台風が追っかけっこ状態の沖縄県近海。先日の台風6号では沖縄本島内の島バナナが軒並み被害を受けたという話も。11号、12号ともにお手柔らかに過ぎ去って欲しいものです（もちろん、先島諸島にとっても）。

芭蕉布が好きな藤尾ですが、芭蕉布と出合うずっと前からバナナジュースも好物でした。
というわけで、本日は沖縄県北部に来たら味わって欲しい、やんばる地方ならではのバナナジュースをご紹介しましょう。

西の大関：LIMA TAPIOCA SAND（リマタピオカサンド）

まずは「芭蕉布の里」大宜味村喜如嘉（おおぎみそんきじょか）で農業を営むオーナーの店、「LIMA TAPIOCA SAND」。金〜日曜日の週末限定で、今帰仁村（なきじんそん）にてカフェをオープンされています。

名物は自家製栽培のキャッサバ芋を原料とする、グルテンフリーなロールサンド。キャッサバ芋の澱粉、タピオカ粉で作った皮は真っ白！ 一度食べるとクセになる、もっちり食感の生地と、ややスパイシーな味付けの具材。生野菜がたっぷり摂れるのも、ココやんばるでは本当にありがたい！ 初体験の美味しさは、旅行者のみならず沖縄県民にも味わっていただきたいものです。

サンドイッチの味もさることながら、今回推したいのが銀バナナのジュース。
ご覧ください、この白さ。特に本州で暮らしている方にとって、バナナジュースといえば黄色っぽいもの、というイメージが強いのでは。
このジュースに用いられているのは、オーナーが育てた銀バナナ（＊）。沖縄県でも珍しいといわれる品種です。甘いことは甘いのですが、ほのかな酸味があるのが特徴的。甘過ぎずくどさがないため、すいすい飲めてしまいます。
甘さを前面に押し出した濃厚なバナナジュースもいいけれど、このサッパリした銀バナナジュースもいい。食事やスイーツなど何かと一緒に味わいたいときは、むしろ銀バナナで作ったバナナジュースの方が合っているのでは？
「バナナが苦手な人にこそ試してほしい」……とか書きたくなる美味しさです（正直に申し上げると、苦手ならわざわざ食べなくても……という気持ちもあるのですが、悩んだ末に書かせていただきます。新たな扉が開かれるかもしれませんしね）。

＊藤尾が訪問した際のメニュー情報です

LIMA TAPIOCA SAND／information

住所：沖縄県国頭郡今帰仁村謝名179-1
営業時間：金曜11:30〜17:00、土・日曜8:30〜17:00
＊最新情報はお店の公式Instagram（ @limatapiocasand ）でご確認ください

東の大関：いそひよ堂

続いては国道58号線沿いにあるスムージー専門店「いそひよ堂」。ランチを食べ損ねたけど小腹を満たしたいときや、ドライブ中にお腹が空いたときに便利なスムージー（とイタリアンソーダ）が揃っています。

……と紹介文を書きながらお店の公式サイトを見たところ、
もしや私が飲んだメニュー、ただいま取り扱い休止してません……？

どうしようか迷ったのですが、他のバナナジュースもあるので簡単にだけご紹介させてください。

それがこちらの、ビーツとバナナのスムージー！
バナナジュースなのに赤い!!

その栄養価の高さから、”食べる輸血”とも呼ばれるビーツ。
美容面でも健康面でも期待が持てる食材です。

この日は14時頃に伺ったのですが、珍しく昼食を摂り損ねていたこともあり、迷わずオーダーして栄養補給。

お店の公式Instagramで見たところ、現在取り扱っているバナナ系のスムージーは「バナナドラゴン」と「バナナパッション」の模様。前者の「バナナドラゴン」を頼めば、きっと、このようなビジュアルのドリンクが楽しめることでしょう。

いそひよ堂／information

住所：沖縄県国頭郡大宜味村根路銘（ねろめ）1476
営業時間：月〜火曜・木〜日曜10:30〜17:00
＊最新情報はお店の公式Instagram（ @smoothie_isohiyodo_okinawa ）でご確認ください

ちょいとトホホなレポートとなりましたが、何かとバナナ（科）と縁がある沖縄県北部を旅する際は、ぜひ変化球バナナジュースを味わってみてくださいね。