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婚活お休み期間にしたこと~内面編~

こんにちは、かえるです。

今回は婚活お休み期間にした内面磨きについて、ご紹介したいと思います。
やったことはただ1つ。「とにかく自分と向き合うこと」です。
今回はポイントを絞ってしまうと、伝えたいことをうまく表現できそうにないので、エピソード形式でまとめてみました。
少し長くなりますが、どうぞお付き合いください。

自分と向き合うきっかけ

婚活を休む直前のこと。婚活で失敗を重ねる私を心配し、10年来の友人が飲みに誘ってくれました。失敗続きで落ち込む私に、友人はこう助言をくれました。

「かえるは相手に合わせすぎじゃない?」

そう、今までの婚活体験談でも散々反省点に挙げている「合わせすぎ」という状態を、友人は的確に指摘してくれたのです。
それもそのはず、友人は私とは(良い意味で)真反対のワガママな子でした。相手を尊重しつつ自分の意見をしっかり伝えて異性と良い関係を築くのが上手な子でした。

彼女の一言で合わせずぎな自分に気付いた私ですが、同時にこの性分を簡単には改善できないことにも気づきます。
そもそもどうして人に合わせすぎるのか。どうやったら今の性分を変えられるのか。ここを改善しないと婚活は成功しない!と直感的に理解した私は、早速調べてみることにしました。


「自己肯定感」との出会い

まずやったのは、情報収集でした。参考にしたのはこちらのブログです。

Twitterで婚活の情報収集をしていた時に知った方です。婚活の戦略的な話だけではなく、女性がどうして婚活に躓くのかについて、丁寧に説明してくださっています。

ブログを拝見していると、やはり同じような悩みを抱えている女性が多いようでした。そして、それらの女性に共通していることが、「自己肯定感」が低いということだと判明。

「自己肯定感」とは…?
kanaさんのブログでは、「自分の良いところも悪いところもありのままに受け入れられること」解説されていました。
つまり、どんなにモテなかろうと、太っていようと、肌が汚かろうと、そんな自分の存在に対し常に「OK」と思える気持ち、のことです。

以前から自己肯定感という言葉は聞いたことがありました。でも、「自分は自己肯定感が低い」だなんて、当時の私は思ったことはありませんでした。けれどkanaさんのブログで説明されている話は、自分の状況と重なるものばかり。さすがに他人事には思えなくなっていました。

では、どうやったら自己肯定感は上がるのか?
kanaさんのブログを参考に、自分でも色々と調べてみました。

過去の自分を振り返る

自己肯定感について、書籍やネット、恋愛系ユーチューバーの動画など、ありとあらゆる方法で片っ端から調べました。
すると、どの情報源にも共通して出てきたのが「幼少期の経験」というキーワード。どうやら自己肯定感は、子どもの頃に自分を受け入れてもらえた・認めてもらえた経験によって育まれていくようです。

幼少期の問題ときちんと向き合うことが自己肯定感を上げる第一歩。
そう学んだ私が様々な情報を参考に実践したことが以下になります。

・幼少期の印象に残っている記憶を掘り起こす
・当時の自分はそれについてどう思ったのかを言語化する
・その経験が今の自分にどんな影響を与えているのか考える
・過去に傷ついた自分を認め肯定する

さらりと書きましたがコレ、すっっっっっごくしんどかったです。
でも、やってみて本当に良かったと思いました。
思い返すと、心に引っかかって消化できていない記憶って意外と沢山あるんです。そういう1つ1つの記憶と向き合って、何が辛かったのかを改めて考え、自覚し、認める。ひたすらそれの繰り返しでした。

私にも、ずっと心に引っかかっているネガティブな記憶がありました。友達から「言う事を聞かないと絶交する」と脅されていた経験です。
「絶交」という言葉を出されたら逆らえない。それを知った友達はことあるごとに私を都合よくつかい、ひどい時はテストのカンニングまで黙認させられたこともありました。

それからもう一つ。幼少期の私は、行動の主軸が常に「母」にありました。「これは母が怒るからやらないでおこう」「母ならこうしてもらえたら嬉しいだろう」と、いつも母に認めてもらうよう行動していました。
けれど、それでも母から怒られてしまうこともありました。「どうしてそんなことしたの!?」と言われると、決まって「だってお母さんが――」と言うのですが、そうすると必ず「お母さんのせいにするな!」と怒られました。

他にも色々な記憶がありますが、どれも劇的な出来事ではなく、地味に繰り返されてきた「日常」の1コマに過ぎません。しかし、このような小さなネガティブ経験の積み重ねで、今の私が出来上がっていました。
その結果、「人から言われたことは断ってはいけない」「どんな時も人のせいにしてはいけない」「嫌なことを受け入れる、人に合わせる、迷惑をかけない=優しさ」という考えが、今の私のベースとなっていたのでした。

感情の蓋を大開放した夜

自己肯定感を下げていた根源がわかったものの、一番難しかったのは「過去に傷ついた自分を認め肯定する」ことでした。
というのも、私には昔から全てを自分の責任にする癖がありました。自分が傷ついていた事実よりも「私にも悪いところはあったから仕方ない」と他人を庇う考えが先に出てきます。おそらく、完璧主義で「どうにもならない」ということが許せない性格だったが故に、「全てを自分のせいにすれば自分が変わることで何でも解決できる!」と思い込んでいたのです。

それに、今も昔も友達や母のことは好きですし、今まで良い関係を築けてい(ると思ってい)ました。自分の傷を認めると、好きな人達を悪者にすることになる。そう思うと怖くて肯定することが出来なかったのです。

けれど、その記憶を思い出す度にボロボロと涙を流していた私が、当時傷ついていた事は明白でした。その事実から目を背けずに向き合うことで、少しずつではありますが私の考えも以下のようになっていきました。

「誰が悪いか」「何が悪いか」なんて考えなくていい。
何より大事なのは自分のこと。自分は何が嫌でどうして欲しかったのか、ただ感じたことをありのままに認知すること。
素直な気持ちを認めることは、悪い事でもなければ誰かを傷つける行為でも何でもない。

そしてある夜、「辛かった」「悲しかった」と、思い切って言葉にしてみました。
その瞬間、感情の蓋がパカッと外れて、ものすごくホッとして涙をボロボロこぼしながら自分を抱きしめました。
そして、

「これからは嫌なことは嫌って言ってね」
「いつも自分のせいだって思わないでね」
「誰が何と言おうと私だけは私のことわかってあげるから」
「私は絶対幸せになれるよ」
と、ずっと誰かに言ってほしかった言葉を、自分で自分にかけてあげることができました。

そしてドロドロとした感情を出し切った時、本当に清々しくなってホッとしたのを覚えています。
ああ…これが私か。今までこんなに濁った感情を溜め込んでいたのか…。
初めて自分のネガティブな一面と真剣に向き合うことが出来た貴重な体験でした。

ありのままの自分を知ってやめたこと

その後も私は自己肯定感について勉強する日々ですが、少しは自己肯定感が上がったのかな?と思えるくらいの変化が1つありました。

それは、「人に期待しなくなった」ということです。
なんだか寂しいことばですが、今まで何でも人に合わせていた私は、常にどこか心の奥底で他人に期待感をもっていました。言い換えれば、「我慢に対する見返り」を期待していたということです。
けれど、「必要以上に我慢しなくていい」と思えるようになった私には、相手に見返りを求める必要もなくなりました。

むしろ、「自分が嫌なことは嫌!と言って良いのであれば、他人の嫌なことも少しは受け入れてあげてもいいんじゃない?」と、とてもシンプルな心の余裕が出来るようになったのです。そうやってお互い様だと思えれば、自分の気持ちを伝えることに罪悪感を感じる必要もない。むしろ、きちんと伝える方が上手くいくことが多いよなぁ、と色んなことに気付くことが出来ました。

好きだと思った人と関わっていい。
嫌だと思った人からは離れていい。
やりたくないことから逃げてもいい。
常にお母さんの喜ぶ行動をとってもとらなくてもいい。
人は誰しも当たり前に大事にされるべき存在なのだから。

「人に合わせなきゃ」という呪いが解けて、「自分と他人は違ってもいい」ということを受け入れて期待しないでいられるようになった。これは私にとって大きな収穫でした。

おわりに

いかがでしたか?

恋愛モテテクとは全く違う内容で、「どこが婚活と関係ある?」と思った方もいますよね。確かに、私が行ったのは婚活のための自分磨きの枠を超えた、もっと広く深い問題についてのアプローチだったと思います。

私の場合、「婚活が上手くいかない」を突き詰めていくと、「そもそも男性どころか人間関係上手くいってないよね」ということがわかり、さらに「それどころか幼少期のこと引きずってるよね」となり、結果として婚活が上手くいっていない原因が、婚活だけに留まらない根深いものだったと分かったのでした。
もし読んでいて心当たりがあった方がいたら、心身ともに元気な時に少しずつ自分と向き合ってみてください。本当にしんどいので、無理はせず。。

さて、約3ヶ月間の自分磨きを経て、傷ついた心を少しずつではありますが回復することができました。「そろそろいいかな?」と思えた私は、ようやく婚活を再開する決心をします。

次回は再開した婚活について書いていけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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