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チャンピオンの共通項①

こんにちは。拳心會館の館長をしている横山です。noteでは、通っていただいている生徒さんに向けてのお便りという意味も込めて、空手をはじめとしたノウハウもですが、僕が道場をしている思いなどを書いています。

今回はチャンピオンになるための秘訣ってあるんですか?という質問があったので、「んー、たしかに、でもなんとなくある気がするな」ということで書いてみました。


■目標の原点


指導歴20年、前の記事で書いたように
初めて他流派の試合に出場したときはボコボコにされたのが僕の原点です。
でもそのおかげで僕の目標も教え子に目指してもらいたい目標も明確になった。

勝ちたい!

シンプルにこれがスタートの想い。

それから年月をひとつずつ重ね続けて、今ではチャンピオンを79名輩出することができました。

チャンピオンを出す秘訣についてよく聞かれるのですが、それは

チャンピオンになった子たちの努力、そして親御さんのサポート

これに限ると思っています。

■チャンピオンの共通項


僕が指導してきた中の経験ですが、チャンピオンになった子たちには共通点がありました。それは

・大きな目標(ここではチャンピオンになること)をもつこと

これは、目標を持つから今の自分の課題が明確になる。というのが一番のポイントです。
つまり、何が足りないのか、何ができているのかがわかるので、
もちろんコーチや先生にも「どうしたらそれを伸ばせるのか」を聞くことができる。

さらに

・自分の限界値を知っている。


つまり、どこを強化すればそれを突破できそうなのかを聞けるし、
努力したときに「これができるようになった」というクリアできる達成感も得ることができるようになります。

そして、前に進んでいるという自信を持てるから、「次は何をしよう」という考えになる。そうするうちに、小さな成功体験が大きい自信へと育っていく。という成長のループに入っていきます。これがガンガンうまくなるコツです。

ただ、自分を客観的に見れるようになるまではたくさん失敗もしている。
そう、チャンピオンも実際失敗は多いと思います。周りからは成功しかしてない、勝ってばっかりいるというふうに見えるかもしれないですが、本人的には「んー、ミスったな…」「全然うまくいかん…」ということを思っている割合が多いかもしれません。

そして指導者としても、ここが正直我慢のしどころだし、腕の見せどころになると思っています。

だからこそ、「この子はこれが限界だな」とか「気合でなんとか」ということではなく、「小さな成功を積み上げてもらうには何を一緒に目指したら良いのか?」という視点が大事になる。


遠回りに見えるかもしれないが、結果的には自立して成長していく一番の近道になります。

次回は引き続き、「チャンピオンの共通項」について書いていきます!

拳心會館では、これまで3000人以上の方と関わらせて頂いた経験と学んできたことを元に『武道・格闘技の楽しさ』を発信しています。お子様から一流の経営者まで自分に打ち克つことをテーマに日々練習、指導をさせていただいております。気になった方はこちらから

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