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10/1/2022

今晩は、ゆかりちゃんとキャラメロが、L.A.へ発つ送別会があった。ブルックリンの『バルメット』というDJバーで2時間前からはじまっている。それをブッチしてウチへ着く前、近所のデリに寄り、ヒーローで作ってもらったトマト、レタス、スイスチーズとマヨネーズ入りローストビーフのサンドイッチを頬張りながら、今、書いている。そう、今の私にはあえて「出かけない」を自らに科している。

弾丸一時帰国からニューヨークへ戻り早2週間。写真は連続2日目の豊平峡温泉でのセルフィー。札幌の宿までのバスを待つ間、蒸したもろこし食べながら。スーツケースのひとつに入れて持って帰ってきたテクニクス SL-1200MKのターンテーブルから音が出なくなり、緩んでいたケーブルを友人に交換してもらった。それをスタジオに運び入れレコードを聴こうとトーンアームの重さとバランスを調整している時、その高さも調整できることを初めて知った。

なぜこれまでそんなことも知らずに済んでいたのか考えた。それには理由があった。今は亡きラッパー、ビズ・マーキーも自分の名に掛け唄っていた、ニューヨークでは有名な電化製品のチェーン店だった『Nobody Beats the WIZ』。1995年辺りにNYU近くのブロードウェイで購入したこのターンテーブル。この衝動買いに付き合ってくれたのは、当時、イーストビレッジの『しゃぶ辰』の上に住んでいて、SVAで同級生だったナウ君。ロング・アイランド・シティーの私のアパートまで一緒に来て、セットアップしてくれたのは彼だったからだ。

デリバリしたパイのペペロ二ピザを食べながら、あの頃付き合っていたダンサーの彼女と聴く用だったのだろうか、頼まれた『クワイエット・ストーム』のミックステープをその場で作って渡した記憶までは残っている。

高さ変更のできる黒いプラスチックのミリ表示のついた円形部分を時計回りやその逆回りに動かすそのウチに半田ごてしてあった配線がまた緩んだのだろう。レコードをかけたらノイズ入りで聴こえてくる。ともかく来週にはその友人に連絡しよう。この連絡が今週ではないのにも理由があった。

現在『ブルックリン・ブック・フェスティバル』が開催中。この月曜の夜7時からズームで行われる『追憶』を題材にした詩の朗読会に参加するのに精一杯だから。このイベントはわたしを含めるクイーンズ区在住の10人の詩人で構成されている。このプロジェクトがおもしろいのは、まず各自が書いた7行からなる詩の7行目のみを1人づつ順番に提出し、自分より先にある各々の言葉に影響されながらひとつのポエムをみんなで作り上げるところにある。企画発案者であるインド系アメリカ人女性のふたりであるナディアやアビアーにリスペクトだ。

そしてこのイベントが落ちつた頃に、カズミちゃんにお仕事依頼してあった壊れたミラーボールのミラー剥がしの各パーツのピックアップに向かおう。『みどりや』のバイトも今週から水曜のみ勤務時間を伸ばしてもらった。さて持ち堪えられるか。でも自分で100万円貯めると一応は決めたのでとにかく実行あるのみ。

今年も残すところわずか2ヶ月。無理しない範囲で、スティーブンの好きなバードウオッチングには出来る限り参加したい。3本目のカセットテープをトーマスと作ることを筆頭に年内に自分が仕上げたいコトにまず集中、ラストスパートかけてい期待。



48歳から人生の本編スタート。「生きる」記録の断片を書く活動みならず、ポエム、版画、パフォーマンス、ビデオ編集、家政婦業、ねこシッター、モデル、そして新しくDJや巨匠とのコラボ等、トライ&エラーしつつ多動中。応援の方どうぞ宜しくお願いいたします。