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シェア数、被リンク、寿命...各指標に応じた記事のテーマを探る

どんな記事が読まれるのか。

どんな記事がシェアされるのか。

メディアに関わっている人なら、誰しもが気になるトピックですよね。


今回、それをガッツリ調査している記事に出会いました。


>Beyond BuzzFeed’s Juicy Headlines: Article Types and Themes that Earn Outstanding Shares and Insanely Valuable Links


ぼくの英語読解力がなさすぎて半分くらいしか理解できてないんですが、とりあえず読めたところを中心にまとめていきます。


この記事のライターさんは、タイトルにもある通り、BuzzFeedの記事を徹底的に調べたんだそうです。

そのなかで分かったことを、グラフを使いながら説明してくれました。


というかその前に、39種類に分類してました。

まずは、記事のテーマによる分類。

Topical Groupings – categories related to a person/place/thing/idea
①Numbers(数字)
②Food(食べ物)
③Social Media(SNS)
④Years(年)
⑤Locations(地域)
⑥Women and Women’s Issues(男女問題)
⑦Politicians(政治)
⑧Movie Fandoms(映画)
⑨Consumerism and Products(消費者やプロダクト)
⑩Female Celebrities(女性有名人)
⑪Sex and Beauty(性と美)
⑫Music(音楽)
⑬Men and Men’s Issues(男同士の問題)
⑭TV Fandoms(テレビ)
⑮Animals/Pets(動物/ペット)
⑯Title Includes Internet Slang/Jargon(インターネットスラング/専門用語)
⑰Title Includes Swear Words(汚い言葉?)
⑱Title Includes Superlative Words(最高の言葉?)
⑲Photos/Photography(写真)
⑳Brands(ブランド)
㉑Hacks/Tips/Tricks(情報・ノウハウ)
㉒LGBT(LGBT)
㉓Male Celebrities(男性有名人)
㉔Relationships(関係性)
㉕Superhero Fandoms(スーパーヒーロー)
㉖Memes(ミーム?)
㉗Cuteness(可愛さ)
㉘Race/Ethnicity(民族)
㉙Sports(スポーツ)


次に読後感(?)による分類。

Qualitative Impact – categories related to how the article intends to make you feel or respond.
㉚Articles that convey the emotion of trust or authoritativeness(信頼や権威?)
㉛Articles that convey the emotion of surprise or anticipation(驚きや期待)
㉜Articles that convey the emotion of anger(怒り)
㉝Articles that convey humor or are meant to be funny(ユーモアや面白おかしさ)
㉞Articles that convey the emotion of joy/happiness(幸せ)
㉟Articles that create a sense of collective identity(アイデンティティ)
㊱Articles that convey the emotion of fear(恐れ)
㊲Articles that convey the emotion of disgust(嫌悪)
㊳Articles that convey the emotion of sadness(悲しさ)
㊴Articles that relate to the aspirational self(自己啓発?)

この39種類をベースに、記事は進んでいきます。


まずは全体の数字から。各ジャンル、全体に対してどれくらいの割合なのか。

これは、『Numbers』が圧倒的で、全体の約5割を占めています。

でも、『Numbers』ってなんだんだろ、、

数字ってそれ自体がテーマになるというより、各記事で横断的に利用されるものですよね、、

どういう分け方なんだろ、、

ちなみに、2位は『Food』です。

※記事中より引用


次に、各ジャンルの記事のなかで、Facebookで50,000シェアされた記事の割合。

『Identity/Collective Identity』が18%に迫るとてもつもない数字。

たぶんこれは、自己診断系ってことですよね。

あなたは何タイプ?みたいな。

やっぱりぼくたちは『自分はこういう人間なんだ!』ということを言わずにはいられない運命にあるんですかね。

※記事中より引用


次はシェア数ではなくて、『どれほどその記事の被リンクが多いか?』。

被リンクというのは、ざっくり言うとその記事が参照などの形で、他の記事で使われることです。

圧倒的に多いのは、『Politicians』ですね。

その次が『Race/Ethnicity』『Gender/Men』。

※記事中より引用

記事中には『こういったセンシティブ(≒デリケート)なタイプの記事は、友だち同士でシェアすることははばかられるけど、メディアなどが主張の補強としてや、議論の土台として使っている』みたいなことが書かれてありました。


次は『どれくらいその記事が長く読まれているか』。

公開したタイミングだけじゃなくて、その後も息の長い記事として、長期間にわたって読まれるかどうかも、大事な指標の1つです。

1位は、『Identity/Collective Identity』。さっきめっちゃシェアされてたやつですね。

これはやっぱり、人間の本能に根ざしたものなので、時間の経過にも耐えうるということでしょう。

あと次が『Hacks/Tips/Tricks』。

これらは、SNSに流れてきたから読むっていうより、自分がその情報を欲しいと思ったときに自ら読みにいくことが多いので、ちゃんとした情報が載っていれば、時間が経っても読まれるということでしょうか。

3番目が『Animals/Pets』。

かわいいものは、ずっとかわいいですよね。

※記事中より引用


最後、BuzzFeedには、どんなフォーマットの記事が多いのか。

記事のジャンルではなくて、どういう形式で書いてるかということですね。

BuzzFeedと言えば、やっぱり『○つの方法』とか『たった△個の習慣』みたいな、リスト形式の記事のイメージがあります。

それがデータとしても出てきた印象です。

最も多かったのが『List』タイプのもの。39.70%。

※記事中より引用


ということで、シェアや被リンク、長寿かどうかなど、見る指標によって上位の記事のタイプが少しずつ変わってくるのが面白かったです。

みなさんの何かしらの参考になれば幸いです!

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!!!すこしでも面白いなと思っていただければ「スキ」を押していただけると、よりうれしいです・・・!