俺は仕事を辞める

以前から言ってきたことがついに現実になる。

新卒で入った会社。
就職活動もそれなりにやって入った。
年収1000万を目指して入った。
以前から営業をやってみたいと思ってて入った。
まずはここで頑張ってやろうと思っていた。

だけど、学生の時、考えていたものとは程遠かった。
自分はどこでもやっていける。
努力ができるし、他のやつらよりも気がつかえる。
自分はできると思っていた。

その考えが営業マンデビューしてから段々と変わっていった。

先輩や上司に怒られたり、同期は結果は出し始めたりした。焦ってないようで焦っていたのかもしれない。
そういうところは努力でカバーすれば良いと思っていた。

それができなかった。現実。
少しはした。努力をした矢先に接客でうまくいかなかったり、怒られたりして、へし折れる
そんなことを繰り返すうちに鬱になった。

周りからはケンシンは努力ができる人だとか言ってもらえることもあるけど、自分の中では全く努力なんて程遠い言葉のように感じた。

朝起きた瞬間から会社に行きたくない。
そんな思いが反芻する。
セーブデータが会社に行きたくないという思いから進まない。

先輩や上司に対する不満も溜まっていく。
人のせいにばかりしている自分も嫌いになっていく。

でも、だって、いやそれはという思いが募っていった。
そんなことばっかりが頭の中を支配していて、自分にしか目が行かなくなった。

人への気配り、気遣いなんてものも全くできなくなった。
学生の時とはずいぶん変わっちまったなぁと感じた。

色々と自分の中で目標を立てて、それが達成できたらやめようとか考えていた時期もあった。
ただそれって自分のためにはならないことに気づいた。

そう思ってからの行動は早かった。
朝タイミングを見計らって、営業の仕事を辞めたいことを伝えた。
緊張していた。大きい出来事を自ら起こそうとしていたから。

辞めることを伝え終わったあと、肩の荷がどっと降りたような気がした。
それからは明らかに体が軽くなった。

今回この仕事を会社を辞める理由はなにかと聞かれたら、一つだけある。

それは自分のことが嫌いになったから。

今の会社で頑張り続けても、結果を出せたとしてもそれと引き換えに自分への信頼を失いそうだった。
自分を嫌いになるくらいなら別のところで頑張りたい。そう思った。

この1年半で社会人とはどういうものなのかを学ぶことができた。
まだ全部をわかりきったつもりはない。
悩むことも多かったからこそ、考えることができた。社会人経験があるのはこれから生きていく上で一つ自信になるかもしれない。

ただこの1年半の経験を美談にするつもりはない。ダメダメな期間だったし、振り返ってもマイナスの出来事しかなかった。
もう一度と言われたら絶対に嫌だ。
結果を出すところまで持っていけなかった自分がいるというのがなによりの後悔

もう一度やっても結果が出せるとは思わない
だからこの経験ができてよかったですとは言わない。

この一年半を人生の苦味として、
それも含めて味わい深い人に男になれるよう
これからの人生を突き進んでいく。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

ちなみにこれからはめちゃくちゃワクワクしています。
to be continue…