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プロ野球の結果を賭ける!?野球くじを本格的に検討へ

こんにちは、藤本けんたろうです。

先日、ちょっとミラクルなことがありました。インターン先の同僚の方と電車に乗っていたら、突如「けんたろう君ってnoteで記事かいてる?」と聞かれました。「はい」と言うと、「先週の記事で使ってた写真、僕が撮ったのなんだ!!」と。

今月1番テンションが上がった瞬間だったかも。

 

このマガジンでは、世の中で重要なニュースなんだけど、その背景がイマイチ見えづらいものに対して、イチから丁寧に整理していきます。

では早速、今回のニュースはこちら!

プロ野球くじ、導入を検討 早ければ2019年から実施 

 

【今週の日コレ3行まとめ】
・プロ野球の勝敗を対象にしたくじが始まるかも
・サッカーではもうやってるよ
・導入にあたっての懸念点は野球界の「暗い過去」

 

皆さん、宝くじは買ったことありますか?一般的なくじ(宝くじ)の対象は「数字の羅列」ですが、今回の記事では「プロ野球の勝敗」も対象にしよう!と言っています。

 

「サッカーくじ」はもうあるよ

「おお、面白そう!」と思った人や、「スポーツをギャンブルの対象にするなんざ、けしからん!」と思った人もいると思いますが、実は「サッカーの勝敗」は既に国内でも賭けの対象になっています。

 

通称「サッカーくじ」、愛称「toto」です。ちなみに「toto」は、イタリア語で「サッカーくじ」を意味する「トトカルチョ(totocalcio)」から来ています。

 

2001年から本格的に販売され始めたサッカーくじは、徐々にその売上を伸ばしてきていて、2016年度は約1118億円にもなります。売上金の一部は、地方自治体、スポーツ団体、国庫などに分配されます。

 

ここで、

「サッカーでそれだけ儲かるなら、国内でもっと人気の野球でやればもっと儲かるだろうに、なんで今までやらなかったんだ!」


という疑問が出てくると思います。てすがプロ野球界には、やりたくてもできない「暗い過去」があったのです…。

 

野球界の暗い過去

その「暗い過去」は「黒い霧事件」と呼ばれています。1969年から1971年にかけて、プロ野球関係者がお金の絡んだ八百長に関与したんじゃないかという疑惑が、次々と持ち上がったのです。

 

この件がトラウマとなって、野球界はなかなか「野球くじ」に踏み切れませんでした。政界側から幾度「野球くじ」の提案を受けながらも、その度に野球界側は断ってきたのです。

 

ただ、東京五輪以降のスポーツ界の発展を目指す中で、新たな財源確保の手段として、ここに来てかなり「野球くじ」が現実味を帯びてきた気がします。実際、記事によると昨日行われた野球界の会議では、強硬に反対している球団はいなかったようです。

 

ただ、やはり「黒い霧事件」のこともあってか、仮に導入されるとなっても、現時点ではかなり慎重な運営方法が検討されています。

 

例えば、、、

・勝敗の予想→自分ではできず、コンピュータによる「非予想方式」

・対象試合→購入後もわからない

 

という、くじ買ったら後は両手を合わせて神頼みで、というか何を神頼みしたらいいのかも分からない、「それ何が楽しいの!?」くらい保守的な方式です。

 

まだ言っても検討段階だからね

というわけで、実際に野球くじと導入されるかはまだ分かりませんし、導入されたとして、どんな感じの方式になるのかは未知数なところが多いです。

 

ただ、「なんでそんな回りくどいんだよ!」という背景には、「黒い霧事件」という野球界特有のトラウマがあるんだと知っていれば、なんとなく話が見えてきやすいのではないかと思います。

 

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