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「スタートアップで働く」ということ

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スタートアップへの転職を検討している方にお勧めの記事をまとめます!
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記事一覧

スタートアップで15年働いて分かった、成長する人はやるべきことに集中できる人

めちゃくちゃ、自己啓発本の帯にありそうなタイトルですねw 感慨深いのですが、前職時代とFindy合わせてスタートアップで働き始めて早15年目を迎えました。 さて、タイトルの通りですが、スタートアップにジョインする方の多くは元いた会社よりも小さいFindyに飛び込んできてくれています。自社が150名の規模になっても、まだまだより大きな会社出身者の方がマジョリティだったりします。安定よりも、会社の成長、そして結果としての個人の成長を選んでいる方が多いわけです。 ちなみに自分

【IVRy入社エントリ】CTOからエンジニアへ: 楽しむことへの挑戦

こんにちは。2024年2月にIVRyに入社したエンジニアの成田(@mirakui)です。趣味はパン作りです。前職ではマネージャーや経営を担当していた時期が長かったのですが、IVRyでは再びエンジニアとしてやらせていただいています。 パン作りライ麦全粒粉と水をビンに入れて1:1で混ぜ、暖かいところに2週間ほど置いておきます。そうすると、全粒粉の表面に常在している酵母菌や乳酸菌が増えて、サワードウ・スターター(パン種、天然酵母)として使えるようになります。このスターターと、強力

創業期のスタートアップに必要なたった1つのこと

調達のスタンダードを刷新する会社、Leanerの代表をしています大平です。 前回「エンタープライズ向けサービスのMVPはこうして失敗する。」というnoteを公開してから、2年ぶりの新作となります。 先にいっておくと、私には文才がない。ゆえに、中身で文才を凌駕するしかない。 創業してから5年間、外向けには話したことのない内容。 私が思う「創業期に必要なたった1つのこと」を書きます。 ※このnoteは起業家の大先輩方に強く影響を受けた内容になっています ただ、このnoteを

外資 IT からLayerX へ。エンプラセールス立ち上げの挑戦

2023年9月に入社し、エンタープライズ部のセールス責任者を務めています。 今回、はじめての note の投稿になるとともに、LayerX への入社エントリーとして、エンプラセールス立ち上げに向けた取り組みを紹介したいと思います。 自己紹介これまで、以下のようなキャリアを歩んできました。 1社目 NTTソフトウェア株式会社(Web アプリの開発) いわゆるソフトウェア開発の基本を覚えました。開発言語や製品、開発の工程管理、品質管理、リリース管理、ベンダー管理などです。W

泥臭いことができる人とは何か?

先日の記事を書いた後、メンバーから「泥臭いことができる人」ってどういうことですか?という質問をいただき、話してみるとかなりズレがあったので、ちょうど良い機会なので言語化してみます。 自分の考える「泥臭いことができる人」とは、『「実行」しながら「戦略」「戦術」にフィードバックできる人』だと考えています。 長時間労働を行う人でも、現場でひたすら実行のみを行う人でもありません。 仕事の3分類「戦略・戦術・実行」仕事の大半は問題解決だと考えているのですが、それらの仕事は「戦略・

国税庁発表を踏まえたスタートアップ株式報酬の明るい未来

村上です。先ほど日経新聞からも報道が出ましたが、本日5/29に国税庁(と経済産業省)からスタートアップ関係者向けに信託SOの課税関係に関する説明がなされました。岸田政権下においてスタートアップ政策が注目を集めるようになったタイミングで、なぜブレーキをかけるようなことをするのか、既発行分にも訴求(※国税庁は訴求するというより元々給与課税として納税されているはずというスタンス)されるのか、とネガティブなイメージばかりに目がいってしまいそうですが、私のnoteでは「未来思考」で、未

世界標準のストック・オプション実務

皆さんご存じのとおり、5月29日に国税庁から信託型ストック・オプションが給与所得に該当するとの解釈がでました。これと同時に国税庁は、税制適格ストック・オプションの権利行使価額を決めるために必要な付与契約時の株価算定ルールについて、新たな通達を設けてパブリックコメントにかけました。この通達は、ストック・オプションが税制適格となるために必要な「権利行使価格がストック・オプション付与時の普通株式の株価以上であること」という要件について、権利行使価格を配当還元方式の算定や、純資産価額

メルカリを卒業します|約5年で学んだ9つのこと

こんにちは。メルカリのsaimaruです。タイトルの通り、5月末をもってメルカリを卒業することを決めました。2018年7月(忘れもしないIPOの翌月)に入社したので、過ごした期間は約4年11ヶ月。沢山の方にお世話になりました。本当にありがとうございました。 メルカリでは主に人や組織、採用にまつわるPR/ブランディングを担当し、直近の約1年間はEmployer Branding Teamのマネージャーとしてチームづくりをしてきました。 今回のnoteではこの約5年間でメルカ

ゲーム作りで「第1世代目はなぜ一線級を保ちつづけるのか?」と、そのなり方、落とし穴

モノづくりの2つの世代の違い私は、モノづくりの中では2種類のタイプがいて、それは大きく違う性質を持っていると考える。2つの人は初期値としての才能や能力は大きく違わない。だが、5年10年と進んでいくにつれて差がとても大きくなっていく。 違いはこれだけである。ただ結果として、チームリーダーやコアメンバーは第1世代に任され、第1世代のビジネス経験がより強化される。第2世代は、専門性を磨いていけばいつかは自分も第1世代みたいになれる筈と思いながら、いつまで立っても何故かなれない。い

広報は「露出屋さん」じゃないよねって話

先日、10X CCO中澤さんにお誘いいただき、オンラインイベント「黒子のコーポレート大激論Days」のPR部門で登壇をご一緒させていただきました。 スタートアップPRの役割の変遷や経営陣の巻き込み方、PRトレンドまで幅広くお話しさせていただいたんですが、そのとき話したことの中でも特に印象に残ったこと、「広報=露出屋さんではないよな」ということについて、少し今の考えをまとめてみようかなと思います。 このことについては、複数の参加者さんからのtweetでも触れられていたので、

大手百貨店→スタートアップの出向が最悪で最高だった話

はじめに百貨店の三越伊勢丹からスタートアップに出向したことやその時考えていたことなどを自分の頭の整理も兼ねてつらつらと書いてみました。 私と似た経験をされている方や、これから異動や転職を考えている人に読んでいただけたら嬉しいです。 三越伊勢丹では婦人服一筋だった私は大学卒業後、新卒で㈱三越伊勢丹に入社し、主に新宿伊勢丹の婦人服部門一筋で12年間勤務していました。入社後の店頭販売に始まり、バイヤー(取組先と交渉して商品を仕入れる人)やセールスマネージャー(売り場の責任者)とい

金融機関を対象に、2年間でARR6億円をつくった『EP営業の有効施策』を公開

はじめに2015年の創業から2020年までの5年間、bellFaceの導入企業は「BtoB営業」でのご利用が多くを占めていました。しかしコロナによってマーケットは激変し、その多くは一般化されたweb会議システムへとリプレイスが進み、我々は窮地に立たされていました。 そのような状況の中で、一筋の光として「金融業界」からのご相談が顕著に増え始めていました。それも、これまで得意としていたBtoBではなく、「BtoC(リテール)営業」 の領域からの引き合いが増え、水面下で我々は戦う

PMが創業1期目のスタートアップに転職して変わった事、変わらなかった事10こ

こんにちは、Nstockでプロダクトマネージャーをしています、さとじゅんです。 わたしはかれこれ10年くらいPMやってる人間でして、前職ではメルペイという会社で決済処理や加盟店が使うプロダクトのPMをやったりPMチームのマネジメントをしてきました。 今年の6月にNstockという会社に入社したのですが、入社してだいたい半年が過ぎました。 Nstockという会社は2022年1月24日に誕生した会社なので、会社としてはまだ設立から1年経っていません。 設立間もない会社で働

「勝手に学ぶ人」と「期待されて学ぶ人」の差が埋められない

ここ1年ぐらい感じていた「学びに関する格差」の話を書く。 最初にまとめ・勝手に学ぶ人は、自分の周囲にある「学びに使えそうな仕事」を探して自分の仕事にすることを繰り返す ・期待されて学ぶ人は、上司とかの期待に応えて新しいことを学ぶ ・「勝手に学ぶ人のスピード」>「期待されて学ぶ人のスピード」なので、格差が開いていく ・「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」が実現できない ・勝手に学ぶ人を止める理由も見つからない ・困ったなあ(解決策わからない) では