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落ち込んでる人だけが読める記事。

最近、いつ笑っただろうか。
その笑顔をいつ他人にむけて使っただろう。

私の場合は。

私は毎日ひとりで笑っている。そして、誰かを笑わせるように心がけている。これは小さなころからのもので、なにも私だけがもっている特性ではない。だれだってそうなはずだ。人は笑ってなんぼである。

と、書くといかにも自己啓発的であるし、怪しげなものだが、しかし、笑顔はこの世界の普遍的な真理であるように思う。


はるか昔、米国のカーネギー先生も言ってた。

デール・カーネギー先生
(1888年11月24日-1955年11月1日)



彼曰く、


笑顔は元手が要らないのに、利益は莫大。


この記事は、今現在、笑えていない方に向けて書きたい。普段から「えへへ」と笑っている方からすれば、最後まで読む必要のない記事だ。

でも、もしも周りに、楽しく愉快な心を忘れてしまった人がいるのなら、このnoteのリンクでも送ってさしあげてほしい。


といっても、私の頭の中にある何かを共有する記事ではない。私の言葉などだれの琴線にも触れないことを承知している。

ここは先ほど登場した「カーネギー先生」の名著『人を動かす』の中にある「動作は言葉よりも雄弁である」という項目を引用してみる。これが全てだ。


動作は言葉よりも雄弁である

“動作は言葉よりも雄弁である。微笑みはこう語る。

──「私はあなたが好きです。あなたのおかげで私はとても楽しい。あなたにお目にかかってうれしい」

犬がかわいがられるゆえんである。我々を見ると、犬は喜んで夢中になる。自然、我々も犬がかわいくなる。赤ちゃんの笑顔も同じ効果を持つ。”

(デール・カーネギー『人を動かす』より引用)


ふむ、すばらしい。
不思議と笑顔が大切なのだと思えてくる。


そして何よりも伝えたいのは、以下の名文だ。


これからご紹介する以下の文章は、ニューヨークのデパートの広告に掲載された実際の文章である。

クリスマス商戦で忙しさを極める中、店員さんとお客様に向けて書かれた広告文なのだが、ここには「笑顔」の大切さが書かれている。


これを引用して今日は終わりだよ。

<クリスマスの笑顔>

元手が要らない。しかも、利益は莫大。
与えても減らず、与えられた者は豊かになる。
一瞬見せれば、その記憶は永久に続く。

どんな金持ちもこれなしでは暮らせない。
どんな貧乏人もこれによって豊かになる。
家庭に幸福を、商売に善意をもたらす。
友情の合言葉。

疲れた者にとっては休養、
失意の人にとっては光明、
悲しむ者にとっては太陽、
悩める者にとっては自然の解毒剤となる。

買うことも、強要することも、
借りることも、盗むこともできない。
無償で与えて初めて値打ちが出る。

クリスマス・セールで疲れきった店員のうちに、これをお見せしない者がございました場合は、恐れ入りますが、お客様の分をお見せ願いたいと存じます。

笑顔を使いきった人間ほど、
笑顔を必要とするものはございません。

1933年オッペンハイム・コリンズ社
クリスマスセール広告
(デール・カーネギー『人を動かす』より引用)



最後の一文がいいよね。


必要な誰かに、これを分けてあげてね。


<あとがき>
本当にカーネギー先生が大好きすぎてツライです。『人を動かす』は今から100年近く前に書かれた本ですが、邦題がよくない。「動かす」ですからね。原題はHow to Win Friends and Influence People、“友を得て、他人に影響を与える方法”です。いい感じですね。てなわけで、今日も最後までありがとうございました。

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