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【書評】嫌われる勇気 2020年1月①

オススメする人

・人間関係に悩む人

感想

以前(2017.11.16)に一度読んだことがある。
その時の感想は、「難解、けど、大事なことが多く書いてある。」くらいで、ほとんど理解できていなかった感覚だった。けど、読後直後に出産直後で悩んでた奥さんと散歩しながらこの本を意識して会話したらめちゃくちゃ良好な関係になれた経験があった。

そして今回。正直、理解できた。というか、うんうんそうそう、という感覚だった。この2年間で自分自身の自己に対する意識をこの本が自然と変えてくれていたのかもしれない。

しかし、分かることと、実践できることはまた違う。文中にもあったが、このアドラー心理学を理解して実践するにはそれまでの人生の半分の期間が必要になる。僕が読んだのは36歳。できるようになるのが54歳か・・・

これまで本当に褒めてもらう事、承認してもらう事を糧に生きてきた。おそらく、小学校の受験戦争がその原因だろう。貢献とは人から認められるものではなく、自分で認めるもの。

自分自身がコミュニティに対して共同体感覚を持ち、貢献に対して承認を求めず、劣等感を糧に、優越性の追求を行い自己研鑽し、承認欲求の罠から脱して、「いま、ここ」をまっすぐに生きて、もっともっと自由になりたい。

自分が出来ていること、出来ていないこと

・もう38歳。もう最年少で上場はできないし、世界を変えるにはもっと早く頭角を現す必要があったよなと思ってしまうこともある。けどそれは違う。これからの人生にこれまでは関係ない。「いま、ここ」で僕がどう行動するのかが大事だ。世界を変えてやる。

・例えば賞レース。2位になった。素直に1位を讃えられないし、嫉妬する。「優越性の追求」や劣等感に関連する?違うか。他者と比較してしまう。理想の自分との比較が足りない?
・よく、私は正しいと思ってしまう。権力争いを無意識に行ってしまっている。
・他者からの承認欲求を満たしてしまう。自分で自分をだまだ承認できていない。コミュニティへの貢献を実感できていない。
・褒めてもらえないとゴミ捨てできない。
・子供を褒めてしまおうとするし、上下の関係を無意識にしてしまう。
・ワーカホリック 仕事が忙しいから家事を手伝わないのではなくて、家事の責任から逃れているだけかもしれない。

疑問点

・それでもやはり子供は褒めたいと思ってしまうが、良くないことなのだろうか?
・82%のページ「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」「共同体感覚」「課題の分離」「承認欲求」「貢献感」「幸福」を図式化したい。

<メモ>
・人は誰しも主観的な世界に住んでいる
・「原因論」「目的論」不安だから外に出られないのではなくて、外に出たくないから不安という感情を作っている
・与えられたものをどう使うのか。何かが羨ましいのではなくて、どうしていくのか
・可能性を潰すのが怖くてやらない。その現実に直面したくない。
・これまでの人生に何があったかは、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない。人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなた自身なのだ。
・「優越性の追求」
・「他者の期待を満たすために生きているわけではない」
・「課題の分離」
・他者はどうにもできない。評価を下すのは他者である。
・承認されないかもしれないというコストを支払うことで自分の生き方を貫き、自由になれる
・「共同体感覚」ここにいても良い。貢献しているという実感。
・人は褒められることで自分には能力が無いという信念を形成していく
・「幸福」とは「貢献感」である
・「普通」であることは「無能」ではない
・人生の最大の嘘は「いま、ここ」を生きないこと

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