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発売になりました!『「脱炭素」が世界を救うの大嘘』

4月10日(月)発売になりました!
私にとっては3冊目の本になります。

最初の本。
『SDGsの不都合な真実』

2冊目。
『メガソーラーが日本を救うの大嘘』

どれも刺激的なタイトルです。ただの会社員が実名でこのような本を書いてもなんのメリットもありません。むしろマイナスばかりです。それでも、今のおかしな世の中を少しでも変えたいと思って書きました。

今回は一昨年に出た『SDGsの不都合な真実』に加筆・修正した文庫版です。
前著執筆から約2年が経過しましたが、この間に日本国内では電気代高騰をはじめ全国各地での地域住民によるメガソーラー反対運動、違法再エネ事業者の摘発、SDGs疲れなどが起きています。

世界に目を移すと、COP27で企業の脱炭素宣言に対して見せかけ・グリーンウォッシングを指摘する国連専門家グループの提言が出され、G7サミットの公式文書によるサプライチェーン強制労働排除宣言(対象品目は太陽光発電、農産物、アパレル)国連によるウイグル人弾圧に関する特別報告書も出ました。

米国では2021年6月からウイグル由来の太陽光パネルが禁輸となり、連邦議会の上下両院ともに年金基金によるESG考慮を否定する決議が採択され(直後に大統領が拒否権を行使し民主主義を否定)、19州の知事が連名でESG投資排除の声明を出しました。

EUはロシアからの天然ガスが入手できず世界中の石油・石炭を買い漁り、2035年のEV化法案は土壇場で現実的な修正が入りガソリン車が続くことになりました。

海洋プラスチックに関しても、肝心の廃棄や投棄にはメスを入れず全く無意味なプラスチックの使用量削減ばかりが議論されています。

日本では相変わらず脱炭素やESGが世界の潮流といった報道が多いのですが、まさに本書で2年前に専門家の皆さんが指摘した課題が国内外で噴出しています。ESGは2021年がピークで2022年にはピークアウトしたのです。来年の米大統領選で共和党が勝てばESGは終了します。ESGが日本企業の長期戦略になるはずがないのです。

単行本は高価で心苦しかったのですが、文庫版はお求めやすくなっておりますのでぜひご覧ください!

『「脱炭素」が世界を救うの大嘘』(宝島社新書)

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