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五感で感じて現実に戻ってくる

スマホの画面を一日中見るのが日常になって、さらにAIが出てきて、それらを使うのがあたりまえになって、現実とは違う世界の中にいつもいる生活になって、現実って一体何?と感じることも多くなってきた。

もし一日のうち半分以上、AIが作ったバーチャルな世界に接しているのなら、もうそれを現実と呼んでもいいだろう。モニターからふと目を上げたときに見える「現実」らしき目の前の世界も、モニターの中のバーチャルな世界も、どちらがどちらかわからない。

それはもう全て脳の働きなのだ、という人もいる。人間は脳さえあればいいとまで言う。

確かに、目で見ているさくら並木も、耳で聞いている鳥の声も、おいしいディナーの香りも、すべて脳が信号で受け取っているだけだ。人間以外の動物が見ている世界は、きっと人間のそれとは全く違う。

だったら、人間が言う現実って何?と考えてもあたりまえだし、全て脳の仕業だというのもよくわかる。

でも、実際には、「現実」の中で、毎日毎日、朝起きて、食べて、仕事や勉強をして、また寝て、生きている。そして、人生はその繰り返しだ。

そうであるならば、もっともっと目の前の「現実」の世界を楽しむことにフォーカスするのがいいだろう。

何が現実かわからないのは単に全てが脳の働きだと思うからなら、逆に、五感を全て動員して、いろんなものを感じ、脳に外からの刺激を与えてみるのがいい。

そしてそれが「現実」だと判断する。

そう考えてみると、体を動かして何かを感じることは、とても大切だ。

目でしっかり見る。手で触ってみる。匂いを嗅いでみる。口の中で食を味わってみる。小さなささやきまでよく聴いてみる。

そんなことをすることで、「単に脳の働きに過ぎない」「何が現実かわからない」という、モニターと五感の曖昧な境界線を超えて、この目の前にある「現実」に戻ってくることができる。

モニターの中なのか、五感で感じるものなのか、どちらが現実なのかわからないのは事実だ。でも目の前にある現実を五感で感じて生きていくのが人生なら、もう少しそれに時間を使ってみるのもいいだろう。

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