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サイディング納まり 知識 水の動きを理解する 漏水対策


外壁のサイディングは水により湿気がたまり、そることがある。過去にこれで漏水の事例が多くあった。
これを合板の上の防水シートに貼り付けてしまうと室内へ防水シートとサイディングの間の水がたまり室内へ漏水することがある。そこで、防水シートとサイディングの間に胴縁を入れることで通気層を作り漏水を防ぐ。出隅、入隅のところは既製品の役物を用いる(既製品)。高さは3mくらいになる。継ぎ目には、水が中に入らないように、金物をつけプライマーを塗り(外壁間が3点接着により割れるのを防ぐため)シーリングをつける(シーリングには上下の関係あり。一番いいのは2液性の変性シリコン)
 シーリングには1液性や2液性があり、1液性は、カーマとかに売っている工場のものをそのまま使う感じで誰でもできるものになっている。2液性は現場でシーリングを混ぜ合わせて使うため職人にしかできない作業になる。このことから2液性のほうがよい職人をつけることができる。RCは基本変成シリコンだが、木造はウレタンを使うことが多い。
 水の流れを読むことが大切。水は基本的に重力によって上から下に流れるが、塗り壁や凹凸がある外壁、横に目地があるときなどあるときに垂直方向に流れることがある。横に流れると水が下に流れずそこでとどまるためそこから漏水が起きやすい。

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