きはらごう

【画家】 合同会社GoART 代表 一般社団法人空間芸術TORAM 理事 元高校美術教…

きはらごう

【画家】 合同会社GoART 代表 一般社団法人空間芸術TORAM 理事 元高校美術教師 記憶の中にあるものを形にしたいという思いから、作品を作っている。毎年開催している個展を中心に国内外で活動している。 https://lit.link/kiharago

最近の記事

「時代を生きる覚悟」

「記憶のエスキース」 [2021.05.17] HACKK TAGにて連載しております。 「七・七禁令」という法令があった。 1940年7月7日に施行されたから、そう言われているのだが、日中戦争の長期化から、物資が不足してきたので、いわゆる不要不急品・贅沢品などの製造・加工・販売が禁止されたのだ。 これには、美術関係にも大きな煽りを受けたと言われる。 ・・・続きはHACKK TAGにて →プロフィール欄にあるURL(リットリンク)をクリック →HACKK TAGをク

    • 「里山スケッチ会」参加者募集のお知らせ

      「里山スケッチ会」を開催します。場所は、鹿児島 霧島市にある「里山のようちえん にじいろタペストリー」(通称:にじタペ)の里山。 野外でのスケッチ会ですので、子どもから大人までみんなが楽しめます。また、今回は様々な方のご協力をいただき、リーズナブルな参加料となりました。 少人数での募集ですので、お近くにお住まいの方は、ぜひお申し込み、ご参加いただきたいです。 参加申し込みリンクにアクセスすると一番上のボタンがありますのでクリックしてください。申し込みフォームにリンクします。

      • きはらごう(画家)が教えるオンライン絵画教室

        【きはらごう(画家)が教える】 【オンライン絵画教室】 始めました!(5月受付スタート) 18年間の美術教師の経験と、 12年間の子ども絵画教室の指導歴。 美術教え子は延べ800人以上。 また、フランスパリの芸術学校に3年間留学の幅広い経験を合わせ持つ[きはらごう]が、 児童からシニアまで、初心者からプロになるための専門性の高い内容まで、 オンラインで個別に指導いたします。 絵画の画材(水彩、油彩、版画など)や表現方法(具象、抽象、風景、人物など) の全てにおいて対応

        • 「人と会うことが大切になる時代」

          「記憶のエスキース」2021.04.28 HACKK TAG にて連載しています。  これだけインターネットやSNSが普及してきているし、コロナ禍だから、人と会うことは、ある程度パソコンやスマホの画面で済ませられるようになってきた。  仕事をするにも、何かを調べるにも全てパソコン1つで済ませることができるようになり、ZOOMなどのビデオチャットやクラブハウスなどの音声SNSで、人と会って話すときの微妙なニュアンスも感じ取ることができるようになった。人と出会うことすら先ずはパ

        「時代を生きる覚悟」

          「画家の最低条件」[2021.04.27]

          https://hackktag.com @hackk_tag のきはらごうのページにて「記憶のエスキース」を連載しております。アカウント登録していただけたら、無料で読むことができます。 また、全国の選りすぐりのアーティストが記事を載せていますので、そちらも読んでみてください。 [きはらごう]にフォローしていただけたら嬉しいです! ⭐︎本文掲載⭐︎ 「画家の最低条件」  例えば画家が多く集まって「絵を描きましょう!」といった時、みんな一斉に、全く同じ絵を描こうとはしない。もし

          「画家の最低条件」[2021.04.27]

          記憶のエスキース[2021.04.26]

          「記憶のエスキース」 と題して、[きはらごう制作日記]を連載しようと思います。 短めの文章もあれば、想いを綴った濃い内容もあると思うので、今後の展開に注目していただきたいです。ほぼ毎日更新します。 @hackk_tag でサイトにアクセスして登録したら、無料で読めます。 ☆本文を公開☆ 「乗り越える」  そう。今週を乗り越えると、4月が終わってしまうことに、今気付いたのだ。  3月までは教師をしていた。  その時の日々の考えることは「授業の準備・組立をどうするか」や「校務や事

          記憶のエスキース[2021.04.26]

          画家として生きる【きはらごう】

          「なぜ、絵を描くのですか?」と聞かれたことがある。「それは描きたいと思うからです。」と答えたら話はそれで終わるが、自分に向き合ってちゃんと考えてみると、なぜだか分からないというのが正直なところだった。  結構手間暇かけて、空いた時間を見つけながらも、失敗してやり直して、苦労しながら絵を描いている。日々の生活をそれなりに過ごすことができているのであれば、特に絵などを苦労して描こうと思わなくても良いのに。  それでも、やっぱり私は絵を描いてしまう。「描きたいという衝動に駆られてし

          画家として生きる【きはらごう】

          きはらごうのショップを開設しました。 今後、様々な商品コンテンツをラインナップいたしますので、フォローをお願いします。 https://gsfr3.app.goo.gl/?link=https://thebase.in/to/shop?shop_id%3DKIHARAGO-base-shop%26follow%3Dtrue&apn=in.thebase.base&isi=661263905&ibi=in.thebase&ius=baseec&cid=7777800810867464071&_icp=1

          きはらごうのショップを開設しました。 今後、様々な商品コンテンツをラインナップいたしますので、フォローをお願いします。 https://gsfr3.app.goo.gl/?link=https://thebase.in/to/shop?shop_id%3DKIHARAGO-base-shop%26follow%3Dtrue&apn=in.thebase.base&isi=661263905&ibi=in.thebase&ius=baseec&cid=7777800810867464071&_icp=1

          高校美術教師を辞めて画家になる離任式の言葉

           私は,これまで美術の教師として働いてきました。教師として18年間です。  高校生の皆さんを見ていると,自分の高校生の時を思い出します。  私は,美術の教師をしていますが,その美術の素晴らしさに出会ったのは,皆さんと同じ高校生の時でした。当時,それほどやる気のなかった自分でありましたが,高校で美術の世界を知り,美術を学べる大学に進みました。大学生になって美術の面白さを知ると「画家になりたい」と希望を抱きました。それからフランスパリに3年間の留学もしました。帰国後に,美術教師と

          高校美術教師を辞めて画家になる離任式の言葉

          再生

          クロッキー(植物) きはらごう

          小さな観葉植物をコンテで描いてみました。 Facebook きはらごう Instagram gokihara Twitter GOKIHARAGO YouTube きはらごう にて公開してます。 にて公開してます。

          クロッキー(植物) きはらごう

          再生

          「子どもの目線」

          子ども絵画教室で講師をして、 今年で12年目になります。 今回、ポットに植えられたポーチュラカの花を描いてます。 この絵は、当時小学3年生の男の子が描いた作品ですが、いつも指導する立場で心がけていることを書きたいと思います。 注目すべきは、この花の茎と茎の間にあるポットの稜線の高さです。 この絵では、ポットの稜線が茎と茎の間で、 断ち切られているようになっていて、 段差になって繋がっていないようにみえます。 ポットは円筒形ですので、 実際には茎と茎の間は繋がっている

          「子どもの目線」

          輪郭線はひとつの言語

          絵を描くといっても、 さまざまな表現技法がある。 感じるままに筆を走らせ 思うがままに表現するものや、 空想あるいは夢の中にしか存在しない、 視覚的イメージの表現もある。 また、現実のものを表現するのではなく、 抽象的な図解を描いたものや、 建築家や製図工が描くような 設計図や断面図の類もそれに含まれる。 もちろん、 目の前にあるものを表現しようと 直接観察しながら描いたものが 一般的に言う「絵」なのであるが、 これは、そこにあるものを注意深く観察

          輪郭線はひとつの言語

          もののかたち

          いま見えているものには「かたち」がある。 かたちがあるから ものとして認識でき、 手にとって触れて感じることができる。 そして、感じたことは記憶に残る。 見て触れた肌触りや質感や 雰囲気やその時の匂いや音などの 情報が、記憶として残る。 でもその「記憶」は、 自分だけしか分からないものであって、 同じものを見ても、他人には違う感じ方で 記憶として残っているわけで、 自分と全く同じ記憶は 他人と共有することができないものなのだ。 そうすると、 私が

          もののかたち

          パラダイムシフト

          偉大な画家が描いた作品があり、 今なお、素晴らしいと感じるのに、 現代の私達は、 なぜ同じような手法で 同じような作品を 新たに描いていくのであろうか。 きっとそれは、 時代が、進んでいくうちに 感じ方や価値観が 少しずつ違ってくるから なのだと思っている。 過去にあるような偉大な作品に対して 素晴らしいと感じながらも、 いま、心の中にある リアルな感覚を表現するには、 過去のそれでは、 なにかが足りないと感じてしまうので、 まだ、そこに新た

          パラダイムシフト

          「なにか」を足してみる

          【小噺】 ある主人が死に際して、 三人の息子に言いました。 「うちには十七頭の羊がいる。 そのうち二分の一を長男に、 三分の二を次男に、 二頭を三男に与えよう」 三人の息子たちは いくら考えても解らなくて、 僧侶に相談します。 すると僧侶は 羊を一頭貸してくれました。 かくして十八頭となった羊のうち、 九頭を長男が、 六頭を次男が、 二頭を三男が取り、 僧侶は 一頭の羊を連れて 帰っていったのでした。 ------------------

          「なにか」を足してみる

          絵画〜千の言葉〜

          A picture is worth a thousand words. 「一枚の絵は千の言葉に匹敵する」 アメリカの古いことわざだと 聞いたことがある。 ある状況について、言葉で説明するよりも 1枚の絵を見た方が、 その事柄についての理解が深まる という意味で使われるという。 日本では、「百聞は一見に如かず」 ということだろうが、 この言葉について、もう少し考えてみたい。 ----------------------------------------

          絵画〜千の言葉〜