キャッチコピーと一言コメントで映画を紹介 part1

2016年は、シナリオ/カメラワーク/演出を軸に、
映画を一から勉強しようという理念の元、
一年間で100本近くの映画を鑑賞しました。

この記事では、2016年に私が鑑賞した映画(≠2016年公開されたもの)を、
私的キャッチコピーと一言コメントと共に、数回に渡ってご紹介。
()は制作国と上映時間。
年末年始の時間、休暇期間中、普段の映画鑑賞のご参考になれば。

*キャッチコピーは、ターゲットとか小難しい理論があるのはわかっている前提で、ここでは私のインスピレーションをもとにキャッチコピーをつけました。

新宿スワン(日本・139分)

私的キャッチコピー:「欲望は、なんだかんだ、人それぞれだ」
一言コメント:夜の街で働く人にとって、スカウトさんはセーフティネットになり得る場合もあるかもしれない。

インサイドヘッド(アメリカ・94分)

私的キャッチコピー:「そうだ。私の気持ちは、こんな風にできている」
一言コメント:なんだ、そうなのか。気付けば、持ちたい感情を限定してしまっている自分がいたことに気付いた。

ミッション:インポッシブル ローグ ネイション(アメリカ・132分)

私的キャッチコピー:「あなたの国は、あなたの国じゃない」
一言コメント:僕はこんな生き方はしたくない。でも、もちろんあこがれる。

ソロモンの偽証 前編 事件(日本・121分)

私的キャッチコピー:「大人のみなさん、都合よく生きてますよね?」
一言コメント:大人なんて大嫌いだと言って早15年。気付けば自分が「大人」になってしまっていた。大人による大人のための社会は長持ちしないだろう。

ソロモンの偽証 後編 裁判(日本・146分)

私的キャッチコピー:「お父さんお母さん、お子さんはどこですか?」
一言コメント:今になって思う。学校という場所は、極めて特殊性の高い場所なんだと。ちなみに、僕は先生に反論して鉄拳制裁を食らう生徒だった。

インシディアス 序章(アメリカ・97分)

私的キャッチコピー:「信じることは、勝ちか。それとも、負けか。」
一言コメント:シリーズ3作目。ホラーとしてのこわさは劣りつつも、シナリオが重厚になったのでは。あえて、一人でみてください。寝れなくなりますから。

ワンダフルライフ(日本・118分)

私的キャッチコピー:「あの世に行くまえの、最後の出会いはいかがですか?」
一言コメント:是枝監督の2作目の映画。映画制作への圧倒的な情熱、そして生と死を隣り合わせとしない現代へのアンチテーゼ。

ディア・ドクター(日本・127分)

私的キャッチコピー:「嘘つきの人、歓迎。嘘つきじゃない人、大歓迎。」
一言コメント:人間は不思議だ。目に見えないはずもので、人を評価するなんて。わかりやすいタッチで描かれるけれども、突き詰めれば人間と接することが怖くなる作品。そこをどう切り取るかはあなた次第。

菊次郎の夏(日本・121分)

私的キャッチコピー:「感動?んなこと言わねえよ、バカヤロー。」
一言コメント:書きたい事?そんなことねえよ、馬鹿野郎。競輪に行きたくなる作品。見ごろは、夏。間違いなく、夏に観てほしい作品。

HANA-BI(日本・118分)

私的キャッチコピー:「人を傷つけても、守りたいものがある」
一言コメント:バン、バン、バン。その音は何を表すのか。暴力≒悪という概念を、常に止揚してくれるのが北野監督作品。

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