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名古屋章をみたらオヤジらしいオヤジもいいなぁと思った

昭和49年〜50年に放送された「水漏れ甲介」(リンクは Youtube)いうドラマをみた。主演の三ツ森甲介役の石立鉄男もなつかしいけど、むかいの酒屋の店主役の名古屋章がいい味出してる。いまのぼくと同じぐらいで40代中〜後半のようだけど、成人した娘がいたり、甲介たちへの発言もすっかりおじさん、というかいまの感覚だと60歳ぐらい。

ドラマの中の名古屋章は、すっかり枯れてて服装も地味、楽しみは近所の居酒屋で飲むことぐらい。最初見たときは、昭和のオヤジは老けてるなぁとちょっとおかしかったけど、自分のことよりも近所の世話を焼いたり、結婚適齢期の娘と甲介の弟との恋の行方を心配してたり。

ぼくなんかは若作りで、ポパイを高校生の息子と一緒に読んでて、古いものにしがみつくどころか、腕にはApple Watch、耳にはAirPodsと最新のガジェットにはすぐ飛び付くし、ちょっとは小綺麗にしてて、おやじむけのファッション誌に載ったこともある。

何話も見てるうちに、こういう名古屋章みたいな感じのオヤジもいいなぁと思った。ぼくは若いんじゃなくて、無責任で単に貫禄がないだけなんじゃないか。

とはいえ、上の世代の方が人口が多いうえに、出世も昇給も年功序列でもないから、昔のような貫禄はなかなかつかないよなぁ。

※写真はたまたま手元にあった、水漏れ甲介と同じ時代に撮影された父のトラック。

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