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「ウィッシュ」を観てきた感想〜夢を取り戻せ、行動しろ! #17

「ウィッシュ」を観てきました。
TAIGOではなく、Disnyの方です。

公式サイトのあらすじです。

願いが叶う魔法の王国に暮らす少女アーシャの願いは、100歳になる祖父の願いが叶うこと。だが、すべての“願い”は魔法を操る王様に支配されているという衝撃の真実を彼女は知ってしまう。みんなの願いを取り戻したいという、ひたむきな思いに応えたのは、“願い星”のスター。空から舞い降りたスターと、相棒である子ヤギのバレンティノと共に、アーシャは立ち上がる。「願いが、私を強くする」──願い星に選ばれた少女アーシャが、王国に巻き起こす奇跡とは…?

Disny公式サイトより

8歳と6歳の子どもとと一緒に吹替版で観てきました。
鑑賞後に子どもたちとのやりとりです。

私:どうだった?
子:ふつー
私:特に良かった場面は?
子:全部
私:どのキャラクターが好きだった?
子:アーシャの友達の女の子(存在感が薄い子)

という感じでした。
我が子にはあまり響かなかったようです。色々と引き出そうと試みましたが全然引き出せませんでした。。。

○大人こそ観るべき作品

私の感想は、「大人こそ観るべき作品」だと思いました。
以下、ネタバレ注意です。

ロサス王国では、18歳になると王様に自分の「願い」を差し出して、時が来たら王様の魔法で「願い」を叶えてもらうという仕組みです。
王様に願いを差し出した時点で「願い」が何だった忘れてしまいます。「願い」を差し出すと心がぽっかり空いたような感じになってしまいます。そして、国民は王様に「願い」を叶えてもらう順番を待っています。
でも、全ての「願い」が叶えてもらえるのではなく、選ばれた「願い」だけが叶えてもらえるようになっています。

観ている途中に、こう感じました。

これって、自分のことじゃね?

就職する時に自分探しをしました。
「○○をしたい!だから御社に入社して○○を実現したい!」
みたいな感じです。

面接対策とはいえ、一応、就職に夢や希望を持って、その会社での働きを通じて夢や希望(「願い」)を叶えよう試みたわけです。
ですが、会社に長くいる中で、ノルマや作業に終われ、そもそも自分の「願い」を忘れてしまっている自分がいます。

国民が王様に「願い」を差し出している状況が、自分が会社に夢や希望を差し出している姿と重なりました。

アーシャが、この「願い」を王様から取り戻そうと奮闘します。
そして、王様に向かってこう言います。

みんなの「願い」を返して!
「願い」を叶えるか叶えないのかを決める権利はあなたにはない!
「願い」を叶えるために行動する権利は、みなにあるはずよ!

鑑賞翌日なのに、もはや記憶が曖昧です。
実際はアーシャが言っていたのかも曖昧ですが、このような趣旨のセリフはあったと思います。

これは、会社はあなたの夢や希望は決死て叶えてくれない!順番なんて回ってこない!順番なんて待っていないで、夢や希望を叶えるために、あなた自身で行動しないさいっ!

ということではないでしょうか。知らんけど。
私は、そんなメッセージを受け取り、子どもたちの横でひっそりと目頭を熱くしていました。

だからって、別に会社に月曜日に辞表を叩きつけることはしませんが、受け取ったメッセージは忘れないように、こうしてしっかり書き残しておこうと思います。

夢や希望を取り戻すこと、そして、行動することです。
取り戻すだけではだめです。行動に移すことが大切です。

○100年の蓄積 過去作品へのオマージュ

「ウィッシュ」は、Disny創立100周年を記念した作品だそうです。
「ウィッシュ」本編の前に、100周年を記念した短編作品も上映されました。

「ウィッシュ」本編には、100周年を意識してか過去作品のオマージュがふんだんに盛り込まれていたように感じました。

具体的には、アーシャが星にお願いをするのは「星に願いを」では!?くらいしか思い浮かびませんでしたが、NHKで放送されていた番組を観たら、実際に過去作品のオマージュが随所に込められているそうです。これらを探しながらみるのも面白いですね。

それから、絵のタッチがこれまでの作品と少し違う印象を受けました。
全てを3Dで描くのではなく、人物や動植物は3Dタッチなんだけど、背景は2Dタッチ、、、手書きっぽい感じで描かれている気がしました。
伝わらないと思いますが、ドラクエ8みたいな感じです。

ちなみに、ドラクエ8が発売したのは2004年で、私は大学生でしたが、レベル上げが馬鹿らしく途中でプレイを止めてしまい、これを機にRPGを卒業した思い出の作品です。どうでもいい情報ですね。

○福山雅治さんがいた

生田絵梨花さんが歌う「こ〜の〜願い〜♪諦める〜ことはない!♪」の歌も良かったでね。作品の大事な場面で、歌詞を少しずつ変えながら歌われるのですが、とても良かった。大きな画面で、大きな音で観られる映画館はやっぱりいいですね。魂に響きます。

それから、ヴィランの王様の声優さんは誰か知らずに鑑賞していましたが、歌のパートになって確信しました。

間違いない、福山雅治さんだ!

決して、下手だとか、世界を壊しているとかそんな批判的な意味ではありません。ただ、あの特徴的な喋り方、歌い方は、どうしてもだだ漏れてしまいますね。

「実に素晴らしい!」

っていうセリフを聞いたときには、「ガリレオっ!」って思っちゃいましたしw

福山雅治さん、迫力があってとても良かったです。


「ウィッシュ」、とてもおもしろい作品でしたので、是非、映画館でご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございます。


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