ESGファンド設定が急減、「グリーンウォッシュ」巡る懸念で

[ロンドン 25日 ロイター] - 調査会社モーニングスターによると、ESG(環境・社会・企業統治)を重視する投資信託の新規設定は2023年第1・四半期に欧州を中心に大幅減少した。背景にはESGを打ち出しながら内実の異なる「グリーンウオッシュ」に対する懸念や規制面での不透明感があるとみられる。

第1・四半期のESGファンドの新規設定本数は113本で、少なくとも20年初め以来の低水準となった。設定本数は20年半ば以降、全四半期で200本を上回っていた。

モーニングスターは「厳しいマクロ環境による市場全体のセンチメントの悪化に加え、グリーンウオッシュへの批判や規制環境の変化が要因」と指摘した。

2023年はESGの終わりの始まりです。

ESGは2021年がピークで、2022年にピークアウトしました。来年の米大統領選で共和党が勝てばESGは終わります。日本企業の長期戦略になるはずがないのです。

そもそも、ESG投資なんてものは最初からグリーンウォッシングでした。

GX予算150兆円のうちの何割かを適応策に振り向けるべきです。CO2排出量が世界全体の3%以下の我が国で緩和策にどれだけ予算を投じても地球全体の気温低下には全く寄与しないばかりか、現状の対策では中国はじめ他国が潤うばかりです。

適応策であればその都市、地域で100%投資効果が得られます。もちろん投資が不足だったり想定を上回る自然災害は起こり得ますが、四季と猛暑厳冬、地震水害に見舞われる我が国では、適応策こそが誰ひとり取り残さない気候変動対策であり、日本国内での経済効果も大きいのです。

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