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キャリア形成と範馬勇次郎

本日は山口周さんの
『キャリアというゲームの構造原理について』という記事を読んで、
参考になったことをアウトプットします。

この記事では、
キャリア形成と聞いて、
僕が真っ先に浮かんだ人物――『範馬勇次郎』を絡めていきます。

範馬勇次郎とは

範馬勇次郎とは、
漫画『グラップラー刃牙』(作 板垣恵介)から始まった
『刃牙シリーズ』に登場する、作中最強の人物です。

範馬勇次郎の社会影響力は超越している

僕は範馬勇次郎の生き方こそが、
しばられない』の見本だと思っています。

特定の個人、団体、国家におもねることなく、
自分の生き方を貫く。

彼は、どうやってそれを可能にしているのか?

圧倒的な武力によって…というのが
作中での描かれ方なんですが、
実はそれだけじゃないんですね。

生き方を貫ける理由は、
範馬勇次郎が社会資本を持っているから。
つまり、彼はとてつもない有名人なんです。

その影響力は、
移動するだけで世界に影響を与えるほど。

範馬勇次郎が歩くだけで、
彼を監視する衛星がアクティブになり、
GPSに影響が発生するそうです。

彼はどうやって、それほどの社会資本を築いていったのか?

範馬勇次郎のキャリア

つまり、キャリアというのは、
時間資本を用いて人的資本を生み出し、人的資本によって社会資本を生み出し、社会資本によって金融資本を生み出すという、超長期にわたる投資の連鎖
として定義できるのです。

引用元:キャリアというゲームの構造原理について

引用した箇所を言い換えると、
自らの時間を、能力を高めるために使い、
高めた能力をもって社会に影響を与えると、
そのインパクトに応じて金やモノが手に入る
、ということです。

この視点をもって、
範馬勇次郎のキャリアを見ていきましょう。

範馬勇次郎のキャリア①(生後から〜)

時間資本の最も潤沢な生後から、
彼は自らを高めようとしていました。

作中での描かれ方から見るに、
産婆さんに取り上げてもらう時点で、
「自分は強い」という自我を構築していたようです。

赤ん坊のころから
自己資本を高めるために時間資本を投入していた

となれば強くなっていくのも当たり前ですね。

範馬勇次郎のキャリア②(少年期〜)

彼は己を高めた後、社会へ出ます。

会社に就職するとかじゃありません。
傭兵になり、戦地で自らの力をアピールします

戦場で、彼は常に強い者たちの前に立ちはだかります。
そして、必然的に立場の弱い者を背にします。

それは強さを求めるがゆえの行動だったのでしょうが、
この行為によって範馬勇次郎は、
虐げられた人々から神のように崇められます。

範馬勇次郎と戦場で対峙した強者は、
その武力を思い知りはじめます。

決して侮っているわけではない、それでも全く歯が立たない。

ますます、範馬勇次郎の影響力は増していきます。

範馬勇次郎のキャリア③(『グラップラー刃牙』〜)

この時点で範馬勇次郎の社会資本は
世界レベルまで高まっていたようです。

範馬勇次郎は『オーガ』と呼ばれますが、
作中に登場する立場のある人間で、
この名前を知らない者はほとんど登場しません。

『オーガ』を知らないことで、
致命的な失態をおかさないよう、あらゆる人が注意しています。

日本の総理大臣も、アメリカ大統領も、
代替わりしたら必ず範馬勇次郎に挨拶します。

彼の影響力を、そして彼の武力を恐れて…

範馬勇次郎がリッチである理由

彼はお金を稼ぐためだけに働いたりしませんが、
軍を動かすことも、豪奢な車に乗って現れることも、
超高級ホテルでくつろぐことも、
あらゆることが思い通りにできます。

なぜそんなことができるか?

それは、範馬勇次郎の影響力(社会資本)に惹かれた人々や、
その力を恐れて協力を惜しまない者たちが、
彼のサポートを惜しまないからです。

周りを動かせる影響力がある。
だから金を介さずとも、
範馬勇次郎はリッチに、そしてわがままに生きられる、
ということです。

まとめ

範馬勇次郎は、
キャリアを築くことに成功した人間と言えるでしょう。

成功した理由は、
生まれた時から己を高めるために時間を使い、
高めた能力(主に武力)で
世界に影響を与える行動をしてきたから。

そう考えると、
彼の作中での描かれ方にも説得力が生まれますね。

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