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【福島グルメ】馬刺し×会津娘 短稈渡船

 おばんです(朝読んでいる方は、おはようござりす)。
 ご当地グルメネタです。秋なので(?)ネタが尽きません。ご容赦ください。

 僕は宮城県出身で、今は福島に住んでいるので、この地域+東北全般の食べものの紹介をしていきます。実際食べたもの、あるいは調理したものを書いていきます。ご当地グルメに合わせた、日本酒の紹介もします(たまに方言出ますが、基本仙台弁です。福島弁ではありません。念のため)。

 今回は、福島県会津の馬刺し。これが会津の酒といぎなし合うんだなー。

由来

 会津の馬肉文化は、幕末の会津藩の悲劇と関係しているようです。

平石弁蔵著『会津戊辰戦争』によると、慶応4(1868)年8月、「各方面から傷病者が運ばれてくるので、日新館を臨時病院に宛てて収容し、幕府の医者・松本良順が院長として、蘭法治療を施した。このとき、牛馬を屠殺(とさつ)して、患者に与えたのが、会津地方における肉食の始まり」との記述があります。
(下記リンクより引用)

 なお、「馬刺し」つまり生で馬肉を食べる文化ができたのは、戦後のプロレスラー、力道山がきっかけとのこと。

戊辰戦争以降、会津では「馬肉」が食べられるようになりますが、生で食することはありませんでした。 現在のように生で食べられるようになったのは意外と最近のことで、昭和30年からです。鶴ヶ城西出丸にプロレス興行に来た力道山が、会津若松七日町の肉屋に出向き、店先にて持参したタレを取り出し、生で食べたのが始まりです。
(同上)

つくりかた、食べ方

 馬刺し自体は近所のヨークベニマルで売ってるのですが、これは熊本産。これ買っちゃうと、たぶん「東北のご当地グルメ」のコンセプトが崩壊してしまう気がしたので、会津産を探す旅へ。
 すぐ近くにありました。福島駅西口の「コラッセふくしま」の物産館に売ってます。
 
 馬刺しの主な食べ方は、濃い系の魚の刺身と同じで、生姜かニンニクと醤油で食べます(ちなみに僕は、会津のものを食べる前は、レバ刺し的な感じでごま油と塩でした)。
 しかし会津では、にんにく辛子味噌で食べるのが一般的のようです。
 この辛子味噌、単体でもつまみになる…。
 

 酒!飲まずにはいられないッ!
 (実はもう飲んでる。後述)
 

 しかし、会津の馬刺しに会津娘。画が強烈すぎる…。まさに、タイプは違うが、正真正銘、強者と強者の戦い。
ラオウとトキが戦ってるくらいの緊張感と威圧感だ…。

※『北斗の拳』より

 

合わせる日本酒

 さて、今日の日本酒は。会津の郷土料理なので、会津の酒でやるすぺ。福島県会津若松市の「髙橋庄作酒造店」より、「会津娘 純米吟醸 短稈渡船」。買った店は、大正義、伊達市保原の根本酒店。

 短稈渡船(たんかんわたりぶね)とは、酒米の品種で、割と希少なものです。酒米界では、「山田錦」という、食用米でいうコシヒカリ的なポジションの酒米があるんですけど、その父親の品種と言われています。

 僕はいわゆるキッチンドランカーで(リュウジのバズレシピの影響)、料理中に、試飲とか、料理が食中酒に合うかリサーチするという名目で、飲むことがしばしばあります。
 今回、料理中(馬刺しは切るだけなので、ほかのを調理中)に会津娘を試飲したところ、思わずTwitterでこうつぶやいていました。

 僕は今まで飲んだ日本酒のリストをつけていて、あくまで自分の好みでSS〜Cまでランク付けしているのですが、一口飲んだ瞬間、SSランク入りの酒でした(ちなみに、SSランクは、約300件中、上位10%くらい)。
 

 そして、馬刺しを肴に飲むと。
 

 あー。いぎなりうめー…

 
 馬刺しと会津娘。すなわちラオウとトキの究極の戦い。強者同士の戦いは、決着が早い。
 
 開栓後1時間で飲みきってしまった…。

 

 

 んでまず。おみょうぬづ(それでは、また明日)。

 
  

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