きどころ

東京在住のうぇぶディレクター。デザインもコーディングもできないですが「よく聞き、よく考…

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東京在住のうぇぶディレクター。デザインもコーディングもできないですが「よく聞き、よく考え、よい言葉にする」ことでWeb制作に携わっています。「聞く、考える、言葉にする」ことに役立つ情報や日々の気づきを発信します。 好きなハンバーガーはベーコンチーズバーガー。

最近の記事

[書評]20歳の自分に受けさせたい文章講義

ぼくたちは日本語をあつえているのか「会わないと伝わらないから、出社してもらってもいい?」 新型コロナウイルスの感染が日本で確認されてから、およそ2年。 多くのひとは、働き方をはじめとしたライフスタイルそのものを変えることを余儀なくされただろう。 程度の差こそあれ、大半の人は”リモートワーク”というものが 自分の生活へ強制的に実装されたと認識している。 いろんな活動が制限されて退屈な日々がつづく一方で、 自宅で労働が完結することは、「思いのほか」なんて表現では収まらないほ

    • 【書評】ずっとやりたかったことを、やりなさい

      いつやるか?今でしょ! 数年前、巷でこんなフレーズが大流行した。 今思えばそのキャッチーさもさることながら、この言葉が多くの人々の心に刺さったのは、それだけ自分のやりたいことを「今、やれてない」人が多いことの裏返しなのではないか。 そんな僕も例に漏れず、「30歳までには世界一周の旅をして、写真を撮りまくるのだ!」と壮大かつ、ふわっとした野望?は持っていた。 しかし、コロナによって世界への道は強制的に閉ざされてしまい、「ずっとやりたかったこと」への挑戦権は奪われてしまった

      • 【書評】暮らしを哲学する/氏家法雄

        こんにちは、きどころです。 代わり映えのない日常がつまらない。 誰しもが一度はふと思ったことあるんじゃないでしょうか。 ただ、そんな代わり映えの日常を脇目も振らず消化していく僕らではありますが、一度立ち止まって、日常の”あたりまえ”を問い直してみる。 暮らしの至る所にある小さな驚きを拾いあつめ、いちいち自分のあたまで考えてみる。そんな営みを「哲学」と呼ぶのでしょう。 仕事なんかでも「自分のあたまで考えろ!!」なんて怒鳴られたことがある方もいらっしゃると思いますが、正直「

        • 【書評】書く仕事がしたい/佐藤友美

          書く仕事で生きていくのに最も重要なのは、文章力ではありません。 いわゆるライティングのノウハウ本かと思い開いた本には、こんな言葉で書き出されており、僕は一度そっと本を閉じました。 よく見ると、表紙にもご丁寧に下記のような記述がある。 「この本は、文章術の本ではありません。この本を読めば、みるみる文章力がついたしません。」 本書では「上手に文章を書くこと」でなく「書いて生きていく人生とはどのようなものなのか」を余すことなく伝えることをコンセプトにしています。これから書く仕

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