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SPORTJOG Ⅱ&SPORTSJOG AIRの比較


スポーツジョグのローカット版(スポーツジョグエアー)とハイカット版(スポーツジョグツー)を比較検証してみました。

㈱丸五の製品は可能性だらけですね!

地下足袋ベースのこのシューズですが、ランニングシューズのような仕様ではないです。

地下足袋ベースでスタイリッシュにスポーツに使える仕様になったという感じです!

SPORTSJOG AIR&Ⅱ横から検証

SPORTSJOG AIRはアウトソールが分厚く、エアーが踵に入っている仕様。

クッション性はⅡよりもあるので履いた時非常に履きやすく感じる。

素足感覚がより好きな方はⅡの方が向いている。

Ⅱは通常の地下足袋のような感じで、アッパーとアウトソールのみの仕様。

アッパーのシューホールの箇所がAIR3か所、Ⅱは5か所、AIRは圧倒的にすくないのでしっかりくくってもアッパーでの固定力が弱いのがデメリット。

足入れのしやすさはあるが、ヒールカップ周囲を紐で引っ張れるような構造になっていないので、サドル機能を紐で作ることができない。

SPORTSJOG AIR&Ⅱ裏から検証

裏面の仕様はまったく異なっていて、アッパーとの相性が良いのはⅡの方。

アッパーの後足部(ヒ―カップ)が硬くないので、アウトソールが高めで、硬めのAIRは横へズレやすくなってる感じになっています。

アッパーが柔らかくアウトソールが硬いのでそこの差がすごく出てしまう感じです。

しっかりと踏ん張れたり重心移動がスムーズな人はあまり気にならないかもしれませんが、そうでない人は、ステップ動作をする際は、要注意!

一方Ⅱの方は、ハイカットのため、アウトソールとアッパーの柔らかさがあっても紐をしっかりと結ぶことで、横へのブレは多少解消される仕様になっています。

SPORTSJOG AIR 横からのアウトソールの検証

MP関節部でしっかり曲がるが後足部は曲がらない。

ミッドソールが分厚いことでシャンク機能を果たし、通常のランニングシューズなどと同じような仕様になっています。

力を伝達するにはこのような仕様の方が、伝達しやすいのでジャンプ動作や前への出力に関連する動作をする際にはうまく力を伝達できそうです。

SPORTSJOGⅡ 横からのアウトソールの検証

アウトソールもアッパーも柔らかいため、ぐにゃぐにゃの靴と同じようになります。

通常の靴に比べ、やわらかい仕様。ベアフットシューズならでは。

足が変形している人や使えない人にとったら疲労が出やすくなったり、ケガを起こす原因にもなるが、足をしっかり鍛錬できている人からしたら、これぐらい自由度があっても問題ない。

アウトソールも柔らかく、靴自体も柔らかいので、コンクリートなどの上でのジョギングや運動では体への負担が大きく出る可能性がある。

体育館、土、人工芝、天然芝、ジムなどの上で運動をする際には、問題ない程度かと思われる。

ステップ動作やダッシュの切り替え動作など運動学習をさせる上では良いといえる。


SPORTSJOG AIR&Ⅱ 母趾の屈曲・伸展

両方とも、母趾がしっかりと曲がる(屈曲・伸展)ようになっているが、Ⅱの方が曲がりやすくなっている。

この辺りは、動きの中で感覚として母趾で蹴る、外の他の足趾で蹴るといった動きの意識をする際にはとても良い構造かと思います。


まとめ

おすすめの使い方/使う場所

SPORTSJOG AIR→ジャンプ スプリント

SPORTSJOG Ⅱ→スプリント カッティング

サーフェイス:土、人工芝、天然芝、体育館

両方ともメリット、デメリットはあるが、共通して言えることは、足趾を動かせ、アウトソールがフラットで地面をしっかり蹴ることができる。

フラットな底面であることだけで、接地時のタイミングや接地箇所も変わるので、ハムストリングスや臀部に刺激が入りやすくなる。

これは体感してみればよく分かります!

筋力トレーニングの際に足袋靴が出力しやすいというのもこれらのことが影響している可能性はあると考えられます。

そして地面が硬すぎると、反発力により体への負担が大きくなることが考えられるので過度な仕様で怪我を誘発することも出てくるので気を付けてください。

使える場を選んで、使い方を選択してしっかりと有効に使うことで、パフォーマンスアップや、運動能力の向上につながる靴になってくると思います。

通常トレーニングの中にもこれらの靴の選択をしていくことは大切なことになってくると思います。




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