山内絢人/ Kent Yamauchi(起業家/グローカル・イノベーター)

起業家/グローカル・イノベーター/ 元財務官僚 東大法→財務省→ LBS(金融学修士)…

山内絢人/ Kent Yamauchi(起業家/グローカル・イノベーター)

起業家/グローカル・イノベーター/ 元財務官僚 東大法→財務省→ LBS(金融学修士)、ケンブリッジ大学(企業法修士)東京大学情報学環教育部OB。 日々の気づきを発信。長野県飯田市出身。 http://www.glocalinnovator.com/

最近の記事

国立公園に関する官民ワーキンググループを開催しました

9月20日(金)に内閣府・SDGs地方創生官民連携プラットフォームにおける第一回国立公園ワーキンググループを都内で開催させていただきました。 本ワーキンググループは、座長に松本亮三東海大学名誉教授・元観光学部長に就任いただき、私が代表を務めさせていただいている一般社団法人ナショナルパークスジャパン(一般社団法人ナショナルパークツーリズムリーグより改称)が事務局として主催しているものです。 当日は、民間旅行会社の皆様や草津温泉などをはじめとする旅館業の皆様やアウトドア・アク

    • 少子化対策としての妊娠・出産への公的補助の必要性

      日本において、少子化対策が叫ばれながら、出生率がなかなか上がらない原因の一つに、妊娠と出産にお金がかかりすぎることがあると思います。 すなわち、「お金がないと子どもが産めない」現実があります。 まず、妊婦健診。妊娠は病気ではないという理由で10割負担とされておりますが、出産までの妊婦検診おおよそ14回について、毎回実費で数千円から1ー2万円程度かかっており、これについて、補助券などの形で公費負担で毎回5000円分補助等がつきますが、それにしても自己負担分が大きすぎると思い

      • 地方創生SDGs官民連携プラットフォーム 国立公園ワーキンググループ

        ナショナルパークプロジェクトの一環で、内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム上において、国立公園についても勉強をするワーキンググループを開催させていただいております。先日はその総会がありました。 地方創生およびSDGsの実現をしていきたい自治体が多く参加しており、自治体と民間事業者とのマッチングなども行われました。意欲ある自治体と、意欲ある事業者が繋がり、様々な地域での地域に根ざしたプロジェクトを進めていくための機運づくりの仕掛けといった場です。 今後、我々の国立

        • 阿寒摩周国立公園・環境省ビジターセンター内にカフェをオープン

          本日8月31日、阿寒摩周国立公園内の環境省ビジターセンター(川湯エコミュージアムセンター)にカフェをプレオープンさせていただきました。近日中グランドオープンの予定です。 内観。テラスからはアカエゾマツの原生林が眺められ、時間を忘れたひと時を過ごすことができます。 同地は、昨年8月に菅官房長官も視察され、「先行事例として参考にしながら(残り26の国立公園でも)進めていきたい」とおっしゃっている場所です。立地および建物が大変素晴らしく、こうした行政所有の施設は全国にまだまだ多

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          越境活動による国家公務員のキャリアづくりを考えるイベントを開催しました

          先月末になりますが、私が代表を務める一般社団法人トライセクター主催で、「官僚が行う副業・兼業などの越境活動」を支援し、地方公共団体や一般社団法人をはじめとした、公益を目的とする幅広い非営利団体と官僚との間のマッチング・伴走支援を行うためのイベント「国家公務員よ、越境しよう。-令和元年、キャリアづくり新時代-」を開催しました。 本活動は、国家公務員の兼業・副業をより促すこと自体を目的にするというよりは、兼業・副業などの越境活動を一つのツールとして、国家公務員自身が、自らのキャ

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          北海道支笏洞爺、阿寒摩周国立公園のCool Japan

          8月後半は、Cool Japan Award 2019を受賞された北海道千歳市、弟子屈町を表敬訪問させていただきました。 こちらは、千歳市/支笏洞爺国立公園が受賞の「美笛川の河口からの支笏湖湖畔の絶景」。支笏湖は、約4万年前に支笏火山の噴火でできた陥没地に水が溜まって形成されたカルデラ湖で、透明度は非常に高く、水質は11年連続日本一に評価されています。この透明度と水質を誇る支笏湖の澄んだ水は光に照らされることで「支笏湖ブルー」と言われる青色の輝きを放ちます。 外国人審査員

          北海道支笏洞爺、阿寒摩周国立公園のCool Japan

          羽田空港におけるJETRO主催クールジャパンプロジェクト

          Cool Japan AwardオフィシャルアウトバウンドパートナーであるJETRO主催の羽田空港出国エリアにおける テストマーケティングプロジェクトが現在行われており、クールジャパン協議会としても様々連携させていただいております。本プロジェクトにおいては、Cool Japan Award受賞4団体が参加企業として選出され、参画しております。 今般、JETROのクールジャパン政策の一環として、羽田空港国際線ターミナルを利用するインバウンド客を主な対象とし、 特設会場「Ess

          羽田空港におけるJETRO主催クールジャパンプロジェクト

          サスティナブル・ツーリズムを国立公園から推進

          7月26日(金)、私が代表をしております(一社)ナショナルパークツーリズムリーグと環境省との間での国立公園オフィシャル・パートナーシップ締結式がありました。 今後、本パートナーシップに基づき、環境省と当団体は相互に協力し、日本の国立公園の魅力を世界に向けて発信することにより国内外からの国立公園利用者の拡大と地域の活性化を行なっていきます。 その際、プロモーション一辺倒になるのではなく、日本が世界に誇るべき国立公園(=我が国の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地)をき

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          インバウンド向けの能楽の試み:国立能楽堂ショーケース

          お世話になっている方から、能楽初学者も気軽に能・狂言が楽しめるイベントなので是非とご招待いただき、国立能楽堂ショーケースに妻と行ってまいりました。 「国立能楽堂ショーケース」は伝統的な舞台芸術である能と狂言をコンパクトな形で、連続した3日間にわたって上演するものである。平易な解説を組み込むことで能・狂言を初めて鑑賞する方を誘客、また多言語化されたパンフレットや字幕による解説を用意することで訪日外国人の誘客をも図る。 (文化庁の日本博サイト) 会場はほぼ満席で、外国人の方々

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          ブルームバーグ記事:日本はクールなはずなのに自国文化の売り方を知らない

          日本のクールジャパンについて、ブルームバーグ社の海外コラムニストのオピニオン記事(英語)が出ています。 Japan Is Cool But Has No Clue About Selling Itself クーリエ・ジャポンでも邦訳されています。(有料会員登録が必要のようですが、要諦は大体無料部分でカバーされているように見えるので、無料部分だけでも是非) ここでは、アニメなどのソフト・コンテンツの話を中心にしていますが、政府がこれだけお金を投じて国を挙げて行ってきたにも

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          原美術館の閉館に思うこと

          先日、妻と一緒に原美術館に行きました。学生時代ぶりでしたが、和風の庭園とともに近代建築が絶妙にミックスされており空間として非常に美しい場所でした。 妻を待っている間、カフェに入りましたが、カフェもイギリスの美術館カフェを思い出すような雰囲気でした。さすが、アメリカに留学し美学・美術史・博物館経営論を学んだ原俊夫氏設立の私立美術館だと改めて感じました。 しかしながら、残念なことに2020年12月に、80年の歴史を閉じ閉館することになったようです。 原美術館の施設は、理事長

          今回の参議院選挙で感じたこと

          昨日投開票が終わった参院選ですが、私は山本太郎氏率いるれいわ新選組に特に注目して見ていました。 消費税廃止、奨学金チャラ、大規模な財政出動といった既存の政党が掲げないような大胆かつクリエイティブな政策を掲げ、今までの与野党の政治の枠組み(政策マトリックス)を拡張することで、「政治、政策は一人一人の有権者のもの」というアタリマエのことを皆に思い出させる意味を持ったのではと思います。 また「一人一人を交換可能な部品のように扱う今の社会はおかしい」、「死にたくなるような社会から

          ダラス植物園から考える公園マネジメント

          パークマネジメント、公園つながりでは、6月上旬にテキサス出張した時に寄ったダラス植物園は、広大な土地が広がるダラスの中にあって大変美しい植物園でした。 エントランス イベントスペースを備えた休憩所 植物園は、その美しさを維持するためにもきちんとした額の入園料をとっており(大人一人15ドル)、さらに会員となって寄付することで、グッズの割引や会員限定イベントへの招待などが得られます。 公園の運営を担うthe Dallas Arboretum & Botanical Soc

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          LOEWE FOUNDATION CRAFT PRIZE 2019

          LOEWE FOUNDATION主催のCRAFT PRIZE(於:赤坂 草月会館)に行ってまいりました。 2016年にスタートした本アワードは、「コンテンポラリーなクラフトを祝う先駆け的なアワード」として、今年で3年目。イサム・ノグチが設計した美しい草月会館ロビーの石庭「天国」において、「伝統工芸」の伝統を紡ぐ普遍的な努力をベースとしながら、古典とアバンギャルドを調和させた、伝統工芸とアートの融合を体感することができる素晴らしい展示でした。 全世界から2500を超える応募

          三方五湖レインボーライン山頂公園、輝く7色の青色

          先日、COOL JAPAN AWARD2019も受賞した若狭湾国定公園三方五湖レインボーライン山頂公園に行って参りました。 三方湖(みかたこ)、水月湖(すいげつこ)、 菅湖(すがこ)、久々子湖(くぐしこ)、 日向湖(ひるがこ)の五つの湖。   水質(塩分濃度)と水深がそれぞれ違いから、湖面の色も微妙に違いがあり五色の湖と言われる神秘の湖。   レインボーラインの山頂公園は三方五湖を一度に観ることが出来る絶景ポイントとなっています。(上記HPより) 写真ではやや伝わりにくい

          三方五湖レインボーライン山頂公園、輝く7色の青色

          自民党「令和元年クールジャパン戦略推進提言」においてCOOL JAPAN AWARDとの連携が明記されました

          前回紹介した、自民党のクールジャパン戦略提言ですが、平将明議員事務所HPにその全文が公表されています。 自民党クールジャパン戦略推進特別委員会(山本一太 委員長)は、「令和元年クールジャパン戦略推進提言」をとりまとめ、6月7日、平井卓也クールジャパン戦略担当大臣に申し入れを行いました。 本提言では、これまでの取り組みに加えて、外国人の視点を活かしたクールジャパンの認証制度(COOL JAPAN AWARD)との連携や、錦鯉や盆栽など海外で人気の高いコンテンツの海外展開支援な

          自民党「令和元年クールジャパン戦略推進提言」においてCOOL JAPAN AWARDとの連携が明記されました