私たちがフリーランスを使わない理由
私の記事を初めて読む方もいらっしゃるかと思います。
簡単に私のことを説明すると「歯科業界の変革を実現するために、ICT分野で七転び八起きしながら頑張る、ヒゲモジャのおじさん」です。
ありがたいことに、忙しくさせていただいています。
独立して以来、紹介だけでお仕事をさせていただき、ありがたいことに来年末まで案件があります。
この文字列だけを見ると、上手く行っている会社に見えるかもしれませんが、課題があります。その課題は「リソース」です。
会社の実態と課題
私たちの会社は立ち上げから1年半は3名だけで、1.5億程度の仕事をしていました。金額にすれば、1人5000万円の仕事をしているわけです。圧倒的に働きすぎですね。
特に私たちの売上の主軸である、WEBサイトのブランディング・マーケティング・制作・保守、コンサルティングが、フルパッケージでの業務体型であること。
僕と代表は妥協できない性格から、従業員を19時に帰宅させた後も仕事をして、気がついたら深夜になっていることがほぼ毎日。土曜も1日仕事で潰れ、日曜日は家族に時間を使いたいが、仕事の状況ではそんなに時間を取れない場合もある。
完全にリソース不足。
クライアント視点でいえば良い企業かもしれないが、内部的に言えばあまり良い状態ではない。このまま続けば、制作の質も落ちてしまう。
そこで、リソース不足を解消するために、フリーランスを活用することを考えた。そこで、フリーランスにお願いしても問題がなさそうな案件や切り出した業務内容を依頼したが、そこで事件が起こる。
フリーランスのクオリティが低かった
初めてフリーランスへの依頼を決めた。
お願いする内容は以下のものだ
コーディング(XDでデザインが完成しているもの)
WEBデザイン(安価で短納期のもの、且つ、仕様書が確定しているもの)
ライティング(キーワード調査、見出し、書く内容を記載したもの)
ここまで題材を提供すれば大丈夫ではないか?
というところまで要件や発注ルールを決めて、フリーランスへ依頼を出した。大きな期待はしていなかったが、自分たちの時間が少しできることで、身体的な負担や考える余力を作れるのではないかと考えた。
今思えば、「これで時間ができる。」と、心のそこでは大きな期待だったのではないかと思う。
現実は甘くなかった
まず、コーディング依頼して上がってきたものをチェックしたときに、
「フリーランスへ依頼することの意味」を知った。強く実感したことは3つだ。
単純にコーディングのレベルが低い
コードを見ずに、完成品を求める人には良いかもしれない。
けれど、質を求める場合には明らかにレベルが足りない。
それなりに前職で経験を積んでいる人に頼んだのだが、恐らく「書いて表示されれば良い」という仕事をしてきたのではないかと思う。
JavaScriptで言えば、きちんと書けていた、こちら側が納得するものだったことは5回頼んで1回もない。ラフレベルのWEBデザイン
WEBデザインは試しに出してみた。
仕様やディティールの指定があるにも関わらず、「これでデザインというのか?」というものがあがってきた。とても勉強になった。
知識量、コーディングスキル、マーケティングスキルが足りない。文字を書くのが好きなライター
SEOがでるライターと、私たちが求めるSEOの調査は全て済ますので、
読む人が有益になるクオリティの高い記事をお願いしたい。というニーズを満たすことはできないと感じた。
やはり、知識量やマーケティングスキルが足りない。
やっぱり頑張って採用しよう
こういったことから、私は頑張って採用することを決めた。
一緒に働いて、一緒に成長できる環境があると素晴らしいと思う。
将来、コーディングやWEBデザイン、ライティングだけでは食べていけなくなる日が必ずやってきます。現に、フリーランスが飽和し、品質が保たれなくなってきています。
2000万円問題を気にする人、将来のお金をためたい、自由な人生を歩むためにはお金が必要だ!というリベラルアーツ大学の両学長のように、将来への不安を煽るだけ煽る人もいます。
そうではなく、ベンチャーは会社の成長を考えなければなりません。
まずは存続できる努力が必要です。そのためには求められる知識やスキルは変わっていきます。必ず。
だからこそ、インハウスは成長できるのです。
辛いことがあっても、めげずに頑張ることで見える、あなたの未来があります。
転職を考えている方へ
私の知る限り、良い会社にはインハウスが多い。
そういう意味では、私たちもそうしていくほうが、良いと考える。
だから、採用を頑張ろうと思っている。
今WEBデザイナー、コーダー、ライターで転職を考えている方に、
伝えたいことがある。それは、
「人生においてメンター(もしくはクライアント、世間など)の存在はとても大きなものである」
ということだ。
あなたは就職してからフリーランスとして独立するまで、大変な努力をされてきたんだと思う。そして、私たちが選んだフリーランスの方と同様に、現在もご自身の生活のために、老後のために、仕事を頑張られていると思う。
しかし、その制作物の評価を誰にしてもらっていますか?
相手が素人だと思って、自己満足にはなっていませんか?
そう、私も経営をしていると、仲間に指摘されることは少なくなります。
誰かに評価してもらうことも少なくなってきます。
居心地の良い空間であればあるほど、人は退化していくのです。
進化しているひとは、良いことも悪いこともメンター(もしくはクライアント、世間など)から評価され、壁を乗り越えて行っている人がとても多いです。
私たちの会社の代表は、技術者であること。
私はマーケティングが得意であること。
技術もマーケティングも学ぶことができます。
そこに、今あなたが持っているスキルをかけあわせれば、必ず良いことがまっているはずです。
現在フリーランスだけれど、客観的な評価から技術力を高めたい人が、
週2〜3でバイトするもありだと思っています。関わっていく中で見えるキャリアが変わるもの、楽しみの1つだと思います。
私たちの会社はベンチャーであり、未熟です
偉そうなことを語っていますが、未だリソースが足りないベンチャーであり、未熟な会社です。
みなさんが働いてきた環境とは違います。
キレイなビルで、キレイな職場。ではありません。
どこで働くかよりも、「何を成し遂げたいか」に全振りしている人たちが集まっているので、「こんなところで働いているの?」と思われるかもしれません。
でも、人が増えたら今のところにはいられなくなるので、
移転したり、拡張したり、楽しめることはいっぱいあります。
ぜひ、一緒に働ける日が来ると良いですね。
もし、我こそは!
という方がいらしたら、
までご連絡くださると、嬉しすぎて長文のメールをお送り致します。(嘘です)条件面などは、追ってご連絡させていただきます。
ご紹介もお待ちしています。
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