5月~6月にかけて
1ドル:140円前後の水準で
3回、総額563億円での
ドル売り・円買い介入が実施されました

円の価値は、140円を大きく超えて減価することはなく、141.80円で反転し
円高に転じることになりました📉

反転の日は、6月13日であったそうです
また、同日に円買い介入が実施されており
円安を阻止して、さらに反転させる意図を持った介入であると言えますね👍

これは円安局面でのダメ押し介入
という解釈で間違いないのでしょうか?

介入の意図や分類については
前回の記事を今一度ご確認ください💦

このようは「反転介入」が功を奏したとみなすことができる介入であったと思います

その後、2か月ほど136~140円の範囲で
為替レートは推移することになったのです

さらに時間は経過し、次第に円高トレンドへと転換し、1991年の年末にかけて
125円台まで円高が進行したそうです📝

私も今回の卒業論文にて
「円安是正」という為替介入の実証分析を試みようとしていますので
この1991年の介入は
非常に過去の事例として参考になるでしょう

この1991年の介入では、後に円高基調へと為替レートを誘導できていますから
「介入の目的」は達成されていますね👍

しかし、2022年の介入は一体どうだったのでしょうか?
比較することで、卒業論文を進めることは大いに可能であると私は考えています📊

時代も約30年違います
そして、何より経済状況が全く異なることは
ご理解いただけているのではないでしょうか?

日本経済が経験している異次元レベルの
経済情勢のなかで為替レートの調整を
目的とした介入政策は本当に効果があるのか

という問いに対してアプローチすることは
あながち間違った卒業論文進捗ではないのかなと信じています💝

今回の先行研究解説ならびに要点整理はここまでとします
今後もご覧いただく方が、より分かりやすいような解説ができるよう、しっかりと論文を読み解き、アウトプットしていきたいと思います🔥

私の研究テーマについて🔖

私は「為替介入の実証分析」をテーマに
卒業論文を執筆しようと考えています📝

日本経済を考えたときに、為替レートによって
貿易取引や経常収支が変化したり
株や証券、債権といった金融資産の収益率が
変化したりと日本経済と為替レートとは
切っても切れない縁があるのです💝
(円💴だけに・・・)

経済ショックによって
為替レートが変化すると
その影響は私たちの生活に大きく影響します

だからこそ、為替レートの安定性を
担保するような為替介入はマクロ経済政策に
おいても非常に重要な意義を持っていると
推測しています

決して学部生が楽して執筆できる簡単なテーマを選択しているわけでは無いと信じています

ただ、この卒業論文をやり切ることが
私の学生生活の集大成となることは事実なので
最後までコツコツと取り組んで参ります🔥

本日の解説は以上とします
今後も経済学理論集ならびに
社会課題に対する経済学的視点による説明など
有意義な内容を発信できるように
努めてまいりますので
今後とも宜しくお願いします🥺

For You:マガジンのご紹介🔔


こちらのマガジンにて
エッセンシャル経済学理論集、ならびに
【国際経済学🌏】の基礎理論をまとめています

今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます📚

Ending:最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

この投稿をみてくださった方が
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考え方の引き出しが増えた!
読書から学べることが多い!
などなど、プラスの収穫があったのであれば

大変嬉しく思いますし、投稿作成の冥利に尽きます!!
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今後とも何卒よろしくお願いいたします!

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